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#キャラ崩壊注意
Rara__ .
32
#キャラ崩壊
しゅぴ
2,024
1,217
まっちゃ🍵
80
その日の午後
授業中、○○は何度か思い出していた
━━可愛い
○○
思い出した瞬間
○○は小さく頭を振る
何を考えているんだろう
あの人は、ただの兄の友達で
少しチャラくて
それだけ
黒板に視線を戻そうとして
ふと隣の席が目に入った
空いたままの席
もうすぐ1週間が経つ
なのに、まだ来ない
○○
野田紬
名前だけは覚えている
どんな人なんだろう
もし明日来たら
声をかけてみようかな
隣の席だし
...きっと友達もいないだろうし
そこまで考えて
○○は苦笑した
━━友達がいないのは、自分だった
放課後
○○はそのまま家に帰らず
スーパーに寄った
今日は母も遅くなると言っていた
○○
ひとりで呟きながら
材料をカゴに入れていく
キャベツ
ニラ
ひき肉
餃子の皮
無くなった調味料もいくつか
3人分にしては多い
キャベツは余っていてもいつでも使える
ひき肉は冷凍すればいい
皮だって余ったら別の料理に回せばいい
そう考えながら買い物を終わらせた
両手に重たい袋を持って家へ帰る
玄関を開けると
○○
見慣れないローファーがいくつかあった
嫌な予感がする
リビングから笑い声が聞こえた
リビングのドアを開ける
大我
○○
リビングを覗く
ソファには兄
その横には久世夏都
そして、ゲームをしている及川徹
3人はゲームで盛り上がっていた
○○
思わず顔に出る
大我
大我
大我が笑う
○○は何も言わず
そのままキッチンへ向かった
買ってきたものを冷蔵庫の横に置く
すると、リビングから声が飛んでくる
大我
○○
大我
大我
○○
○○は黙った
買ってきた材料を見る
いつもより多めに買ってきていた
プラス2人分くらいなら...
○○
○○は小さく呟く
○○
大我
大我が振り返る
夏都もゲームから顔を上げた
久世夏都
○○
○○が頷く
○○
大我
大我が笑う
その横の及川徹と目が合う
一瞬
昼休みのことを思い出した
少しだけ視線を逸らす
すると及川が
及川徹
と笑った
○○
○○は小さく頷いた
それ以上は何も言わずエプロンをつけた
キャベツを切って
ニラを刻んで
ひき肉と調味料を混ぜて
手際よく混ぜる
包丁の音が、一定のリズムで響く
リビングでは3人の笑い声
大我
及川徹
及川徹
大我
及川徹
そんな声を聞きながら
○○は黙々と料理を続けた
何となく
悪い気はしなかった
騒がしいけれど
家に誰かがいるのは、嫌いじゃない
タネを作り終える
ボウルを持って
ダイニングテーブルの方へ移動する
椅子に座って、1つずつ作っていく
タネを乗せて
水を付けて
ひだを作る
しばらくして
及川徹
声がした
顔をあげる
及川だった
及川徹
○○
○○は少し迷った
けれど
○○
と答えた
及川は「はいはーい」といいながら
キッチンへ向かった
手を洗ってから○○の向かいに座った
及川徹
○○
及川徹
○○
及川徹
○○
及川徹
及川も真似をする
しばらく
2人とも何も話さず黙っていた
○○
及川徹
兄たちの笑い声が響く
ふと、及川が○○の手元を見る
及川徹
及川徹
○○
及川徹
○○
及川徹
○○は少しだけ口元を緩めた
そして
全てつつみ終わった餃子をお皿に並べた
○○が作ったものは形も揃っていて
ひだも綺麗だった
その隣には━━
少しだけ歪んだ餃子が並んでいた
○○はそれを見て
ふっと小さく笑った
○○
○○
及川徹
及川は顔をあげる
○○はまだ笑っている
その表情をみて及川の眉がほんの少し上がる
━━笑うんだ
昼間は警戒しているような顔をしてた
大我といる時も
自分と話した時も
こんなふうに笑うところは
初めて見た
及川徹
○○
