偽りだらけの小さな世界で1

この世界は、偽りだらけの小さな世界だ…

全部…偽りだらけ…

上辺だけの友達、偽りの恋愛…

偽りの家族愛…

そんな偽りだらけの世界で、何をすればいい？

裏切り裏切られ…

傷つくだけ…

私は、この世界が大っ嫌いだ…

偽りだらけのこの小さな世界が大っ嫌いだ…

毎日裏切り裏切られるを繰り返し…

そんな日々楽しい？

ちっとも楽しくない…

自分が傷ついて、損ばかりの日々…

私は、おはようと言われ、返事をする…

私達、四人は、友達

ただし、上辺だけの…

私たちの絆は、一生だよ！とか表では、言ってるけど…

裏では、こいつのこと嫌いだしwwとか…

ほら、やっぱ上辺だけの関係…

そんな関係、大っ嫌いだ…

なんで、嫌いなのに私は、今ここにいる…

なんで返事をする…

そんな意味もわからず今日もいつもの日々を過ごす…

自分のほんとの気持ちもわからず…

こんな日々の繰り返し…

最高につまんない…

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放課後

私は、そう言い教室を出た

知ってるこの後どうせ裏でノリ悪っwとか、せっかく誘ったのにwとか…

いつものこと…

そして、用事などない…

家も居心地悪いが、仕方ない…

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私の父は、母が亡くなってから、私に暴力を振るようになった…

いつもいつも酒…

いつもいつも殴られて…

私がバイトして何とか…

いつも殴られる…

もう痛みなどそこまで感じない…

けど、父に対しての家族愛の感情は、もう一切ない…

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自分の部屋

私は、勉強机の鍵の掛けてある引き出しを開ける…

そこから、カッターを取り出す…

今から、リストカットをする…

いつもだ…リスカなんて…

最初は、痛かった…

けど今は、あまり痛みを感じなくなった…

腕にカッターを当て…

血が出ている…

私は、その光景を眺め…

また、反対の腕にカッターを当てる…

リスカしている時は、私にとって癒しそのものだった…

上辺だけの友情、偽りだらけの家族愛…

そんなことを全部忘れさせてくれる…

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父は、お酒を飲みながら、私に命令する…

母が亡くなる前は、こんな人じゃなかった…

もっと優しかった…

けれど、今の父には、優しさという欠片もない…

私は、自分の部屋に戻り…

服に着替える…

そして、買い物袋と財布を持ち…

玄関へと向かい…

玄関の扉を開ける…

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スーパーまで歩いて15分は、かかる…

少し暗く…いかにも不審者が出そうな道だ…

この道が1番の近道だ…

暗くても我慢するしかない…

いつもこんな日々…

父は、ろくに仕事もせず…酒買ってこいって言っても未成年だから…買えないし…

学校のクラスメートからは、影口言われ…

こんな日々嫌になる…

不運にも人とぶつかってしまった…