テラーノベル
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ピーンポーン…
ないこの正論に何も言い返せない
熱も上がってきて、寒気がする
全身汗だくで気持ち悪い
水を取りに行きたいのに立ち上がれない
…最初から体調が悪いと兄に言っておけばよかった
そしたら喧嘩もしなくてよかったし
ひとりで頭痛に耐えなくてもよかったのに
自分で言っておきながら
熱のせいか涙が止まらなかった
返事がない
電気も俺が出ていった時のままで消えている
あいつも同じように誰かの家へ行ったのだろうか
後は弟の部屋だけ
ここに居なければ初兎かりうらに連絡を取ろう
そう考えつつ扉を開けた
弟は部屋にいた
居たのだが
目は虚ろで顔色が悪い
慌てて駆け寄る
額を触ると尋常じゃない熱さ
体は小刻みに震えている
だからあんな…
短く浅い息をして
苦しそうに言葉を発する弟を見て
酷く後悔した
自分の不甲斐なさに泣いてしまいそうだった
弟ひとり見ていてやれなくて
コメント
4件
待ってめっちゃ好きなんよこういう話マジありがと😭
え、待ってください!? ごめんなさい(?)めっちゃくちゃ好きです!!!! マジで表現うまスンギ✨✨✨ 続きめっちゃ楽しみにしてますー!!!
待ってください…!?まじで好きすぎる😭続きめっちゃ楽しみすぎて寝れない…