及川徹
及川は少しだけ笑った
及川徹
及川徹
○○はきょとんとした
○○
○○
少しだけ眉を寄せる
○○
○○は一瞬だけ黙って
○○
そういって餃子をキッチンに運び始めた
及川はその横顔を見ながら少し、笑った
餃子を焼き終えると
4人でダイニングテーブルを囲んだ
大我
久世夏都
大我が早速餃子を口に入れる
大我
大我
夏都も餃子を1個とる
久世夏都
久世夏都
○○
久世夏都
そして夏都がまたお皿をみる
久世夏都
大我
久世夏都
及川が得意気に顔をあげる
及川徹
及川徹
久世夏都
及川徹
夏都が淡々という
大我
大我
及川徹
大我も続けた
○○もお皿を見る
○○
及川徹
及川が声をあげる
大我が吹き出した
大我
及川徹
及川徹
○○
及川徹
○○
及川徹
4人の笑い声が広がる
及川徹
及川が自分の作った餃子を持ち上げる
及川徹
大我
大我が呆れたように言う
及川徹
及川も餃子を口に入れる
及川徹
及川徹
○○
そんなやり取りをしているうちに
時間は過ぎていった
そして数十分後
玄関のドアが開く音がした
母
少し疲れた母の声
大我
大我が返す
及川徹
久世夏都
母
母がリビングを覗き込む
テーブルを囲んでる4人をみて
ふふっとわらう
母
母
大我
大我が答える
大我
母
母が嬉しそうに○○をみる
及川徹
及川も笑いながら言う
及川徹
母
母が○○をみる
母
○○
少し照れたように頷いた
母はテーブルの上を見て
それからみんなを見た
母
久世夏都
久世が答える
大我
大我
大我
及川徹
大我
久世夏都
○○と夏都は笑う
そんな4人を見ながら
疲れた顔をしていた母も笑った
母
母
○○
母がリビングを出ていく
その背中を見送りながら
○○はもう一度テーブルを見る
賑やかな声
笑い声
いつもだけ少し騒がしい夜
それがなんだか
悪くなかった
久世夏都
玄関で靴を履き終えた夏都が言った
そして母に頭を下げる
及川徹
及川徹
及川徹
○○
母
母と大我は2人を外まで送った
○○は先にリビングに戻り
洗い物をしていた
いくつか洗っていると
及川徹
突然及川が戻ってきた
及川徹
及川徹
○○
○○は手を拭いてソファに向かう
及川徹
及川も軽く探す
テーブルの上やソファの周りを見ている
○○
○○が気がついた
自分の横に置かれていたスマホ
○○
及川徹
○○が手渡す
及川徹
及川が受け取る
そのまま帰ろうとして、足を止めた
及川徹
○○は及川をみる
及川徹
○○
及川は少しだけ気まずそうにした
及川徹
及川徹
○○
及川徹
昼間のこと
『可愛い』と言ったこと
『妹みたい』といったこと
○○は少しだけ驚いた
○○
慌てて首を振る
○○
及川徹
○○
○○
及川徹
及川は笑う
及川徹
及川徹
少しだけ静かな時間が流れる
昼間とは違う
なんとなく、初めてちゃんと話た気がする
及川徹
及川がなにか思い出したように顔をあげる
及川徹
スマホを出す
及川徹
○○
及川徹
及川徹
及川徹
○○は少しだけ考える
確かに
兄の未読数は半端じゃない
数百件は当たり前
酷い時は数千件
○○
及川徹
及川が笑う
及川徹
及川徹
○○
それなら
別にいいかもしれない
○○
○○もスマホを持ってくる
二人でLINEを交換する
及川徹
及川が満足そうに画面を見た
そのとき
大我
大我
玄関から大我の声がした
大我
及川徹
大我が玄関から顔を出した
そして○○のスマホと及川のスマホを見る
大我
大我
及川徹
大我
及川徹
大我
及川徹
大我が及川の腕を掴む
大我
大我
及川徹
大我
及川徹
そのまま
及川は引きずられるように
大我に連れていかれた
及川徹
○○
2人は外に出て行った
○○はしばらく手元のスマホを見つめた
新しく追加された名前
『及川徹』
○○
特に何を思うわけでもなく
ただ、少しだけ眺めてから
○○はスマホをポッケにしまった