生きろ。

バリンッ

このちっぽけな家に響くのはいつもこの音だった。

そんな過去の俺だけど… 普通の人はいいなぁと当時は思ってました。いつもいつも怒鳴り声が聞こえて…俺は泣きそうになっていました。

でもそんな俺にも友達というか 相談相手が2人できた。

俺達は当たり前の様に話してるけど 友達の二人はどっちも病気を持っていて、一人はガン、もう一人は白血病で… そんな俺達は色々な事が通じ合っていて、中が良かった。

俺はいつも思った。 何で○ぬのは俺じゃないの?? 何で二人が○んじゃうの。 当時の俺はこれが怖かったんだろうな。この二人がいなくなったら相談相手はいないし

そんなこんなで日々を頑張って過ごしていたら中学生になっていた でも状況が色々と悪くなった。

俺の相談相手の二人で白血病の子の方は、俺が小6の時に病気が悪化して、副作用で髪の毛が抜けたりして、「髪の毛抜けてかわいくないでしょ」とか言われて、何も言えなかった。 そんな俺が一言かけた言葉が「そんなことないよ。」 話しちゃうだけで−な言葉になってしまう。 何でよ…何でなんだよ…

ある日、白血病の子から電話がかかってきた。 あの事は今でも忘れられないな。

俺の口から何も言葉は出ず、 背中を押すことしかできなくて…

幸せってどういう時が幸せ?? 幸せって何??

白血病の子は自○をしようとしていたのですが、弟さんがその子を助けたらしくて、○のうとしてたけど助かった。って言ってたんだ しかもその後にその子は病気は治り、無事退院して元気になったらしい。

今の俺は物凄く後悔している。 何でこの子の自○を止めなかったんだろう。もしその子の弟さんが自○を止めなかったらその子はどうなっていたか…