テラーノベル
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前回(二話目)の続きです。
まだ未視聴の方はそちらを観てから どうぞお楽しみください!
オランダ
オランダ
翌朝、よく晴れた学園の昇降口。
僕はキャスケット帽の庇を指先で少しだけ持ち上げ、大きく一つため息をついた。
昨夜、イギリスのあの薄暗い部屋で 聞かされた言葉が…
一晩中僕の脳内で 『リフレープ』 し続けていた。
オランダ
もし、本当に顔も見たくないほど僕を嫌悪しているなら、僕を視界から消す手段などいくらでもある。
なのにあいつは、僕のツンとした アプローチに、いつもわざわざ 「冷たく接する」 というエネルギーを返してくる。
――それが、インドネシア自身もまだ過去に心が囚われている証拠だなんて。
オランダ
オランダ
胸の奥で小さな火種がパチパチと音を立てるのを感じながら、僕は教室へと向かった。
ちょうど廊下の向こうから、僕の思考のすべてを支配している張本人が歩いてくるのが見えた。
インドネシア
パーカーのフードを少し深く被り、足をせわしなく動かして歩くインドネシア。
あいつは僕の姿を視界に捉えた瞬間、いつものように露骨に顔をしかめ、歩幅を早めて通り過ぎようとした。
いつもなら、ここで僕が可愛げのないツンとした言葉をぶつけて引き止めていた。
…だけど、今日の僕は違った。
すう、と息を吸って、 あいつのすぐ横を、 何も言わずに通り過ぎる。
オランダ
インドネシア
すれ違いざま、インドネシアの短い困惑の声が耳に届いた。
僕はあえて振り返らず、そのまま数歩歩いてから、わざとらしく優雅に立ち止まった。
そして、僕はポケットから例のワッフルを取り出し、近くのゴミ箱の横にある机にポツンと置いた。
オランダ
オランダ
そう冷たく言い残し、僕はあえてあいつの顔を見ずに、そのままスタスタと歩き去った。
いつもなら「鬱陶しい」と言われるまでしつこく構う僕が、あっさりと引き下がったのだ。
オランダ
僕は物陰に隠れて、そっと振り返る。
インドネシア
インドネシアは、僕が去った廊下を呆然と見つめて立ち尽くしていた。
いつもならすぐにマレーシアやフィリピンのところへ行くはずなのに、あいつは動かない。
それどころか、誰もいない廊下で、僕が置いたお菓子をじっと見つめ、複雑に眉をひそめている。
…その表情は、 ただ『嫌いな奴が消えて清々した』 という顔では決してなかった。
オランダ
激しい困惑。そして、どこか焦ったような、置いてきぼりにされたような…
――そんな、脆い揺らぎ。
オランダ
胸の奥がドクンと大きく脈打った。
イギリスの言ったことは正しい。 あいつの心の氷は、何も感じない永久凍土ではない。
だけど、真相が見えたからといって、すぐにハッピーエンドになれるわけじゃない。
あいつが囚われているのは、僕への好意ではなく、あの植民地時代の苦しみや、
僕への複雑な『愛憎』の可能性が高いのだから。
マレーシア
オランダ
不意に、すぐ近くの壁から声がして、僕は飛び上がった。
振り返ると、いつからそこにいたのか、マレーシアが壁に背を預けて腕を組んでいた。
オランダ
相変わらず底冷えするような眼光で僕を強く睨みつけているが、
その目にはいつもと違う、どこか品定めするような光が混じっていた。
マレーシア
オランダ
オランダ
マレーシア
マレーシア
マレーシア
オランダ
マレーシア
マレーシア
いつでも殴る準備ができている男の、本気の警告。
だけど、今の僕にはその睨みさえも、心地いい挑戦状のように思えた。
オランダ
オランダ
マレーシアはもう一度低く鼻を鳴らすと、今度は何も言わずに歩き去っていった。
遠くの窓から、またポツポツと冷たい雨が降り始める。
だけど、
僕の心は昨日の夕暮れとは違って、不思議なほど透き通った熱に満ち溢れていた。
コメント
13件
え、もう色々好きすぎて…💕💕😭😭🇮🇩くんがパーカーのフード深く被ってる姿を想像して萌えました(?)🇳🇱くんがツンとしないであえて冷たくするのが…良い…!!冷たくされた🇮🇩くんの反応が…いつも構ってくれる人に冷たくされた猫ちゃんみたいで可愛い…。🇳🇱くんの行動に意識を囚われてるの過去への囚われを感じる…。🇮🇩くんの🇳🇱くんへの愛憎って表現ぴったりすぎて泣きそう(???)😭😭愛憎って言葉作った人天才すぎるよ…。
ストーリーが…すっきです…!!! オランダさん…頑張れ(?)
うっ💘 ちもきわるいでしょうが言わせてください。好きだ…! エピソードタイトルとか文中の言葉がオランダさんの合理的な性格にぴったんこですねえ…!✨ そして少しだけ勇気を出したアプローチ!! マジで美味しいですありがとうございます😭😭💕