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テラーノベル(Teller Novel)

天国

義勇

……………………(2人の記憶を消して貰おう……私と居ると不幸にしかならないから…………)

義勇

…………大天使様……

大天使様

どうした?

義勇

旦那の記憶を消してください……

大天使様

………………分かった、そなたの願い聞き届けた

義勇

ありがとうございます。

義勇

…………………………(私だけが記憶を持ってる……これで良かったんだよね…………)

義勇

………………(心が痛い……何してんだろ……)

義勇

大好きな人の記憶を消して貰って……(満足?する訳ないよ……)

義勇

………………(ごめんなさい……もう少しだけで良いから忘れてて……そしたら、バイバイだから……)

義勇

(2人が忘れても私が覚えてる……から……苦しくない……よね……)

義勇

………………………………

義勇

(リスカも日にち経つ事に増えてるし………………その内……死ねるかな……)

義勇

私……………………ほっんとに馬鹿だ…………

義勇

2人が大好きだったのに…………

義勇

………………

お母さん

おかえりなさい

義勇

…………………………

お母さん

義勇?

お父さん

母さんほっときなさい、俺らとは話したくないんだよ

義勇

……………………うるさい……

お父さん

ん?

お母さん

えっ?

義勇

うるさいよ!勝手に決め付けないでよ!馬鹿!

お母さん

義勇っ……

お父さん

義勇っ

義勇

お父さんとお母さんなんか大っ嫌い!

義勇さんの部屋

義勇

……………………うるさい……うるさい……馬鹿親……

義勇

私の気持ちなんか知らないで……

義勇

カチカチカチカチっ………

ツーーーーーー

義勇

…………………………(もう何も考えたくない……)

義勇

(学校も行きたくない……)

義勇

(死にたい………………)

義勇

……………………死にたい?

義勇

私が悪いのに?

義勇

……………大天使様………………

大天使様

呼んだか?

義勇

大天使様…………

大天使様

要件は?

義勇

お願いです……私の記憶を消してください……

大天使様

それで良いのか?お前は2人に記憶を取り戻りして欲しいのでは無いのか?

義勇

……………………………………

大天使様

答えよ

義勇

…………分かりません……

義勇

ただ…………2人の記憶が無ければ……私はもう辛くないので……

義勇

………………………………

大天使様

嘘をつけ、その手の包帯はなんだ

義勇

えっ…………リスカのあとです……

大天使様

それに辛くないならば何故泣きそうな顔をしている

義勇

っ………………大天使様……私はどうすれば……良いのでしょうか……

大天使様

此方へ

義勇

はい……

大天使様

今から2人に会わせてやろう

義勇

えっ……

ドサッ……

義勇

へ?

無一郎

痛っ……

義勇

ふぇっ………………

天元

うおっ…………

義勇

えっ……?

無一郎

え?

天元

は?

義勇

????

無一郎

何処ここと言うか、なんで義勇が居るの?

義勇

ここ私の家だけど……

天元

どういうこった……

義勇

分かんない……

義勇

大天使様……って居ないし……

無一郎

はぁ?

義勇

私もよく分からないんだけど

義勇

…………………………

無一郎

ここ何県?

義勇

青森…

無一郎

偉く遠くまで来たな……

義勇

ごめんなさい……大天使様に頼んですぐに帰してもらうね

無一郎

そうして(困ったな……冷たくしちゃう……)

義勇

…………………………(やっぱり前世での事怒ってるのかな?……私の命日……私の誕生日でもある日に……私のせいで大喧嘩して………)

義勇

………………(なんでこんな事になったんだろ……)

天元

………………(会話が途切れちまう……)

義勇

……………………大天使様……(小声)

大天使様

なんだ

義勇

2人を戻してください……

大天使様

顔を見て話せ

義勇

親みたいな事言わないでくださいよ……

義勇

それに今は……顔見せたくないですから……(ちょっと声震える)

無一郎

………………(泣いてるの?……ごめんね……)

義勇

……………………

義勇

失礼します

無一郎

えっ?

天元

は?

バタンっ!

義勇

……………………(何してんだろ……)

義勇

はぁ〜………………

吸血鬼

すいません、お嬢さん

義勇

えっ…………

吸血鬼

こんな夜更けにこんな所に居ると、吸血鬼に襲われますよ?

義勇

何言ってるんですか?

無一郎

義勇、今すぐそれから離れて!

義勇

えっ……

天元

早く離れろ!

吸血鬼

ちっ…………折角の獲物を取られる訳にはいかないんだよ(義勇さんの手掴む)

義勇

痛っ……離して……

吸血鬼

頂きます

義勇

ちょっと……

義勇

大天使様…………二人共…………助けて……

無一郎

………………(無言で蹴る)

吸血鬼

ぐわっ……

義勇

っ…………(倒れ込む)

天元

おっと……

義勇

はぁ……はぁ……

天元

血管が切れてら……

無一郎

天元、こっち

大天使様

悪しき魂よ、地獄へ堕ちろ

無一郎

義勇、大丈夫だよ

無一郎

ちょっと痛いからね

義勇

えっ?

天元

失礼……ガリっ……

義勇

いっ……何して……

無一郎

落ち着いて聞いてね

義勇

んっ…………

無一郎

僕達は吸血鬼なんだ

義勇

吸血鬼……?

無一郎

そう

無一郎

ただね、悪い吸血鬼では無いからね。

義勇

いいっ…………

天元

我慢な……(血甘……)

無一郎

大丈夫、義勇、こんな僕達でも好きで居られる?

義勇

当たり前だけど……

無一郎

ありがとう(笑)なでなで……

義勇

んっ…………

天元

ペロッ…………

義勇

ビクッ…………

無一郎

ふぅ…………大天使

大天使様

様を付けろ吸血鬼め

無一郎

僕達これでも上級だけど

天元

ふぅ…………止血は一応出来たが……

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