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やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ
ズキン!!
後頭部が痛くて目が覚めた
葛葉
葛葉
………は?
なんだよ
何処だよ此処…
俺はあの時
叶に思いっきり殴られて…
それから…
クソ
思い出せねぇ
あの光景が…
泣きそうに笑う叶の顔が
頭をグルグル廻る。
考えてみれば少し前から様子がおかしかった
最初は
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
。
。
。
叶
葛葉
叶
葛葉
こんなやり取りの中で家が近かった事もあり
叶の家で配信する事が多くなり
入り浸っていた
そんな時
叶が言ったんだ
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
葛葉
叶
葛葉
あまり考えずにそう返事した
最初はいつも通りの軽い冗談だと思ったから
でも次の日から叶は行動を開始したんだ
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
え?
ちょっとまて。
寝起きで頭が追いつかないぞ
叶
叶
叶
いーのかこれで
いーのか!?
一瞬考えたけど
…
でもどーせ本当にほぼ叶の家に居座ってたしな…
まぁ解約手続きとかもろもろは後にして
持ってこれる物だけもってきちまうか。
そーやって2人の生活が始まったんだ
ん?叶からLINEだ。
葛葉
葛葉
最初はこーやって時々LINEがくる程度だった
でも少し経った頃から
叶から頻繁に連絡が来ることが多くなった
叶
最近頻繁に叶から連絡来るなー
子供じゃねーんだから
葛葉
葛葉
叶
葛葉
いや、本当にガキだと思ってねぇか?
とりあえず心配してるみてーだし
早めに帰るか
そう思って帰ってた途中…
叶
葛葉
叶
葛葉
葛葉
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
そこから何回か俺のいる場所を伝えてないのに叶が迎えに来ることが多くなっていった
叶
葛葉
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
葛葉
葛葉
俺は今日の収録の事を叶に話してた
葛葉
叶
葛葉
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
叶の言い分はもっともだし
わかる。
でもなんか
なんか違和感があんだよなぁ…
基本叶は優しい
話していて楽しいし
落ち着く。
こんなにパーソナルスペースに入ってこられても大丈夫な奴はそうそう居ない
笑顔だってやわらかくて要領がいい。
でも
たまに
笑顔なのに目が笑ってないつーか
俺を見てるようで見てないつーか
俺の内側を覗いてるようで
寒気がする。
いや…
«き も ち が わ る い»
叶
!?
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
叶
確かにあの時は
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
叶
そういってそっぽ向いてしまった
サラッ
叶はいつもポニーテールをしている
そのなびく髪が好きだ
そう考えていて気付いたら
さわっ…
叶
叶
葛葉
そういって自分の手に叶の髪を絡める
叶
葛葉
葛葉
叶
葛葉
叶
そう名前を呼んで
叶の手が俺の頬を包む
ゆっくりと近付く叶を
俺は受け入れ
初めてキスをした
叶
葛葉
ラグーザ家に産まれて
威厳のある父親
なんでもそつ無くこなす長男
クールで勉強熱心な次男
そこに何も取り柄のない俺
昔から俺は出来損ないだった
そんな時人間界に来て
初めて出会ったのが叶だった
叶は本当に優しくて気遣いの出来る奴だった
卑屈な俺でさえ簡単に心を開かせて
太陽のような眩しい笑顔で包み込んでくれる
あー
あの時が一番幸せだったんだなと
今考えれば思う
叶
葛葉
叶
そう言って叶が俺にスマホを向けた
『葛葉叶活動休止!?』
葛葉
葛葉
葛葉
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
叶
叶
叶
叶
叶
やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ
やつがれ