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情報屋ーーレイヴン

碧華 ミハナ

だぁかぁらぁ!!

碧華 ミハナ

貴方は店にいてくださいっ!

槭 カエデ

ねぇねぇ、なんで!?

槭 カエデ

僕も行かせてよぉ!!

槭 カエデ

怪しい人間のところに会いに行こうなんて、あんたは頭おかしいの!?

碧華 ミハナ

頭おかしいのはお前だっ!!

碧華の服を掴んで喚く槭を見ながら、碧華は困ったように叫ぶ

碧華 ミハナ

っ!

碧華 ミハナ

私は!討伐課からの依頼をこなそうとしてるだけ!!

碧華 ミハナ

なにが怪しいんですかっ!

槭 カエデ

僕、討伐課の人に会いたくなーい!!

碧華 ミハナ

だからっ、貴方のことは呼んでませんっ!

槭 カエデ

ぼ、僕を置いてくの!?

槭 カエデ

この、可愛い僕を!?!?

碧華 ミハナ

知るかっ!

碧華 ミハナ

(あぁっ!もう、待ち合わせ遅れるっ!)

碧華 ミハナ

〜っ!!

碧華 ミハナ

わかりました!わかりましたから!離れてくださいっ!

槭 カエデ

諦めたように碧華は額に手を当てると、槭を自分の服から剥がした

大きなため息をついて碧華は床に座り込む槭を見下ろした

碧華 ミハナ

勝手についてくればいいです、もう

槭 カエデ

槭 カエデ

ほんーー

碧華 ミハナ

ただし!!

碧華 ミハナ

余計なことはしない!暴れない!騒がない!喚かない!

碧華 ミハナ

今回はあくまで情報共有!
戦闘の必要などありませんから!

槭 カエデ

うんうん!!

槭 カエデ

りょーかいっ!

碧華 ミハナ

……はぁ

碧華 ミハナ

(こんなはずじゃ…)

槭 カエデ

〜♪

後ろで鼻歌を歌いながらついてくる槭を見て碧華はため息を吐いた

ー路地裏ー

槭 カエデ

ここが交渉場所?

槭 カエデ

ふーん

槭 カエデ

汚いところだね

碧華 ミハナ

こらっ!

碧華 ミハナ

(ふぅ、なんとか間に合った)

碧華 ミハナ

(討伐課もまだ来てないみたいだし…)

路地裏で騒がしく辺りを荒らし始めた槭を睨み、時計を確認する

約束の時間まで10分ほど時間がある

槭 カエデ

てかさぁ

槭 カエデ

なんで、ここ選んだの?

碧華 ミハナ

……貴方

碧華 ミハナ

討伐課が街中歩いたらどうなるかぐらい分かりませんか?

碧華 ミハナ

人があっという間に押し寄せて交渉どころの話じゃなくなります

槭 カエデ

それはそうだねぇ

ルオスティン討伐課ーー世界中で活躍するルオスティンから人々を守るために作られた組織

その実力は凄まじく、誰もが憧れるヒーローのような存在

そんな人達が急に私に依頼を頼んだ理由は不明だがーー

碧華 ミハナ

(……父が狙っていた目的に近づけるチャンスです)

遅れてすみません

己樹斗 ミズト

初めまして
討伐課の春瀬巳樹斗と言います

千紗 チサ

同じく討伐課の赤真木千紗です

碧華 ミハナ

依頼ありがとうございます

碧華 ミハナ

レイヴンです

己樹斗 ミズト

いえいえ

己樹斗 ミズト

その、後ろの子は…?

碧華 ミハナ

あぁ、すみません連れです

碧華 ミハナ

邪魔でしたらどこかに置いてきますが

槭 カエデ

え!?

千紗 チサ

ん〜
それは流石に可哀想ですよ?

現れた2人の討伐課

もちろん武器も装備している上に隙のない立ち方

武器もない無防備な槭では、もしもの時に太刀打ちなどできないだろう

碧華 ミハナ

そうですね…

碧華 ミハナ

ねぇ、少し離れたところにあるカフェで待てる?

槭 カエデ

んぇ?
……えっ、と…………?

碧華 ミハナ

少し危険な匂いがします
貴方は店に戻って武器を取ってきてください((ボソッ

槭 カエデ

槭の近くに腰をかがめて話しかけると、槭は驚いたあとに顔を険しくさせる

槭 カエデ

ぼ、僕、お、お腹空いたから!カフェ行ってくるね!

