リクエスト 赤嫌われ(?) badend(?)
“夢に御注意を。”
赤
ギュッと大きな体に抱きついて
桃
桃
頭をぽんぽんしてもらう。
赤
桃
俺を抱き締める力が強くなって
赤
君の体温が
桃
自分にじわじわと伝わってくる
赤
赤
桃
ピピピピッ ピピピピッ
赤
赤
朝起きて夢だと言うことにがっかりする。
これは俺の毎朝のルーティーンだ。
赤
誰もいない大きなテーブルに
作ったご飯を並べる。
赤
向かい合った椅子の片方に座って
一人でご飯を食べる。
赤
食べきれなかった分の食事をごみ袋に謝罪しながら入れる。
一度も手をつけてないもう一方にサランラップをかけて自分の部屋に戻る。
赤
誰かが階段を降りる音が聞こえて
ガシャン!!
しばらくするとお皿が割れた音が家中に響く。
赤
俺は恐る恐る階段をおりて
リビングに入る。
床には俺が作った朝食とそれに使っていた皿が粉々になっている。
赤
桃
退かされて、裸足のまま皿の破片の上に乗る。
赤
桃
桃
そう言われて俺は謝ってから掃除をはじめる。
自分の血が足元を染めて
何だか綺麗だなんて、俺はバカだな。
皿の破片を広い床を綺麗にして自分の足に包帯を巻く。
赤
なんて、いってる間にスマホが鳴った。
赤
黄))“もしもし?おはようございます。時間過ぎてますよ、?”
赤
俺って本当駄目だな
そう思いつつ、家を出る。
ここまでが本当の毎日ルーティーン
黄))りぃぬ?足怪我したの?
赤
たまたま俺がさとみくんの邪魔な位置に立っちゃって
どかされたところにたまたま皿の破片があっただけ。
ただ、それだけ。
黄))最近多いね?気をつけてね?
赤
その後色々仕事とかして
生活用品を買って家に帰る。
赤
桃
さとみくんはいつも俺の帰る時間を気にしてくれる。
赤
これは俺が悪いから
桃
殴られるのもしょうがないこと。
桃
桃
そう言われたから俺は部屋に戻る。
その日は凄く疲れていたから早めに眠った。
桃
優しく抱き締められて
甘い声で話しかけられる
赤
桃
おでこにそっとキスをされ
赤
俺は夜中に目を覚ました。
隣の部屋から聞こえるさとみくんの声に耳を傾ける。
桃
桃
桃
桃
俺はトイレに駆け込んだ。
赤
急な嘔吐に襲われて
苦しくなる。
赤
最近こんな日が多くて薬を買った
でも探しても見つからずに俺は夜中もやっている薬局に向かった。
赤
ふらふらと、歩く俺を支えてくれたのはるぅとくんだった。
黄))大丈夫、?…ぇ薬買いにこんな時間にひとりで、!?
赤
それから、一緒に買いにいってくれて家まで送ってくれた
赤
黄))りぃぬ、ストレス貯まってるんじゃない?大丈夫?
赤
赤
黄))じゃ、僕行くね。
赤
そういって部屋を出ていった
赤
隣の部屋からさとみくんの甘い声が聞こえ始める、
赤
赤
俺は
さとみくんが俺につめたいのはたまたまだって思ってた
そうじゃないと、
また、可哀想な子ってバカにされるから。
黄))りぃぬはさとみくんがどんな態度でも辛くないみたいですよ?
黄))僕の前では笑顔ですしね、
赤
…ぁ、るぅとくんがこんな夜中に外出歩いてるって
倒れそうな俺を支えて家まで送ってくれたのだって
さとみくんに会うためじゃん。家に不信感なく入るためじゃん。
黄))りぃぬはもうさとみくんなんか好きじゃないですかね笑
桃
桃
赤
俺、なんのために苦しんでたの、
なんで自分隠して、俺の事なんか誰も見てなかったのに。
赤
俺はまだ
赤
気づいたときにはるぅとくんと選んだ薬はもう空ビンになってて
最後くらいと思って力振り絞ってベットに入った
隣の部屋でさとみくんがあいつ振ってくるなんて、そんなこと言ってるのが微かに聞こえる。
コンコンッ
桃
後ろから部屋を覗いたるぅとくんが空のビンをみて俺に駆け付けてくる。
黄))りぃぬッ!今すぐ吐いて、!
桃
さとみくん俺の名前は言ってくれないのにるぅとくんの名前は言えるんだ…笑
黄))りぃぬっ!はやく!!
赤
もう現実なんていらないの。
黄))りぃぬ、!死んじゃうから、お願い、
幸せな世界があるなら、みんなそっちに行きたくなるでしょ、?当たり前じゃん。
桃
黄))りぃぬ薬の過剰摂取で死んじゃう、さとみく、助けないと、
俺をひとりにしたくせに
桃
必死さの欠片もない、
そーいえば、俺が拒食症になっても、低下傷害になっても君は俺をほっといてた。
前から死ねばいいと思ってたんだ、
赤
赤
夢なんて見たから、
桃
…はは
別にね俺悪くないから。
黄))ッりぃぬ、?なにやってんの…??
苦しさなんてもうどうでもいい。
桃
全部終わりにしよ
赤
夢の中なら、幸せでしょ?
桃
赤
桃
赤
夢なんて
全部無くなればいいんだ。
ーーー解説ーーー 赤くんは桃くんと付き合ってた最初の頃はラブラブカップルで幸せだった。それもいつの日か夢の中でしか桃くんとはカップルと言う関係性ではないかのような態度をとられ続けた。そんな日々が続くこと半年ほど赤くんは現実を見ることをやめてしまった、苦しくない誰も俺が可哀想だなんて思わない。幸せなはず。今日の暴力はたまたまだったと言い聞かせそれが赤くんの生きるための精一杯の努力だった。
赤くんのどんな努力も桃くんはとことん赤くんを裏切っていた、挙げ句の果てには黄くんと浮気をしたりわざと赤くんの薬を捨てたり。 赤くんは最終的に誰にも迷惑がかからないように自殺と言う方法にでました。薬の大量摂取は以外と死ぬまでに時間がかかります。苦しむ時間が長いですがそれでも好きだったら静かに眠るように死にたかった。自殺を計っている途中で犯行は黄くんによってバレます。でも、桃くんは必死になって赤くんを助けようとしなかった。赤くんはなんとなく分かっていたので最後の言葉を放ちます。
だけど、桃くんは赤くんが言われたくなかった『可哀想』って言葉を口にします。赤くんはもう死ぬならいっそのこと自分を苦しめた人を許したくないとそう思って桃くんを殺害しました。夢の中でなら幸せになれるとそうずっと思って我慢してきた。でも今までの桃くんから食らった仕打ちから、好きだったと言う気持ちは本当はとうになくなっていた。でも二人とももう元の世界には戻れないから、夢の中でまたループが始まるとか始まらないとか、(?)でもう壊れちゃえばいいと赤くんは思って苦しむ的な、?
長くなってすいません、!
まぁもう一回見ると分かる可能性もあるかもしれないかも知れない笑
コメント
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ブクマ失礼します!
物語参考にしてもいいですか?!