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顔の見えない交換日記

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顔の見えない交換日記

12 - されど恋人、たかが恋人。

♥

261

2023年01月21日

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アミノ酸

どーも!

クエン酸

どもー

アミノ酸

ここで報告です!

アミノ酸

その、この連載をこの前読み返してなんですけど…

くっそ読みづれぇっ!!!

アミノ酸

ということでやる気が保てていた6話まで読みやすいように編集したので、良ければ読んでくださると嬉しいです…

アミノ酸

多分読みやすくなってるはず…

クエン酸

内容はそんな変わらないが、一応読むことをおすすめするぜ!!

アミノ酸

気が向いたら残りの話も読みやすくすると思います((

アミノ酸

えー…間は空きましたが!!
続きいきます!

クエン酸

どぞー

!お願い! ・通報やめて、、、 ・地雷さんはUターン! ・物語の流れで一部病み要素あるかもです ・ご本人様には一切関係ありません! ・なんでもありな方向け

アミノ酸

ではどーぞ!!

しょうくん

だからここは5‪√‬3になって…それから…

いむくんがペン先を動かす。

いむくん

xは7.46だから…答えは22だ!!

しょうくん

正解っ!!

いむくん

やったっ!!

いむくん

終わったー!!

パンッ

2人でハイタッチを交わした。

いむくん

ありがとねしょーちゃん…

相当溜まった課題。

プリントの数々は今日初めて 手を付けたもののように見える。

しょうくん

んーん、全然ええよ。
しっかし相当貯めてたんやなぁ…w

いむくん

いざとなるとほんとにやる気が出なくてね…

しょうくん

それで僕に頼んだ、と。

いむくん

そーゆー事です…

少し申し訳なさそうで 少し満更でもなさそうな いむくんを横目に 椅子の背もたれに背を付ける。

しょうくん

じゃ、休憩しよか

いむくん

だねっ!!
いふくんに紅茶入れてもらってくる!!

さっきまでの勉強に対する 苦悩の表情とはガラリと変わった 明るい瞳になったいむくん。

しょうくん

あ、グレープソーダでええよ

いむくん

え?紅茶…好きじゃなかったっけ

顔を天井に向けながら 目線だけいむくんに向ける。

しょうくん

いやー…

しょうくん

いむくんはグレープソーダにするやろ?

いむくん

えっ!?なんでわかるのっ!?

今度は膝に頬杖をついてから ニコリと微笑む。

しょうくん

そりゃあ長い付き合いやもん、そんくらいわかるで。

いむくん

うわ、強ww

しょうくん

www

いむくん

じゃ、行ってくるねっ!!

しょうくん

あ、そうだ

いむくん

しょうくん

今日はいむくんのお父さんもいるんやから、大人しくした方がええで。

いむくん

…なんでわかった

さっきよりもマジレベルで いむくんは聞く。

しょうくん

そりゃあ長い付き合いやもん…って言いたいとこやけど

しょうくん

今日見かけたんよ、途中で。

いむくん

え、話したの?

しょうくん

まーちょっとだけ。
何も言わないのは失礼やろ

いむくん

まーね、お父さんめんどくさいからさ。

しょうくん

…政略結婚、うちの家系が女型やったから生まれる前に決まってたんやけどね…僕が男で生まれてきたからさ、いむくんのお父さんもそこまで僕の事よく思ってないみたいやし。

いむくんのお父さんは、 僕が女に生まれた方が いろいろ都合が良かったんだと思う。

今更、婚約申請を取り消す事は 難しいとは思うが。

しょうくん

(…うちの家はいむくんの家にとって師匠みたいな存在やって聞いたし、立場的にも難しいからな。)

いむくんは、僕が女だった方が 良かったんだろうか。

しょうくん

…ごめんな、男で。

いむくん

…んーん、別に気にしてないよ、僕は。

いむくんは首を横に振ってくれた。

しょうくん

(…いむくんらしい、と言えばそうか…)

しょうくん

ま、いむくんも気は張ってるとは思うけどなw

いむくん

まぁね…久しぶりに帰ってきたから

呆れたような緊張しているような顔を 見せるいむくん。

いむくん

それに いふくんも大人しいしw

いむくん

たしかさっきも"勉強の集中のために私は隣の会議室でお茶の用意をしていますので、終わりましたらご報告ください"って言ってたんだよねぇwww

しょうくん

まろちゃん…地位の為ならプライドでも捨てるからな…ww

いむくん

ね、大変w

しょうくん

…な、だるいねん

いむくん

じゃ、呼んでくる!!