己樹斗 ミズト

おや、1人で大丈夫ですか?

己樹斗 ミズト

着いて行きましょうか?

槭 カエデ

ううん!大丈夫!

槭 カエデ

お姉ちゃん、後でね!

碧華 ミハナ

はい
気をつけてくださいね

槭は私を少し心配そうに見ながら路地裏を出ていった

千紗 チサ

では、交渉に移りましょうか

碧華 ミハナ

はい

2人の纏う雰囲気が変わったことに碧華は顔をしかめて2人を睨んだ

己樹斗 ミズト

……単刀直入に申し上げますと

己樹斗 ミズト

あの化け物を俺たち討伐課に譲ってはくれませんか?

碧華 ミハナ

…………は?

千紗 チサ

分かりませんか?
さっき走っていた、あの子供ですよ

碧華 ミハナ

……化け物?

己樹斗 ミズト

わかっていなかったんですか?

己樹斗 ミズト

まぁ、大丈夫でしょう

碧華 ミハナ

っ!

碧華 ミハナ

まさかっ!

持っていた資料を捨て、慌てて前に立つ2人の横を通ろうとする

しかし、2人はよけるどころか碧華に武器を構えた

碧華 ミハナ

…………一般人に武器を向けるんですか?

千紗 チサ

すみませんね

千紗 チサ

しかし、あんなモノを匿う人間は一般人とは言えないかと

碧華 ミハナ

(モノ……槭のことか)

己樹斗 ミズト

槭さんのことなら心配ありませんよ

碧華 ミハナ

(名前までっ!)

己樹斗 ミズト

隊長が捕まえますから

碧華 ミハナ

……!

碧華 ミハナ

っ、くそ!!

碧華 ミハナ

そういう算段か!

碧華 ミハナ

元から私と交渉する気などないということですね?

千紗 チサ

貴方が対抗する気があるなら私たちも然るべき対処をいたします

碧華 ミハナ

………………

碧華 ミハナ

(……槭…)

ー街中ー

通行人

うわ

通行人

な、なんだ!?

槭 カエデ

ごめんねぇ〜邪魔!

道を歩く通行人を押しのけながら道を凄まじいスピードで槭は走る

なんとなく道は分かる 急いで元の場所には戻れるはずだ

通行人

きゃ!?

通行人

と、討伐課の人達!?

槭 カエデ

っ!?

槭 カエデ

はぁ!?

槭 カエデ

なんで、あの人と交渉中だろ!?

槭 カエデ

(普通、こんなところ歩くわけーー)

通行人の黄色い歓声に思わず驚いて動きを止める

槭を抜いて、次々と人々が道を開ける

槭は慌てて振り返った瞬間ーー

槭 カエデ

おわぁ!?!?

逃がさないよ

討伐課から逃げられると思うなよ化け物

槭 カエデ

……っ

槭 カエデ

…なるほどね、僕らを嵌めるのが目的なわけか

槭 カエデ

隊長さま

幽凪 ユウナ

……

幽凪 ユウナ

目的はお前だけだと言ったらどうする?

幽凪 ユウナ

八代家の裏切り者

槭 カエデ

……!

ルオスティン討伐課隊長ーー小鳥遊幽凪の言葉に槭の動きが止まる

そして、ゆっくり幽凪の方を見た

槭 カエデ

…………どこでその情報を知った

幽凪 ユウナ

そうだねぇ

幽凪 ユウナ

それを教えるつもりはないなぁ

槭 カエデ

…………

槭 カエデ

僕をどうしたいわけ?

幽凪 ユウナ

話が早くて助かるよ

槭は幽凪の目の前まで近づくと、濁った両目で幽凪の顔を覗き込んだ

幽凪は動じることなくタバコの煙を吐いて笑った

幽凪 ユウナ

お前のお師匠さんの場所を教えてくれるかい?

幽凪 ユウナ

お前を狂わせ上、お前を利用して八代家崩壊寸前まで追い込んだ黒幕をね

槭 カエデ

………………師匠、ね

槭はにっこりと笑いかけた

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コメント

15

ユーザー
ユーザー

うぁぁぁ待ってましたぁぁあさすがサツキさんの物語バイトの後の疲れに効くゥゥゥウ

ユーザー

裏っ裏切り者!?!?!? えっ!?!?()

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