わかってるけど…

名前：五条 琥珀 年齢：高1(16?) 血筋？：五条家 嫌い：ヒーロー 好き:甘い物全般 高校：東京都立呪術高専 術式：無下限呪術 個性：調整 特殊：1級呪物付き

小さい五条家に生まれた

父が五条家の人で母がヒーロー。

父は母との出会いをきっかけに 呪術師をやめてヒーローとして活動していた

五条家とは縁を切ってね。

家族は両親2人と 長女の私、双子の弟に2歳差の妹

弟が珀で、妹が渚

ご飯は大体、お皿に乱暴に 盛り付けられた 少量の白米とツナ缶1つ

ｺﾞﾂｯ

殴られる。

毎日、

毎日。

いつも珀が慰めてくれた

珀だって、同じことされてるのに

珀が居たから、

ゴツッと珀の頬が殴られる音がした

ヒーローとは思えない

自分の子供を殴るなんて、

ヒーローなんかにはちっとも見えない

ｶﾞﾁｬｯ

ドアが閉まる音がした

もう珀の体は冷たかった

だめだこれ

もう戻ってこない

と思ってた

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

珀の血溜まりから怪物がでてきた

死んだ人が生き返る

そんなこと有り得ないと思う。

だけど、この怪物、

珀の血から出てきて、

私の事をねーちゃんと呼んだ

私のことをねーちゃんと呼ぶのは珀だけだ

珀だ。

私の弟だ。

信じられない

他にこのインタビューを見ている人は きっと新しい子供が生まれたと思って いるのかもしれない

ちょうど生まれたんじゃなくて

ちょうど死んだんだのに

逃げなきゃ

きっと私も殺される

ｶﾞｻｶﾞｻ

父が使っていたキャンプ用のリュックに食料やブランケット、必要な物を必死につめた

とにかく逃げる。

走らないと、

ろくに体力もない体で

とにかく

走って走って

周りなんて見てなかった

気づいたら知らない土地

怖い

けど、嬉しかった

ヒーローが立ち去ろうとした。

必死に掴んだヒーローのコスチューム

その直後彼から放たれた言葉で完全に私はヒーローを信用 することができなくなった

ﾊﾞｼｯ

ヒーローは助けてくれるもの

そう思ってた

両親以外はみんな

助けてくれるのかと

だけど、

所詮はみんな

みんな名声とお金のために ヒーローやってるんだ

ｻﾞｼｭｯ、

ｺﾛｺﾛ

さっきまである場所にあった首が、地面に転がった。

初対面でクソガキと呼ばれたことに驚きながらも私は答えた

まあ、こんな感じで、

ぴっちぴちの高校生になりました

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

数分後

またまた数分後

もう数分後

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｶﾞﾗｯ