『俺のせいで。』

※オリジナルだよ

※すっごくリアルです

スタート！

俺は

あの日のことを一生忘れない。

いや、忘れたくても忘れられない

忘れてはいけない。

たった“あれ”だけで

こんなになるなんて__

誰も想像してなかっただろうな

これは、

俺の

人生を狂わせてしまった

ある日の出来事だ__。

4/5

あのあと、涼太も誘ってたまたま遇った果恋達と4人でゲーセンに行った。

帰り道

×××はそうつぶやいて、 4人の横を通り過ぎた。

その日はそのまま家に帰った。

4/7

午後6:00

つい先ほど、総理大臣が緊急事態宣言をだしました__

それからは、特になにもなくただ時間だけが過ぎて言った。

そんな、日常が崩れたのは

緊急事態宣言をだした日から14日ほどだった時だった。

4/21

それは、突然起こった。

始めは朝ごはんを食べていた時だった。

あの時、すぐに病院に連れていくべきだったのかもしれない。

次の日

微熱があったが、すぐに下がったため、病院には連れていかなかった。

2日後

また、熱がでてきたため病院に連れていった。

一応PCR検査をすると言っていた。

次の日。

咳がでてきて、辛そうだったので病院に連れていったら肺炎になっていると言われた。

数日後

弟がコロナウイルスにかかった事がわかった。

最初は嘘だとおもった。

まさか、最近は外にでてないし

そんなわけないと思った。

でも、辛そうな弟をみていると本当だと理解できた。

そして、思いあたることがひとつ。

4/5に4人で出掛けたことだ。

それ以外に原因が見当たらなかったし、あの日以降俺らは外にでていないから

あの日、俺がコロナウイルスをもってかえってきたんだ__。

それから、まるでドミノ倒しのように次々といろんなことが起こった

1つ目。

母の感染がわかった。

弟と母は入院することが決まった。

2つ目。

祖父と従兄弟の感染もわかった。

1度だけ、従兄弟の誕生日に祖父母の家で集まっていた

それが原因なんだろう。

3つ目。

一樹と涼太の妹、菜々の感染もわかった。

4つ目。俺の感染もわかった

ただ、無症状のため自宅療養とされた。

その後、果恋と光の感染もわかった

そして、最後。これが俺にとって1番辛かったかもしれない。

その日は、涼太から電話がかかってきたんだ。

涼太は異常に小さい声で、でも確かに言った。

涼太は凄く泣いていた。

泣きながら俺に言った。

プツッ

俺のせいで。

俺が誘わなかったら

いくら、後悔してもしきれなくて

その日は、ひたすら泣いた。

あれから、数日後

俺の祖父も亡くなった。

お葬式には出れなくて。

電話で祖母にごめんね。その一言だけ伝えた。

そしたら祖母は

「仕方ないよ。歳だったしね。いつか、いなくなることはわかってたんだ」

「でも、わかってても寂しいもんだね。」

そういわれて、言葉がでなかった。

最期まで会えずに、まだ7年しか生きてなかったのに

「俺のせいで」

………

それから、しばらくたって

一樹は回復した

謝ったが

龍生のせいじゃないよ

そう言ってくれて。

でも、罪悪感から

自分から会いにいくことはできなくなった。

………

この話で俺が伝えたかったのは

自分は大丈夫とか絶対思わないで