一覧ページ

5人の男子は1人の女子に

第3話 - 5人の男子は1人の女子に#2

2019年07月02日

#恋愛

#学園

#同級生

#幼馴染

#兄妹

？

翌朝…

桜咲真那津

ふぁぁ…んー…

桜咲真那津

（そっか、今日は土曜だから授業は明後日からか…）

チャリンッ♪（メール）

桜咲真那津

ん…？りゅうせいから？

五十嵐琉誠

「今日昼からカフェ行かないか？まなつが好きそうなとこあるんだけど」

桜咲真那津

カフェか……

桜咲真那津

「いいわよ、昼になったら家に行くわ」

桜咲真那津

（わざわざ私が好きそうなとこって…まぁいいか）

ピーンポーン

桜咲真那津

ん、誰かしら…

桜咲惺樹

あぁ待て、俺がでる

ガチャッ

湊凌木

あ、あの…

桜咲惺樹

（年下そうだな…）

桜咲惺樹

悪いが、誰だ？

湊凌木

え、えっと…湊です…

湊凌木

あの…まなつさんにお礼を…

桜咲惺樹

（こいつ…下の名前で…）

桜咲惺樹

…まなつ、客だぞ

桜咲真那津

え？…あぁ、湊さん

桜咲真那津

どうしたの？

湊凌木

あぁあの…昨日の道案内のお礼にと思って…これを…

桜咲真那津

…チョコケーキ？

湊凌木

はい…手作りで、美味しくないかもなんですけど……

桜咲真那津

（見た目的にはプロね…）

桜咲真那津

いいえ、嬉しいわ

桜咲真那津

わざわざありがと、

桜咲惺樹

（道案内…？一緒に帰ったのか？）

桜咲真那津

…あ、そうだ

桜咲真那津

あなたも一緒にカフェ行く？

湊凌木

えっ……

桜咲真那津

さっきりゅうせいからメールが来たの、カフェ行こうって

桜咲真那津

もしよければ、一緒にどう？

湊凌木

あ、りゅうせいさんもいるんですね…

湊凌木

ちょ、丁度お礼をしたいと思ってたので…行きたいです…

桜咲真那津

そう、よかったわ

桜咲真那津

それじゃあ、りゅうせいには私から伝えておくわね

湊凌木

は、はい…

桜咲真那津

（あ、でも…わざわざ家に帰るのも大変ね…）

桜咲真那津

…それじゃあ、約束の時間になるまで

桜咲真那津

私の家に居ていいわよ

湊凌木

……え…

桜咲惺樹

…ぇ……

桜咲真那津

ねぇお兄さま、いいでしょ？

桜咲惺樹

……構わん

桜咲真那津

さ、入って

湊凌木

え、でも…

桜咲真那津

いいのよ、入って

湊凌木

……じゃ、じゃあ…お邪魔します…

桜咲惺樹

（…カフェに行くのか……）

桜咲真那津

部屋に入ってて、飲み物持ってくるわ

湊凌木

あ…は、はい……

ガチャッ

湊凌木

（……まなつさんの部屋か…）

キッチンにて、

桜咲真那津

（紅茶しかない…まぁいいか）

桜咲惺樹

…なぁまなつ

桜咲真那津

なに？

桜咲惺樹

あの湊とかいうやつは…誰だ？

桜咲真那津

…あぁ、昨日知り合った同じB組の子よ

桜咲真那津

道に迷ってたところを見つけたの

桜咲惺樹

ふーん、そうか…

桜咲真那津

（なんでちょっと機嫌悪いのよ…）

桜咲真那津

…それじゃあ、部屋に戻るわね

桜咲惺樹

……ま、まなつ

桜咲真那津

はぁ…なに？

桜咲惺樹

そ、その…部屋じゃなくて…リビングでいいんじゃないか？

桜咲惺樹

部屋じゃ狭いだろ？

桜咲真那津

…まぁそうね、そうするわ

桜咲真那津

じゃあ、呼んでくるわね

コンコンッ

湊凌木

わっ……！

桜咲真那津

…あの、大丈夫？

湊凌木

