父 レオガ
ずっとその事を考えていた
神と結婚した自分は、「幸せ」を手に入れた
でも、その幸せはいつまで続くのだろうか…
もし、唐突に崩れてしまったら?
…その時、「守るよ」って言ってくれているけど…
見ていられない
…自分も、守れるようにしないと
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
能力を持つ人間も、この世にいる
自分も…ほぼ使っていないが、能力があった
それを強くすれば…
そう考え、歩いていた
???
父 レオガ
???
???
???
父 レオガ
???
???
???
???
???
父 レオガ
悩んだ、かなり悩んだ
でも…体の1部ということは、手か足がといった所だろうか
実際そういう妖怪も居る
だったら…いいんじゃないか?
これで幸せを守れるなら、安いものだ
父 レオガ
???
???
そしてプツッと意識が途切れた
???
父 レオガ
父 レオガ
自分を見ると手も足も残っていたから、何を取ったのか…これからだろうか
???
???
父 レオガ
自分の選択を間違えたと思った
強くなっても、首から上がないんじゃ…
化け物だな
でも、あの二人なら…信じてくれるかもしれない
分かると思う…絶対に
父 レオガ
父 レオガ
朝日が照ってきた頃、家へ帰った
ガラッ
ヨウ(幼少期)
母 ヨルム
父 レオガ
そしてお父さんは説明を始めた
分かったよ、別に危険じゃないって、でも…
信じられなかった、だって首から上がないのだから
「強くなった」って言ってたけど…何?これじゃ化け物だ
まだ小さかった私は、受け入れなれなかった
今でも、こういう反応をしてしまうかもしれない
父 レオガ
母 ヨルム
ヨウ(幼少期)
父 レオガ
ヨウ(幼少期)
ヨウ(幼少期)
そう言ってしばらく経つと、お父さんは静かに出ていった
今思えば、今の言葉で、私のせいで
いや、私のせいだけじゃないかもしれないけれど
父親は…ああなってしまった
私も分かっていたんだ、なのに信じられなくて悲しくて、こんな事を…
父 レオガ
父 レオガ
これでは…自分のせいで壊れてしまった
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
父 レオガ
レオガ
レオガ
堕ちた
もう誰にも救えない…深い深い、闇のどん底へ
そして…あの事件が起きた…今では
「桜神妖怪大量殺害事件…」