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○○

それで、私はどうしたらいいんですか?

若林

まずアジトに来て欲しいです。

若林

移動は車なので。

○○

いや、ちょっと流石にそれは…

○○

正直まだ信用しきれてないです。

○○

ごめんなさい。

○○

なにか証拠があれば、

若林

証拠、、

若林

あ、!

若林

これなんかはどうでしょう?!

男の人にホーム画面を見せられた。

○○

これは…

○○

お父さんと、

○○

貴方、ですか?

そこにはお父さんと男の人らしき人が仲良さそうに移っている。

若林

そうですそうです!!

若林

やはりお父様を近くで見てきたお嬢は違いますねぇ!!!

○○

あと、お名前を教えて頂けますでしょうか

若林

あぁ、これは申し遅れました!

若林

私、若林と申します!

若林

改めてよろしくお願いします。

○○

若林…

○○

小さい頃の記憶なので曖昧ですが

○○

お父さんから昔聞いたことあるような気がします。

○○

何回も話に出てきた気がしますね。

若林

ぅ、うぅ、、

若林

お父様ぁ…

この人は涙脆いのだろうか。

お父様と関わってきたということはきっとこの方も裏の世界の人なんだろう。

信用してはいけないのかもしれない。

着いて行っては行けないのかもしれない。

だけど、なんだかこの人は悪い人じゃない気がする。

直感だから分からないけど

信用してみるのも悪くないかもしれない。

それにあの事もあってからもう全てがどうでも良くなってしまった。

殺されてもいいし私がどうなろうともう構わない。

○○

○○

わかりました。

○○

着いていきます。

若林

はいっ!!!ありがとうございます!!!!

若林

では、どうぞ!

若林さんの手を取って私は真っ黒な車の中へと乗り込んだ。

○○

んん、

○○

あれ、ここ、

○○、

○○

蘭さ、ん、?

あんな酷いこと言ってごめんな、

本当は今も前もずっと大好きだしこれからも○○がずっと好きだよ、

蘭さんの様子がいつもと少し違う気がするのは気のせいだろうか。

いつも○○ちゃん呼びなのに、

今は『○○』と呼んでいる。

もう俺のことは忘れてさ、

幸せになってよ。

それが俺の願いだから、

嗚呼、これは蘭さんに突き放された可哀想な私を慰める為の夢なのだろうか。

いいや、慰める為なんかではない。

私に思い出させて苦しませる為だ。

こんなに温かい言葉をかけられるわけがないのに、こんな夢を見てしまって、

なんと哀れで可哀想で、

阿呆らしい。

○○

蘭さん、

○○

私も大好きです、っ

あぁ、ほら

 本当に、貴方も私も馬鹿ね。

こんなに生温い言葉をかけられて、更には夢ということもわかっているのに

こんなにも心が落ち着いて

舞い上がってしまう。

○○

だから、だから、っ

○○

そんなこと言わないでくださいよ、

○○

私もずっと大好きですよ。

○○

でも、私は蘭さんと一緒に幸せになりたいです。

○○

私だけが幸せになるなんて、

だめだ。

○○

…どうして?

俺は○○とは違って自分の手を汚した人間だ。

もうお前の生きている世界と俺が生きている世界では訳が違うんだよ、

俺だって、!

お前とずっと一緒にいたいよ、

でも、

お前を危険な目に合わせたくないんだ。

ごめんね。

○○

蘭さん、!

○○

蘭さんっ!

蘭さんの名前を呼んでも蘭さんは見向きもせず暗闇の中へ消えてしまった。

○○

う、うぅ、

○○

こわい、っ

○○

暗いよ、

○○

らん、蘭、

○○

戻ってきてよ、

_う、__ょ.._じょ...う

○○

ん、?

__お嬢!!!

○○

っは、!!!

若林

お嬢?!

若林

大丈夫ですか??!

○○

あ、え、っと、ごめんなさい、

○○

私いつの間に寝ちゃってて、

若林

お嬢、何か怖い夢でも見たんですか??

○○

、えぇ、

○○

それはそれは怖い夢でした。

若林さんに心配かけないようにできるだけ笑って答えた。

 上手く笑えていたかはわからないけど

若林さんは安心したような顔をして

若林

そうですか。

若林

もう着きましたよ。

若林

早く入りましょう?

私を安心させるように微笑んで、優しく暖かい声で言ってくれた。

○○

はい、

若林

どうぞ。

○○

ありがとうございます

もぶ

誰だァ?