す、すいません！音に敏感で…

桜咲真那津

ごめんなさい、驚かせて

桜咲真那津

部屋じゃ狭いから、リビングに来てちょうだい

湊凌木

あ、わかりましたっ…

湊凌木

（どうせなら、部屋がよかったなぁ…）

桜咲真那津

座っていいわよ

湊凌木

あ、はいっ…

桜咲惺樹

………

桜咲真那津

（な、なんでお兄さまも座るのよ…）

桜咲真那津

…そういえば、ケーキわざわざありがとね

湊凌木

あぁいえ…どこか人気なケーキ屋に買いに行こうとしたんですけど、

湊凌木

ケーキ屋への道がわからなくて……

桜咲真那津

（相当な方向音痴ね……）

桜咲真那津

手作りの方が嬉しいわ、それにケーキは好きよ

湊凌木

ほ、ほんとですか？よかった…

桜咲惺樹

（ケーキか……食べたい）

桜咲真那津

（お兄さまが食べたそうな目してる…）

桜咲真那津

あと2時間で昼だから、さっそくいただこうかしら

湊凌木

ゴクリ……ッ

桜咲真那津

（………これは…本当にプロなのね…）

桜咲真那津

っふふ、美味しいわ

湊凌木

（まなつさんが…笑顔……）

桜咲惺樹

（……可愛い）

桜咲真那津

手作りでこれは…本当に凄いと思うわ

桜咲真那津

お兄さまも食べてみる？

桜咲惺樹

…あぁ、食べる

湊凌木

（そういえば、この人って生徒会長の…）

湊凌木

（まなつさんのお兄さんなんだ…）

桜咲惺樹

…………あ（口を開ける

桜咲真那津

自分で食べなさいよ……

桜咲惺樹

…ケチだな

桜咲真那津

これは普通よ

湊凌木

（それに仲も良さそう…）

そして、2時間後……

桜咲真那津

…さて、そろそろ行こうかしらね

湊凌木

そ、そうですね…あの、まなつさん…

桜咲真那津

なに？

湊凌木

…ぁ…やっぱりなんでもないです…早く行きましょう…！

桜咲惺樹

（いい加減下の名前で呼ぶのやめろ…）

桜咲真那津

そ、そう…ならいいけど、

桜咲真那津

それじゃあお兄さま、行ってくるわね

桜咲惺樹

…ああ、気をつけてな

ガチャッ

桜咲惺樹

……ずるいな…

五十嵐家にて…

桜咲真那津

「着いたわよ、出てきて」

桜咲真那津

「湊さんもきてるわよ」

五十嵐琉誠

「お、りょーかい」

ガチャッ

五十嵐琉誠

おっまたせー

湊凌木

ど、どうも…

五十嵐琉誠

お、りょうきくん

桜咲真那津

さて、それじゃあ行きましょうか

五十嵐琉誠

おう

湊凌木

はいっ

テクテク…

湊凌木

あ、あの…りゅうせいさん…

湊凌木

昨日は道案内、ありがとうございました…

五十嵐琉誠

いやいや、別に大丈夫だぞ

湊凌木

これ…せめてものお礼です…

五十嵐琉誠

何もそこまで…ん？これは…ケーキ？

桜咲真那津

えぇそうよ、手作りとは思えないほどの美味しさだったわ

桜咲真那津

それに、りゅうせいが好きなチョコケーキよ

五十嵐琉誠

おぉ……ありがとう、遠慮なくいただくよっ

湊凌木

はい…

湊凌木

（よかった…喜んでもらえた…）

五十嵐琉誠

（ってか…なんでまなつ味を知ってるんだ…？）

カフェにて、

五十嵐琉誠

さ、着いたぞ

湊凌木

（わぁ…雰囲気いいなぁ…）

桜咲真那津

…うん、なかなか良いところね

五十嵐琉誠

だろ？

五十嵐琉誠

（よかった、気に入ったみたいだ）

五十嵐琉誠

じゃあカフェラテにしようかなー

桜咲真那津

私もそうするわ

湊凌木

あ、じゃあ僕も…

