団長
団長
団長
団長
麗葉
麗葉
団長
麗葉
団長
わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に、声をかけてしまった。
麗葉
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが、なんとなく癪だった。
三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
先客
先客
ふざけんな!そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて!
欲しいものが手に入らないなんて
麗葉
先客
って三つ編みの子は、消えてった。
さぁ、今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに
背の低い女の子
また声をかけてしまった。
背の低い子は、語る。
クラスでの孤独を
先客
先客
って
ふざけんな!そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて!
麗葉
麗葉
先客
と泣いて、背の低い子は、消えてった。
そうやって何人かに声をかけて
追い返して
わたし自身の痛みは
誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子
何人目かにあったんだ
黄色いカーディガンの子
先客
先客
先客
と言った。
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった。
麗葉
ああ、どうしよう
この子は止められない
わたしには止める資格がない。
それでも、
麗葉
麗葉
先客
って、目を伏せたまま消えてった。
今日こそは、誰もいない。
わたしひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない。
カーディガンは脱いで
三つ編みをほどいて
背の低いわたしは
麗葉
団長
団長
団長
団長
団長
団長
団長
団長
団長
コメント
1件
僕の好きな曲だ!でもこれをYouTubeで聞こうとしたら『自◯表現があります。もう一度確認してからお聞きください』的なのが出るから僕はニッコリ笑顔でOK押して聞いてます!