テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「 # 少し歩む道を間違ってしまっただけで . 」
少し歩む道を間違ってしまっただけで、
「あの子は他の子とは違うから関わるのはやめなさい」
と言われてしまう。
皆と違う道を歩んでしまっただけで、
「きっと何かの障害なのよ」
と思い込みをされてしまう。
道を歩んで行くにつれ、孤独に慣れてしまう。
後ろに着いてくる人間なんて誰も居ない。
そんな事分かっているけれど、
少しの希望を抱き 後ろを振り向いた時
「あの子は人間じゃないのよ」
という言葉が僕に突き刺さる。
まるで刃物の様に。そして嘲笑う様に。
人間じゃなかったならなんだというの?
化け物?
怪物?
それとも人間の皮を被った何か?
少し歩む道を間違ってしまっただけで、
元の姿には戻れないというの?
人間にはなれないというの?
なぁ教えておくれよ、人間さん。
コメント
1件
「あの子は人間じゃないのよ」 と言われた瞬間 自分の何処かが崩れた音がした。 そしてこのたった一言で、人間が怖くなった。 貴方は人間だよ。美しく輝ける人間だから。 そのままで居てね。 貴方にあの絶望を知って欲しくはないから。