しょうくん

ん、ありがと

ガチャ

シャーペンの芯をしまって ペン立てにかける。

5年前、誕生日に いむくんに貰ったシャーペン。

シャーペンを5年間使い続けるのも 野暮だけれど、いむくんからの 大切なプレゼントだ。

しょうくん

ふふ。

懐かしさに笑みがこぼれる。

ガチャッ

いむくん

よんできたよっ!!

背の低いいむくんの後ろから かしこまった まろちゃんが出てくる。

いふくん

…初兎様、お疲れ様です。

いむくん

固くない?w

しょうくん

ええよ、別に素のまろちゃんで。
ドア閉めてるからさ、聞こえないと思うで?

いふくん

…いえ、これが仕事ですので…

いむくん

っことはいつも仕事してないってことー?w

しょうくん

お義父さんに言うぞww

いふくん

こんっっっのクソガキら………

しょうくん

クソガキですがー?w

いむくん

いふくんのばーーーーかっ!!

いふくん

はぁ…

いふくん

はい、グレープソーダ。

コトッ

しょうくん

ん、ありがとな

いふくん

…しょにだってグレープソーダ好きやったっけ?

しょうくん

いむくんと同じ質問しとるなぁw

しょうくん

…まろちゃん、そっちのが手間省けるやろ?

いふくん

…ありがとうございます……

しょうくん

ボソッ))……それに、今日はいむくんと同じ飲み物がええ気分やし。

本当に誰にも聞こえない声で呟く。

いや、呟くんじゃない、 心の中で唱えるくらいの声で。

いむくん

そーいえばしょーちゃん、何か欲しいもの、ある?

しょうくん

ん?

いむくん

いやさ、忙しいのに宿題手伝って貰っちゃったし、お礼に。

しょうくん

欲しいもの…か

大体のものはもう買ってもらってる。

どうも欲しいものもない…

欲しいもの……したいこと…でも ええんかな…?

しょうくん

あっ…

いむくん

お、なんかある顔じゃないっ!?

しょうくん

あ、いや、ええよ別に…

こんなこと頼めない。

しょうくん

特に…ないし

いむくん

嘘だ。

いむくんはニヤリと笑みを見せて 人差し指を僕の目線の前に伸ばす。

しょうくん

…別に

いむくん

嘘だよね、わかるよ?

しょうくん

…なんで……

いむくん

そりゃあ長い付き合いだもん、そのくらいわかるよ。

不意打ちの言葉に面を喰らう。

いむくん

なーんてっ!!

しょうくん

…強いなぁ…w

不覚にも少し照れてしまう。

いむくんに少し赤い顔がバレないよう 膝と膝の間に顔を埋める。

いむくん

で、何が欲しいの?

しょうくん

いや…その…

しょうくん

まろちゃんは…下がっててくれへん?

いむくん以外には あまり聞かれたくない内容だ。

いふくん

え、なんで

しょうくん

ま、いろいろあってな…

いふくん

ん、ええよ。
終わったら呼んでな。

しょうくん

…ありがと。

ガチャッ

まろちゃんが行ったのを見送った後、 いむくんの方から話が切り出された。

いむくん

で、しょーちゃん、何が欲しいの?

しょうくん

あの…笑ったりせぇへん?

いむくん

しないよ?

しょうくん

そ…それなら安心なんやけど…

いすに持ち上げていた足を下ろし、 膝の上に手をつく。

いむくんと目を合わせないために 下を向いて話を続ける。

しょうくん

…だるいし恥ずかしいし我儘なお願いだって分かってるんやけど…

しょうくん

あっ、別にいむくんが嫌なら無理にとは言わないし…

しょうくん

その…

別に…契約結婚やけど… 好き同士だからっていうか…

しょうくん

……………キス…して欲しいな…って

いむくん

!!

いむくんの驚いた表情。

時間が止まっていた気がした。

しょうくん

…やっぱり無し

自分が言っていることが 何だか不安になってきてしまう。

いむくん

…いや、わかった、きす…しよ。

いむくんが左手で右手を ぎゅっと抑えて言う。

しょうくん

(明らかに無理しとるよな…)

これでいむくんに引かれたりしたくない。

しょうくん

…無理にとは言わんで?

いむくん

無理…ではないよ

いむくん

僕…しょーちゃんの事好きだし…

しょうくん

(…声が不安げやけど)

……不安げだとしても"好き"と 言ってくれるのは悪くない。 …とは思う。

少し安心した顔で机の端の方に 目線をずらす。

本当に安心しているのかは知らない。

しょうくん

…ん

いむくん

ん、じゃ、目…つぶってくれる?

