さとみ
俺は走り続けた
1秒でも早く
ころんに会いたかったから
苦しさなんて
気にならなかった
さとみ
ダッ
ピーンポーン
さとみ
ころん
ころん
ころん
ころんは一瞬
泣きそうな顔をした
気がする
さとみ
ころん
ジェル
るぅと
莉犬
さとみ
ジェル
るぅと
莉犬
さとみ
ジェル
ころん
ジェル
るぅと
るぅと
さとみ
莉犬
ジェル
るぅと
さとみ
さとみ
ころん
莉犬
さとみ
ジェル
さとみ
ジェル
さとみ
さとみ
るぅと
莉犬
ジェル
ころん
ころんは
何も言わなかった
ただ下を向くだけだった
さとみ
結局伝えられなかった
…いや、
俺が逃げただけ…かw
結局俺は
家でゴロゴロ過ごした
電話がなるまでは
プルルルル…
さとみ
着信主を見て
俺は目を丸くした
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
今までにないくらい素っ気ない会話
それさえが
辛かった
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
…ころんの声は
震えていた
さとみ
どうしてころんは
別れを切り出した俺を呼び出したのかな
さとみ
さとみ
さとみ
外は暗かった
…星が綺麗だった
さとみ
ぶるっと身震いがする
さとみ
少し心配になって
足が自然と速くなる
さとみ
俺の目に映ったのは
一人で星を眺める
ころんの姿
その横顔は
大人びていた
ころん
ころんは俺に気づいたようだった
ころん
さとみ
泣きそうな
消えてしまいそうな
そんな笑顔だった
その笑顔を見ると
また涙が零れそうだった
タッ
俺はころんの近くに駆け寄った
ころん
さとみ
ころん
ころんと俺の間に
長い沈黙が流れる
さとみ
俺はやっと口を開いた
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころんは
不安そうに俺を見た
その目を見ると
喉がつっかえて
声が出なくなった
さとみ
さとみ
やっとの思いで出た声は
酷く震えていたと思う
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
その時
ころんの大きな瞳から
涙が溢れた
さとみ
違う
そう言いたいのに
涙を見ると
上手く口がまわらない
…もう
終わりにしようか
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
俺の目からも
涙が溢れた
コメント
2件
素敵すぎる😍💓💙につられて涙出てきた♡゚続き待ってます🎶