コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
深夜0時
商店街の端にある 、小さなカフェバー
制服の上からエプロンを着た私は
閉店準備をしていた
ひとり暮らし
学校の後にここで働くのが私の日課
生活費も家賃も全部自分で稼いでいる
からん からん
こよみ
顔を上げた瞬間 、目が合った
見つめられた
動けなくなった
目を離してはいけない 、といわれている様だった
蘭
蘭
こよみ
蘭
蘭
蘭
こよみ
蘭
蘭
こよみ
こよみ
蘭
そう言って彼は私に紙切れを渡した
電話番号 …… ?
蘭
蘭
蘭
蘭
ドキ
彼は 、ふっと笑って出て行った
残されたのは ただ" 危険な香り "だけ
"危険"って心では分かるのに
あの人のコトを知りたい思ってしまっている私がいる
朝霧 こよみ 16歳
灰谷 蘭 24歳
「 甘い嘘と 、危険な香り 」