テラーノベル
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放課後─。
昇降口で靴を履き替えていると、すぐ隣に気配を感じた。
yan
何気なくyanがそう答える
et
笑顔で俯いているけどその笑顔がまた"偽物"なのは自分でも分かっていた
夕焼けに染まる道─。
yanは何も言わずに歩いていた
私の歩幅に合わせて、ゆっくりと
沈黙が重くなる前に私は口を開いた
et
クラスの笑い話を並べる
誰でも笑ってくれる鉄板ネタだ
…でも、笑ってくれなかった
yan
一瞬、足が止まった
真っ直ぐ見つめられてる
yan
yan
声は低いけど、優しさが滲み出てる
胸がぎゅっと痛む
そうだ、あの頃の私は素直に笑って、 素直に怒ってて
yan
唐突な言葉に心臓が跳ねる
et
yan
答えられなかった
ただ夕焼けに滲む視界の中
yanくんの手が私の手をそっと握った
その温かさに、涙がでそうになった
コメント
1件
コンテストの期間が迫ってるので鬼投稿始める‼️ハートほしいな…👉👈