目を瞑る。

いむくん

……い、いくよ?

しょうくん

、、、

少しの間密度の薄い沈黙が続く。

いむくん

……………………ごめん

しょうくん

ん…?

いむくんの声に思わず目を開ける。

いむくん

やっぱりっ……無理かも…

少し震えた声で言われる。

しょうくん

、、、

別に強要する理由はない。

しょうくん

……そ

しょうくん

(…いむくんが"大丈夫"って言ったやんか)

しょうくん

(…嫌われたくないからそんな事言えないんやけど)

心の中に浮かぶ小さなイラつきを 押し込んで溶かす。

大丈夫、落ち着け、僕。

いむくん

本当ごめん…他のものにしてくれると…

いむくん

あっ、そうだっ!この前言ってたあの…

勝手に話が進む。

自分の小さなイラつきが 顔に出ていたのかもしれない。

いむくんの無節操でマイペースなとこ、 僕あんまり好きじゃないんよ。

顔色を伺ういむくんの姿に イラつきが自制できなくなってくる。

しょうくん

……いむくんは…僕に好き好き言ってくれるけど……

しょうくん

本当に僕のこと、好きなん…?

口からポロポロと言葉が出てくる。

いむくん

そ…れは…

その一つ一つの言葉に 困惑した顔をされる。

いや、申し訳ない顔? もしくは気まずい顔?

しょうくん

(…どっちにしろそんな顔すんなや、僕が悪いみたいやろ)

いむくん

でも…

言い訳の手口でも切り出そうと しているのだろうか。

いむくんの行動一つ一つが ブレーキを壊していく。

しょうくん

元々は…政略結婚やったけど

しょうくん

好きって…言ってくれたのいむくんの方からやん!!!

いつの間にか椅子から立ち上がっていた。

自分でも息が荒いのがわかる。

いむくん

待ってっ…

いむくん

待ってっ…てば…

だから、泣きそうな顔、すんなや。

しょうくん

…何を根拠にいむくんは俺を好きと言える?

しょうくん

ほんとに…好きなの?

いむくん

、、、

いむくん

ボソッ))…束縛強めだなぁ

いむくんの口が微かに動く

いむくんは俺に聞こえてないと 思っとるんかな?

聞こえてる。全部。

君のことなら、俺はなんでも分かる。

だって、長い付き合いやもんね。 そのくらい分からないと。

しょうくん

……だる

そろそろ呆れてきた。

ろくに質問に答えず、 言い訳ばっかりしようとする。 すぐ話を逸らす。

しょうくん

あ""ああぁぁあ"!!!!

ため息の代わりに俺の口から 怒りの声が漏れる。

いむくん

ビクッ

しょうくん

(…やべ)

今の自分、きっと みっともない顔しとるよな。

しょうくん

(あー…悠くんの時もこんなやったっけ)

自分の尺度にもキレそう。

いむくん

……そっ、そうだ!
そういえばね、しょーちゃんが勧めてくれた交換日記、今、すっごい楽しみになってるの!!

無理に話を繋げようとされる。

僕の機嫌を取ろうとするいむくん。

いむくんは身振り手振りで 話を進めていく。

いむくん

【キンギョソウ】さんもね、しょーちゃんと同じように頭が良くってさ、勉強とか教え……

「【キンギョソウ】さん」

この人の事は知らない。

でも確かにいむくんの口からは 何度も聞いたことがある。

…思えば、何時でもそんな名前を 口にしていた気がする。

しょうくん

……だるいわ

しょうくん

まーた【キンギョソウ】さん?

声が震える。

あぁ、俺、今泣きそうになってるんやな

しょうくん

ほんま…だるいわ…w

涙を押し殺して お腹の底から声を絞り出す。

上手く…笑えてるかな?

いむくん

っ…

いむくん

ごめっ…

しょうくん

…謝れなんて言ってへんよ

しょうくん

俺は……

言葉を出そうにもため息に消える。

感情に左右されすぎて疲れてきた。

もうこの場でこれ以上 怒るのも意味が無い。

しょうくん

……………帰るわ

いむくん

ちょっと待って…!!

しょうくん

…だるいで、いむくん

こちらに伸ばされたいむくんの手が ゆっくりと下がる。

いむくん

………

いむくんの口元は強ばっている。

…俺だって、いむくんに 嫌われたままじゃいやなんよ。

しょうくん

…………明日、来るから。

いむくん

!!

