ギュビン
……
ギュビン
…なに?
ハオ
……
…謝らなきゃ
ギュビン
…そんなにかしこまらなくても
ギュビン
全部聞いてるよ笑
ハオ
……え…
ギュビン
やっとか~!って感じだけどね!
ハオ
……
ハオ
怒ってないの?
ギュビン
なんで?
ハオ
だって……
もう相手がいる人に告白して
困らせたのに
ギュビンからしたら
自分の大切な人に告白してるのに
ハオ
…良くないじゃん……
ギュビン
……ん~
ギュビン
怒るとか一切ないよ
ギュビン
頑張ったね
ハオ
…!!
ギュビン
俺から言われるのもあれだと思うけど…
ハオ
……
ハオ
優しすぎるね
ユジンがこの人を選んだ理由
よく分かったよ
ハオ
……ふ~…
ハオ
ひとつ肩の荷がおりた…
ハオ
……あ
ハオ
ゆじな
ユジン
…!?
ユジン
はおひょん…
気遣わせちゃってるかな…
ハオ
そんなに気まずそうにしないで笑
ハオ
いつも通りでいいんだよ
ユジン
……うん…
ハオ
困らせてごめんね
ハオ
聞いてくれたおかげで吹っ切れたよ
ユジン
……ほんとに?
ハオ
うん
ユジン
…どんな顔して会えばいいか分かんなくて
ハオ
気にしなくていいのに~
2人の幸せを見送る覚悟ができたよ
2人とも
できるだけ笑っていてね
ハオ
お、はんびな
ハオ
もう帰る?
ハンビン
ん?うん
ハオ
みんなで帰ろうよ
ハンビン
あ……ごめん
ハンビン
寄るところあって
ハオ
そっかぁ~
ハオ
じゃあまた明日ね
ハンビン
…うん
ハオ
2人と話してたら遅くなっちゃった~
ハオ
…?
ハオ
あれ……
ハンビン
……
ハオ
はんびな!
ハンビン
…!!
ハンビン
はおひょん…!
ハオ
…!
話すより先に目に入った
はんびながたくさん抱えてた薬
ハオ
それ…
ハンビン
……あ…
ハオ
…どこか悪いの?
ハンビン
そう言うわけじゃ…
ハオ
何も無いって量じゃないでしょ
ハオ
書いてる名前もはんびなのだよ
ハンビン
………
ハオ
もしかして
ハオ
入院してる友達って嘘…?
ハンビン
……
ハンビン
…ほんと
ハオ
じゃあこの薬は?
ハオ
通院してたのほんとははんびななんじゃないの?!
ハンビン
……
ハオ
なんで言ってくれないの…
ハンビン
……言ってもどうにもならないもん
ハンビン
心配かけるだけ
ハオ
わかんないじゃん!
ハオ
そりゃ言ってくれなきゃ何も出来ないよ!
ハンビン
……迷惑になりたくなかった
ハオ
……僕が
ハオ
それで迷惑だと思うと思ったの?
ハンビン
……
ハンビン
…今日はもう帰る
ハオ
え…
ハオ
ちょっと待ってよ!
ハンビン
………
ハオ
はんびな!!
ハンビン
……
ばれた
ずっと隠してきたのに
『心臓神経症』
これのせいで小さい頃からみんなと同じ生活は出来なくて
友達も全然できなくて
やっと出来た3人の友達には
ずっと黙って
楽しいままでいようと思ったのに
ハンビン
寄りにもよってはおひょんにバレるとは…
明確に何かは分からない
でも、
優しい、可愛い、かっこいい
はおひょんの全部が好きだ
ハンビン
終わった…