ココ
春千夜
オフィスに戻った瞬間、唐突にそう言われた
春千夜
ココ
ココ
ココ
春千夜
ココ
ココ
ココ
ココ
春千夜
蘭
竜胆
自分の記憶と他のメンバーの記憶が食い違っていて、思わず頭を抱えた
鶴蝶
春千夜
春千夜
ココ
ココ
鶴蝶
蘭
竜胆
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
蘭
蘭
蘭
そう言って指を三本立て、お得意のポーズをとる兄の方
うざったいという気持ちを抑え、俺は率直な意見を述べる
春千夜
ココ
春千夜
しかし的を得た反論をされ、俺はギクッと若干狼狽える
鶴蝶
鶴蝶
蘭
竜胆
すると兄の発言に、弟の方が声を荒らげ身震いした
春千夜
竜胆
ココ
言い合いになりそうな所で、九井が割って入る
いつものパターンだ
蘭
春千夜
竜胆
蘭
春千夜
ストレス源2人の発言に苛立ちが募る だがペースに飲まれてはいけないと、心の中で自分を律する
ココ
春千夜
蘭
竜胆
春千夜
春千夜
バカにするように笑いをこらえる2人に、苛立ちを込めた台パンを披露する
無視すればいいものを、こうして反応するからこいつらが調子に乗る
勝手に動く自分の体に、正直嫌気がさす
ココ
鶴蝶
ココ
ココ
蘭
ココ
ココ
ココ
ココ
春千夜
鶴蝶
ココ
鶴蝶
九井の言葉に納得したように、鶴蝶は顎に手を置く
正直俺も納得してはいた しかし一つの疑問が頭を過ぎった
春千夜
蘭
竜胆
春千夜
春千夜
ココ
春千夜
鶴蝶
春千夜
竜胆
俺の言葉に、興味津々というような態度で、弟の方が詰め寄ってくる
俺は近づいてきた顔を掴み、軽く後ろに下がらせると、あったことをありのままに話す
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
ココ
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
俺が話し終わると、急にオフィス内が静まり返った
外の雨の音だけが耳に入り、なんとも言えない気まずい空気が流れる
竜胆
竜胆
ココ
鶴蝶
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
竜胆
蘭
弟の方が何かを言いかけた瞬間、それを止めるように兄の方が口を出した
その声に驚いたのかは分からないが、弟の方は下を向き自分の口を押さえる
竜胆
蘭
ココ
蘭
九井の言葉に軽く返事をすると、兄は弟の肩に手を回しオフィスを出て行った
春千夜
ココ
ココ
春千夜
ココ
ココ
ココ
春千夜
ココ
そう言うと九井は軽くため息をつくと、自分のデスクへと思って行った
鶴蝶
春千夜
明らかに変わったオフィス内の空気 俺の夢の話と竜胆の言葉に対する、あいつらの反応
その違和感を、俺は見逃さなかった
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
突然のことに困惑していると、トントンと肩が叩かれる
振り向くとそこには、見覚えるある女がいた
???
春千夜
女は制服ではなく浴衣を着ており、髪も綺麗に飾られていた
まさかと思い自分の姿も確認する 案の定、浴衣を着ていた
春千夜
春千夜
???
春千夜
春千夜
???
意思疎通が出来ず困っていると、突然女が俺の手を取りグイッと引っ張る
すぐに対応できず転びそうになったが、なんとか体勢を戻した
春千夜
???
春千夜
春千夜
春千夜
「所詮夢」
そう思えばこの女の行動も、別に気にならなかった
それに握られた手の感触が、なぜか初めてではないように感じて、少し不思議な感覚だった
女は俺の手を引き、屋台をキョロキョロと散策する
顔は見えないけど楽しそうで、俺もなんだか気分が良くなる気がした
しばらく歩き回ると、疲れてきたのか女はベンチに座る
もちろん手は離して貰えず、流れるように俺も座った
見覚えのあるベンチだった
春千夜
???
春千夜
春千夜
春千夜
いつもより長い夢にいたことで 少しだけこいつの言ってることが分かるようになってきた
口の形や唇の動きで、声がなくても何を言っているのかを読み取る
【読唇術】 と言うやつだろう
???
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
グイッ
一人考えていた時、俺の浴衣を女が引っ張った
春千夜
春千夜
ドオォォォン!!
途端、大きな音が鳴り響き 咄嗟に前を見る
夜空に大輪の花が咲いていた
光と色が混ざり合い、遅れて音が鳴る
???
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
ポロッ…
春千夜
頬に温かい何かが流れ落ちた それの正体、俺はすぐに分かった
春千夜
おい…
ココ
春千夜
ココ
気がつくと、隣にあいつはいなかった
視界に入ったのは、焦ったような顔で俺を見つめる部下の姿だけだった
To Be Continue…
コメント
33件
不思議…竜胆はあの時なんて言おうとしたんだろ…なんで春千夜は泣いてたんだろ…謎ですね…ムズいです!けどすごく面白かったです!!続き待ってます!!
相変わらず雰囲気最高すぎます! あと2日連続投稿嬉しいです! はるちが泣いてたって相当だ…そして灰谷ズは何か知ってるっぽいな… 勝手な考察だけど、もしかしてあの子ははるちの彼女なのかな? 気になりすぎる!続き楽しみにしてます