しょうくん

じゃ、また。

扉を向こうに押し開けて 足を踏み出す。

しょうくん

………

しょうくん

(…いむくんは…)

いむくんは、僕が女の子だったら、 今よりも僕を好きでいてくれたのかな

しょうくん

(いむくんはいつも"女の子じゃなくても好き"っていってはくれるけど…)

しょうくん

(…もし、全部嘘やったとしたら……)

ふいに視界が歪む。 涙が溜まっている。

しょうくん

ボソッ))あー…やべ…

泣いた跡が残らないように 手を押し付けて涙を拭く。

いふくん

あれ、初兎様…?

しょうくん

…げ

タイミングが悪い。

泣いてんのバレるやんか。

さいあく。

しょうくん

っ、、、

バッ

顔を隠すように立ち上がり歩き出す。

走り出したらいかにも 泣いているようでかっこ悪い。

いふくん

えっ、どこにっ!!

いふくん

お送りなら着いていき……

後ろに早足で着いてくるまろちゃん。

しょうくん

(…察してくれや…)

しょうくん

まろちゃん。

"だるい"という言葉を押し殺して。

後ろに振り向かずに言葉を吐き捨てる。

しょうくん

…いいで

いふくん

ご…ごめんなさい……

しょうくん

んーん、別に

しょうくん

…別に

車を待つ。

しょうくん

、、、

空はまだ暗くない。

周りがよく見える。

しょうくん

(…さすがにりうらは居ないか)

車を待つ間もいむくんの顔が 脳裏にチラつく。

しょうくん

(…せめて僕がもっと女の子らしかったら…良かったのかな…)

しょうくん

(そうやな…いむくんはもっと大人な女性が好きなんかな…)

しょうくん

(もっと…大人に…)

キキッ…

目の前に黒い車が止まる。

ガチャッ

しょうくんのメイドさん

お嬢様、お迎えに参りました。

しょうくん

ん、ありがとな

しょうくんのメイドさん

…いつもより早いですが、お時間お間違えしてないでしょうか?

しょうくん

間違えてないで。

しょうくんのメイドさん

良かったです!

開く黒い車体のドア。

その中の後部座席に腰を下ろす。

しょうくん

…メイドさん

窓からいむくんの家を眺めながら 口先を動かした。

しょうくんのメイドさん

はい、なんでしょうか?

しょうくん

僕の部屋に、カクテルドレスってある?

しょうくんのメイドさん

え、あ、はい、あったはずですよ

メイドさんは半分驚いたように言う。

まぁ今までドレスだけは 毛嫌いしてきたもんな。

いむくんの為なら 魔法にかかるのも悪くない。

しょうくん

…いむくんの家にさ、明日は夜に行くって伝えといて。

しょうくんのメイドさん

あっはい、承知しました!

少しだけ空いた窓の隙間から 風が漏れてくる。

風になびき、崩れた髪を耳にかける。

しょうくん

、、、

好きも嫌いも、明日には分かる。

アミノ酸

どーでしたか?

クエン酸

んー…喧嘩続きネタ飽きたんだけどなぁ

クエン酸

お前これ孤児院のやつでもやったろ

アミノ酸

う"っっっっ(大打撃)

アミノ酸

だって…お話繋ぐのくそむずなんやもん…!!!!!!

クエン酸

…今そういうの何個ある?

アミノ酸

そうなんだよっ!!!!
今作品溜まりすぎてやばいの!!

アミノ酸

…好きなとこばっかり書いてるからどんどん書き途中のが溜まってって…

アミノ酸

12個編集中状態なの!!

クエン酸

あぁ…(察)

クエン酸

まぁ書くしかないよな

アミノ酸

まぁ…書くしかないんだよね

アミノ酸

そこんとこでー

りうらくん

今回もこの話を読んでくれてありがとうっ!!

いむくん

この話が少しでもいいと思ってくれた方へ!

しょうくん

♡、コメント、フォロー等していただけると嬉しいです!!

ないこくん

低浮上気味だけど続きも見てくれると嬉しいなっ!

いふくん

主の他の作品も良ければ見て回ってってくださいねー

ゆうくん

次回もまた会おうな!

アミノ酸

おつアミノー

クエン酸

おつくえんー

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コメント

4

ユーザー

うわぁあぁぁぁぁぁあぁあ… やっぱり言葉使い本当に上手ですよね…!! 確かに💜🤍🐰さんが女の子だったらこんなことは なかったかもしれないけど今までの時間は 💜🤍🐰さんが今の💜🤍🐰さんだったからこそ あった時間って考えると…… 自分だいたい喧嘩する時ってなんか こういう深いことで喧嘩しないんですよ…w アミノ酸 さんしか書けない物語ですよね… 尊敬します!!

ユーザー
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