嫌だ

嫌だ

stxxx 桃青 暗め 他メン絡み有

まだ外は薄暗い

そんな時間に目が覚めて時計を見る

お腹が空いたからコンビニに行こうと

スマホを手に取ると画面がついた

この前よくわかんなくて

勝手にグループ抜けるって宣言した

桃くんと喧嘩したから

苦しくて、

だからやめたの

愛犬を撫でてから外に出る

アプリを開いて文章を うちこみながら歩く

きっとこの時隣に紫ーくんがいれば

歩きスマホは危ないって止めてくれた

コンビニに入って

おにぎりとお酒を手に取る

近くにあったライターも手に取った

　レジまでいって

いつもは買わないタバコを買う

お店を出て

タバコを吸った

昔付き合いで吸ったときは

もうちょっとおいしかった

あの時吸わなくていいって

言ってくれたはずの みんながどこにもいない

思ったよりつらい

　名前を呼ばれて振り返ると

見慣れた優しい顔の人が何人も立ってる

でも少し怒ってそうだった

なんでこんなに優しいのかわからない

わからないから怖いの

伸びてくる手を思わず振り払った

どうして、終わらせてくれるの

そんなこと僕が一番知ってるよ

元々人と関わるのは得意じゃない

それだけ、僕のせい

喧嘩なんてただの言い訳

　違う、

違うよ

そういって背中を向ける桃くん

ここで止めないともう終わりだって

わかってるくせになんで動けないの

終わらせたいなんて思ってないよ

ねぇ、なんで…

黙ったまま近づいてくる

殴られるかなとか考えた

でももう避けないよ

優しく抱きしめてくれた

桃くんはいつもきらきらしてて

それはみんなも同じ

だから怖いのに

でももう繰り返さない