もぶ

こいつぁよぉ

○○

ひょ、

若林

おい、やめろよ。

もぶ

す、すんません、

もぶ

若林さん

○○

(若林さんは偉い人なのかな…?)

若林

おい、お前ら。

若林

紹介する。

若林

今日から幹部になる御方だ。

○○

えっ?!

○○

ちょ、ちょっと?!

○○

聞いてないんですけど?!

若林

あれ?そうでしたっけ?

若林

まあ、とりあえず幹部になってもらうので

若林

一緒に頑張りましょうね!!

○○

いや、えぇ??

○○

で、でも!!私殺しなんて、

若林

ん?あぁ、安心してください。

若林

お嬢には裏の方に回ってもらいますから。

○○

というと、??

若林

取引やハニートラップ等ですかね。

○○

なるほど、、

○○

でも、私、

○○

まだ大学生で、

○○

その、友達も最近できてきて、

○○

ここに務めるということは

○○

もう会えなくなるということですよね

若林

若林

はい、

若林

大変申し訳ありません。

若林

ですが、私の願いを叶えて欲しいのです。

○○

願い?

若林

はい、もう一度見たいんです。

若林

貴方がお父様の様に美しく舞いながら闘う姿を。

○○

私そんなに強くありませんし、

お父さんは相当強かったのだろう。

偉そう(?)な若林さんが言うくらいなんだから。

だけど私は当たり前だけど殺しもしたことないし喧嘩もできない。

けど、

○○

私もお父さんみたいになってみたいです、

若林

ほんとですか?!

○○

……

○○

一時期、お父様が全く笑わなくなった時期があったんですよ、

○○

だけど数年経ったある日、いつもみたいに優しい笑顔で笑ってくれたんです。

○○

それが嬉しくて嬉しくて

○○

きっと、若林さんはお父さんをずっと傍で見てきて支えてきた方なのでしょう?

○○

お父さんとても楽しそうに若林さんの事話してらっしゃいましたよ。

○○

その分のお礼も私の人生を掛けてでもお返ししたいです。

○○

おかしな理由かもしれませんが、笑

若林

〜ッうぅぅぅ、、

若林

お嬢、、

若林

一生着いていきます!!!!

○○

え、えっ?!

もぶ

俺も感動しましたッ

もぶ

一生着いていきます!!!姉貴!!!!

○○

え?!やだ、ちょっと!

○○

私そんなに偉い人じゃないですから、笑

若林

というか、お嬢はもう幹部なんですから敬語なんて使わなくていいんですよ!!

○○

ええと、はい、じゃなくて、

○○

わ、わかったわ、?

若林

!!良いですね!

若林

かっこいい女って感じがします!!

○○

!!ほんとですか、?

そう言えば蘭さん、かっこいい女の人がタイプって言ってたな…

あ、また思い出しちゃった。

最近ふとした瞬間に蘭さんのことを思い出してしまう。

やめたいのに、

若林

とりあえず部屋案内しますね!!

○○

あ、はい、じゃなくて

○○

ありがとう。

若林

ここです、どうぞ。

○○

ありがとう、

若林さんがドアを開けて私を先に入れてくれた。

特別扱いされすぎてなんだか慣れない。

まるで、お嬢様にでもなった気分だ。

ん?もうお嬢様なのか…

○○

えっ?!こんないい部屋住まわせて貰っていいの?!

若林

ええ、好きに使ってください。

○○

わあ〜〜!!凄い…

○○

ベッドふかふかー!!

若林

ふふ、やっぱりお嬢はまだ子供ですね。

○○

なっ!私もう大人なのに、

若林

すみませんすみません。

若林

綺麗になりましたね。

○○

ふふ、でしょう?

若林

あ、私は用事があるので。

若林

とりあえず好きに使っちゃってください。

若林

お風呂もついてますから安心してくださいね。

○○

あ、ありがとう、

○○

気をつけて、ね

若林

恐れ入ります。では。

○○

はぁ、

○○

なんか疲れたなあ

○○

あ、そうだ。

○○

バイトも辞めなきゃ。

○○

私の人生これからどうなるのかな、

今は亡きお母さんお父さんにノリで反社なったよ〜✌️とか言えねぇべ

ノリであんなこと言ってしまったけど本当は不安で仕方ない。

この職業はいつ死んでもおかしくない仕事だし迂闊に外も歩けない。

怖い。

不安。

色んなこと考えてしまってもう頭がパンクしそうだ。

もう辞めよう。

○○

もう寝ようかな、

○○

お風呂は朝でいいか、

疲れていたのか目を閉じて数分で夢の中へと意識を落とした。

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