あきれた、相変わらず能天気な兄だ

それでも心のどこかで少し安心したのは気のせいか？

～永遠の呪い　６話～

そういうと服のポケットの中から

黄緑色に光るネックレスを取り出した

ドアを出ていくときにルシアは下を向いていた

そのときにチラッとみえたルシアの顔は

悲しそうだった

俺は言われたとおりにネックレスを渡した

すると床に書かれている魔法陣のような

模様にネックレスを置いた

俺がこの国に実験のためつけられた模様

突然「呪われている」といわれて頭が困惑していた

どういうことなのか全くわからなかった

と言って左手を見せた

そこには床に描かれている魔法陣と同じ形だった

嫌な予感がした

兄がこの世からいなくなりそうな予感がして

兄は一度決めたことは絶対に変えない

だから、これから何をしても必ず呪いを解くだろう

それなら、人生の最後にでもわがままは聞いてやらないとな

大きく深呼吸をして鬼が来るまでに体力を高める

そういって魔方陣に手をかけようとする

すると…

ゾムがルシアを後ろに寄せ自分が魔方陣の前に出た

ゾムは魔方陣に触れ、すると

ゾムの周りを黒い霧がおおった

小型のナイフをポケットから取り出た

小型ナイフを首に刺した

ゾム。