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コメント
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すいません 今回涼ちゃんサイドじゃなくて若井さんサイドです… それではStaRt！
若井side
アナウンサー．
アナウンサー．
アナウンサー．
ドキッとした
何にびっくりしたのかはよくわからない
でも、いま涼ちゃんが忘命性障害かもしれないということで、 きっと忘命性障害に敏感になっているのだろう。
テレビでは『指定難病・忘命性障害』というテロップと共に、 一人の男の人がでてくる。
説明を見るに、忘命性障害について調べている専門家の先生みたいだ。
アナウンサーと、忘命性障害について話し始める
アナウンサー．
専門家の先生．
アナウンサー．
専門家の先生．
アナウンサー．
専門家の先生．
専門家の先生．
アナウンサー．
専門家の先生．
アナウンサー．
ずっと、食い入るように聞いていた。
涼ちゃんが、忘命性障害かもしれないから。
でも当の本人は「トイレ行ってくる」とリビングを出ていった
テレビの中ではまだアナウンサーと専門家の先生が話していたけど、 そんなのどうでもよかった
専門家の先生が言っていた、“脈拍が速くなる”という症状
涼ちゃんに当てはまりすぎている
忘れっぽくなって、脈拍が速くなる。
いつか見たまとめサイトには孤独を感じやすくなるとかいてあったけどそれはどうだろうか。
『忘命性障害 寝不足』
検索エンジンにそう打ち込んで検索にかける。
涼ちゃんは寝不足だと言っていた。
忘命性障害の症状じゃないのなら、涼ちゃんはきっと忘命性障害ではない。
とにかく、今の涼ちゃんの症状と違う忘命性障害の症状を見つけたかった。
忘命性障害の薬は、副作用として、夜眠れなくなるというものがあります。 これは脳が興奮することによるものです。 なので忘命性障害の人は必然的に寝不足になるのが特徴です。
その文を見た瞬間、全身から力が抜ける。
涼ちゃんは、忘命性障害の薬を飲んで、寝不足なのだろうか。
だとしたら、もう忘命性障害だとしか思えない。
忘れっぽくなって、脈拍が速くなって、寝不足になる。 涼ちゃんの症状に当てはまりすぎている。
でも、勘違いであってほしい。
涼ちゃんが忘命性障害だなんて、思いたくない。
だって、本当に忘命性障害だったら、忘れてしまうから。
俺と涼ちゃんが最初ぎこちないながらも同居生活したことも
三人でたくさん遊びにいったことも
元貴の歌も、俺のギターのことも。
楽しかったことも、嬉しかったことも、全部忘れちゃうから。
涼ちゃんの記憶の中から、Mrs.GREEN APPLEが、なくなってしまう。
それだけは絶対に嫌だ。
涼ちゃんがもし今Mrs.GREEN APPLEを脱退すると言っても、
『僕はMrs.GREEN APPLEだったんだ！』って、いつまでもあの笑顔でずっと思っていてほしいから。
なのに、涼ちゃんが、忘れてしまう？
藤澤．
若井．
藤澤．
いっそ、涼ちゃんに言ってしまおうと思った
聞いてしまいたかった。
でも、聞けなかった。
だって涼ちゃんはきっと忘命性障害のことを隠すから。
自分が忘命性障害だって言って、Mrs.GREEN APPLEに迷惑がかかることを恐れている
涼ちゃんは、そんな人だ。
自分が大変な時でも、Mrs.GREEN APPLE全体を考えてくれる、優しい人。
“最年長だから” “元貴と若井の方が大変だから”
そんな理由で人にあまり相談しない人。
若井．
藤澤．
結局、その日は何も言えなかった。
こんにちは✨
1000いいねありがとうございます😭 とても嬉しいです✨
次は本当に涼ちゃんサイドです💦 楽しみに待っててくれると嬉しいです👍
この作品もいいね、感想お願いします🤲
それではまた！
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