蒼真
祐樹さん何か食べます?
祐樹
えっ…いやいいよ
祐樹
もうほぼ夜中だし……
蒼真
太る心配してるんですか?笑
祐樹
そうじゃなくて……
蒼真
大丈夫ですよ
蒼真
何か適当に作りますね
祐樹
…作ってくれるの?
蒼真
?はい
祐樹
……ありがとう
コトッ
蒼真
……どうぞ
祐樹
…!
蒼真
どうですか?
祐樹
……おいしい
蒼真
…ふふ
蒼真
よかったです
祐樹
ごめんねただの仕事仲間なのに
蒼真
好きなので
祐樹
平気でそういう事言うのやめて…
蒼真
ははっ
祐樹さんの事がたまらなく好きだ
理由は単純だけど
蒼真
……。
人生がつまらなかった
モブ
蒼真くんこの後暇?
モブ
一緒にご飯でもどうかな?
蒼真
……いかない
モブ
……1回くらい行ってくれたって!
顔やお金、下心で見てくる人達にうんざりして 人自体と関わりを持ちたくなくなっていた 関心を持たれたくなくて 目立ちたくなくて
とにかく全部が嫌だった
隼斗
……おいおい
隼斗
もう少し優しく言ってやれよ笑
蒼真
…何回も断ってるだろ
どうせ見てるのは外面だけなくせに そうじゃない人もいるのはわかっているけど 高校生の時に差別を目の当たりにしてからは ずっと、恋なんてくだらない そう思っていた