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二人の間に火花が散る。
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たっつんさんが1歩踏み込むと、 うりさんも負けじと踏み返した。
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考えるよりも先に、彼が私を引き寄せ
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視線を逸らした瞬間、 階段の上から別の足音が聞こえる。
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そう言いながら彼は、あえて私との距離を縮めてきた。
そしてわざとらしく彼は私の耳元で
「昨日の続き、また……ね?｣
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その瞬間たっつんさんの目が光った。
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私の手を握った手がいつもよりも力強く いつもの優しい彼とは違った。
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その瞬間、たっつんさんは私の手ではなく私の腕を掴んだ。
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🚪（閉
私が何かを言おうとした瞬間、 ぐっと引き寄せられた。
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壁に背中がぶつかり、 そのまま顔が近づく。
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返事の代わりに、彼の唇が私を塞いだ
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熱くて、必死で息が出来ないほどに。
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今まで何度も私の気持ちを尊重し、 距離を保ってくれた彼が
まるで我慢の糸が切れたみたいに 深く求める。
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吐息混じりの声が耳元で落ちる。
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泣きそうな声を漏らし、 また熱いキスをした。
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その続きを言う前に、たっつんさんが 私を抱き締めた。
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彼の声が、耳の奥で溶けて消えた。
胸の奥がきゅっと締め付けられる。
次の瞬間、顎を掴まれ、 また唇を奪われた。
強く、深く、さっきよりも熱がこもっていて、息をする暇もない。
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低く押し殺された声と同時に、背中と 壁の間に彼の腕が差し込まれる。
逃げ場はもう無い。
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彼は私の肩に額を押し付ける。
肩越しに聞こえるのは、 荒い息と震える吐息。
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私達の荒い息と、 ドアの向こうから聞こえる微かな足音。
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たっつんさんが私から身体を離し、 乱れた髪を直した。
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🚪（開
扉が開き、そこにいたのは…
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うりさんだった。
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うりさんの目が、私とたっつんさんの距離、そして赤くなった私の頬、唇を見る
その視線は鋭く、 けれどどこか笑っているように見えた。
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低く呟く声が、妙に冷たく響く。
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私が何かを言おうとする前に たっつんさんが1歩前に出た。
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その声は静かで、揺るぎない強さがあった。
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空気がピリピリと張り詰めた。
たっつんさんとうりさんの視線が 真っ直ぐぶつかる。
理科室の時計の針が「コチ、コチ｣と 音を立てる。それがやけに大きく響いた
うりさんがゆっくりと近づく。
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たっつんさんは私の肩に手を置き、 ぐっと引き寄せた。
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そう言い残して、 うりさんはドアを閉めた。
その音が消える瞬間、たっつんさんの手の力が少し緩んだ。
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低い声はさっきより柔らかく、 耳に心地よい。
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まだ鼓動が落ち着かない私を見て、 ふっと笑う。
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そう言いながら、 そっと髪を耳にかけてくれる。
指先が頬をかすめて、妙に熱い。
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真っ直ぐな瞳と、理科室の窓から差し込む光が彼の横顔を淡く縁取っていた。
さっきまでの鋭い眼差しも、 今はまるで春の太陽みたいに柔らかい。
コメント
1件
本当にやばいです💗💖 毎回思うけど作品の書き方?とか雰囲気どタイプ過ぎるし今回はうりたつのビリビリ感好き過ぎる~ෆ˚* 最高です😊💞✨