五十嵐琉誠

すいませーん

桜咲真那津

（なかなか雰囲気もいいし、常連になるかも…）

桜咲真那津

（…ん？）

狂崎蒼汰

ん〜♪やっぱりここのカフェラテは美味しいね♪

早乙女悠斗

だな！もうすっかり常連になっちゃったなぁー

桜咲真那津

（あれは……）

狂崎蒼汰

（ん？何か視線を感じるなぁ）

早乙女悠斗

ん？そうた、どうしたんだ？

狂崎蒼汰

ん？いやぁ〜別に〜

桜咲真那津

カフェなんて、久しぶりに来るわね

五十嵐琉誠

いつも家で紅茶飲んでるしね

湊凌木

紅茶…なんだか、優雅ですね…

桜咲真那津

別に、普通にお茶全部好きなだけよ

新人定員

お待たせしました、カフェラテ３つですね

ガシャンッ！

湊凌木

わっ！

新人定員

す、すいませんお客様！すぐに拭き物を！

五十嵐琉誠

まなつ大丈夫か！？

桜咲真那津

だ、大丈夫よ…ちょっと濡れただけ

新人定員

本当に申し訳ありません！！！

桜咲真那津

い、いえ大丈夫です

狂崎蒼汰

わぁ…僕もアルバイトし始めはあんな感じだったなぁ〜

早乙女悠斗

まぁ誰でも失敗はするもんだしな

早乙女悠斗

…？ってかあいつは……

狂崎蒼汰

…あ！まなつちゃんだね♪

早乙女悠斗

だよな、それと…あの2人は？

狂崎蒼汰

ん？確か同じクラスの子じゃないかな？

新人定員

お客様、お料金は結構ですので……

桜咲真那津

いえ、払いますよ

桜咲真那津

もう一杯入れていただいたんですから

新人定員

す、すいません……

五十嵐琉誠

（まなつ……）

湊凌木

（神対応だ…）

チリンチリンッ♫

桜咲真那津

さて、カフェで満喫したし、そろそろ…

狂崎蒼汰

おーい♪まーなつちゃん♪

トンッ

桜咲真那津

っ…あ、狂崎さん

早乙女悠斗

俺もいるぞーっ

桜咲真那津

早乙女さん…

桜咲真那津

（なるほど…さっきので気づいたのかしら…）

五十嵐琉誠

あれ、確か…

狂崎蒼汰

やっほ♪同じクラスの狂崎そうただよ♪

早乙女悠斗

早乙女ゆうとだ！

狂崎蒼汰

君も同じクラスだよね？

湊凌木

え…あ、はい…湊りょうき、です…

五十嵐琉誠

俺は五十嵐りゅうせい、よろしくな

桜咲真那津

まさか全員同じクラスとはね

五十嵐琉誠

たしかに、そうだな

狂崎蒼汰

よ〜し、じゃあ今から僕の家に行こ〜♪

早乙女悠斗

お！いいなそれ！

桜咲真那津

え、いきなり…大丈夫なの？

狂崎蒼汰

大丈夫だよ、僕の家狭くはないから♪

早乙女悠斗

いやいや、広すぎんだよ（笑

五十嵐琉誠

まなつ、着替えなくていいのか？

桜咲真那津

んー、そうねぇ……

桜咲真那津

よいしょっ

バサッ

桜咲真那津

濡れたのはちょうど羽織ものだし、これさえ脱げば大丈夫よ

五十嵐琉誠

なら、大丈夫か

狂崎蒼汰

じゃあレッツゴーー♪あ、りょうき君も来て♪

湊凌木

は、はい…

第3話へ続く！！！

※長文になって申し訳ないです！

5人の男子は1人の女子に

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

9件

めちゃめちゃ面白い♪ みんなの気持ちが上手く表現出来てて考えながら読んだらとても面白かったよ！

この話が面白くて、フォローさせていただきました！

おー！

？

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。