1人の少女が歩いている
ねぇ
?
黒猫に視線を逸らし見る
アンタさぁ…もしかして目の前の精霊…見えてない?
…
幻覚じゃなかったのか
…
脳内が騒がしい
とても
てか鼓膜が破れるんじゃ無いかと思うほど騒がしい
…はぁ
良い加減姿を現してくれない?
この子困ってるんだけど
呆れて気味に言った言葉がちゃんと伝わったのか突然,突風が起こる
目の前には膨大な魔力を持った精霊
…
もー!
シエナの馬鹿!
.?
?
そう口にしたのは精霊だろう
…何言ってるんだ
何って.
…あれ?
貴方シエナじゃない?
シエナ…て
シエナ・フォロスラー?
そうよ!
咄嗟に少女の方向を向く
え,何で知ってんの
母の名だ,ファミリーネームはクソジジイと結婚する前だが…
…
へーー
.
て事は貴方シエナの娘ね!
…
ところでシエナは?
…死んだぞ
精霊の動きがピシリと止まる
もぉー!冗談よしてよ!
いや,2年前に死んだ
…
そっか
寂しげに言う
…
まさか精霊に感情があるなんて…
あ、
そうね…
うん
シエナの魔力が特殊でね
あの子と同じで特殊なんだ
遺伝子を感じながら思う
その…何と言うか
あの子の魔力はね
植物や私達のような精霊を癒す力があるの
ベラベラと言っていいのか?
勿論
…
何故?
私も思った
精霊は警戒心が高いし感情があっても喋りすぎだと思う
明らかに無警戒のように思う
…
あのね
シエナの先祖もだけど…代々ココの森の管理をしてるの
…ん?
嫌な予感がした
…
精霊は一息吐くと言った
君にココの管理者になってほしい
良いよ
良いの!?
明らかに面倒な事で断るか検討だと思ったのだが
黒猫の予想は大きく外れた
え?マジ?
精霊も聞き返す程には
いや,だって正直ここは自然も豊かで…
視線を落として言った
安心する
木に触れて目を閉じる
…
マジすか
管理者…か
前,私が呪いにかかる前の話
知り合いで似たような話を聞いた事がある
管理者になった人間が森になったり死んだり殺されたり
…ねぇ
?
この子には何もしないでね
シエナの恩もあるし当たり前
なら良いけど







