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第二話

鏡の前に立つ。

なんたって今日は... 千花ちゃんとお買い物の日...!!

父の写真にそう呟き、私は家を出た。

友達と待ち合わせなんて初めてかもしれない。

友達なんてほぼ出来たことない。 だから、友達というものがどういうものか、私には分からなかった。

千花ちゃんが手を振りながらこっちに走ってくるのが見える。

そんなこと言われなれてないから びっくりした...

千花ちゃんは一瞬きょとんとするも すぐに嬉しそうな顔になった

( ◜ཫ◝)ｳﾞｯ相変わらず笑顔が眩しい

と言って、私の手を引っ張り 走り出した

私は小さい頃から人と話すのが苦手だった

びっくりした。 声に出てたみたい。

その言葉を聞くと、思わず涙が溢れた

私は溢れてきた涙を拭う

ちーちゃんが一瞬固まる

ちーちゃんが指さした先には、 私達の好きなアニメのキャラにそっくりな ぬいぐるみキーホルダーがあった。

ちーちゃんはそう微笑んだ

私はいちごちゃん、 ちーちゃんはももちゃんの ぬいぐるみを買い、

ラスト1個だったみかんちゃんは、 もったいないからという理由で 2人で割り勘して買った。

ふと横を見る

バッグにはちーちゃんとお揃いで買ったキーホルダーが付いている。

私はそう言って小さいおやすみを呟く 今日も誰も返してくれる人なんていない。 昨日までは寂しかったけど、今は違う

私はそこで目を閉じた。 安心したからだろうか... 私はすぐに眠りに着いた。

第二話終了