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Rara__ .
32
#キャラ崩壊
しゅぴ
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まっちゃ🍵
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餃子を作った日から1週間
及川は時々○○と顔を合わせるようになると
すっかり『妹ちゃん』と呼ぶようになった
及川徹
廊下の向こう側から
及川が手を振る
○○
軽く○○は会釈をする
及川徹
及川徹
そう言って差し出されたのは
コンビニの新作スイーツ
○○
及川徹
○○
及川徹
そう言って
○○の手にぽんっと置いた
及川徹
及川徹
○○
及川徹
及川はそれだけ言って
友達の所へ戻っていく
また別の日
○○が中庭のベンチで
ひとりで本を読んでいると
及川徹
上から声がした
見上げる
校舎の2階から及川が手を振っている
○○
○○は小さく手を振り返す
及川徹
そんなことを大きな声で聞くな
と
そう思ったが○○は半分諦めていた
○○
と小さく言って頷く
及川徹
及川徹
○○
及川徹
及川は笑っている
そんなやり取りをすることが
少しずつ増えていた
けれど
その二人を見てよく思っていない人もいた
そしてある日の放課後
○○は職員室に教材を返しに来ていた
『福本さんありがとう』
そう言われて帰ろうとしたとき
また止められた
そして今は資料室に資料を運んでいた
両手いっぱいの資料を受け取った
○○はとぼとぼと廊下を歩いている
資料室は少し離れたところにある
静かな廊下を歩いていると
女子
誰かのすすり泣く音が聞こえた
○○は足を止める
そのすぐ先
廊下の角から、女の子たちの声がした
女子
女子
女子
女子
女子
女子
女子
○○は思わず、物陰から少し顔を出した
どうやら2年生らしき女子が泣いている
━━及川先輩
その名前に
少しだけ耳を傾けてしまった
...ほぉ
と心の中で呟く
及川先輩...モテるんだ
少し考えた
まぁ、モテるか
バレーも上手らしいし
その上あの顔なら...
そんなことを考えていると
○○
資料の角が壁に当たった
ガサッ
○○
やばい
腕の中の資料が一気に床へ落ちる
バサバサッ
女の子たちが一斉に振り返る
女子
泣いていた女子が○○を見つめた
そして目を細める
女子
○○は慌てて資料を拾い始める
○○
その声を聞いて
泣いていた女子の顔が少しだけ変わった
女子
女子
○○
女子
声が震えている
女子
○○
女子
ポロッと涙が落ちた
女子
○○は困ったように眉を下げた
○○
何を言えばいいか分からない
女子
その言葉に手が止まった
女子
━━可愛くもないのに
中学生の頃
何度も言われた言葉だった
兄と比べられる度
兄の周りの女子に嫌な顔をされた時
『なんで妹のほうが』
『全然似てない』
『可愛くもないのに』
何度も
何度も
○○は何も言わず落ちた資料を拾う
○○
女子
他の女の子が口を挟む
女子
女子
○○の動きが止まる
女子
○○
女子
○○
女子
女子
○○は立ち上がる
そして少しだけスカートの裾を握る
なぜ私が謝らなきゃいけない
でも
謝らないと穏便には済まされない
○○
低い声が背中にかかった
及川徹
及川徹
○○の肩に、ぽんと手が置かれる
○○
振り返る
及川先輩だった
いつもの笑顔
でも、目は笑っていなかった
○○
及川徹
優しい声だった
けれど視線は女子たちの方に向いている
及川徹
少し笑っている
及川徹
及川徹
泣いている女子が俯く
及川徹
及川徹
女子
及川徹
及川徹
ニコッと笑う
けれどその笑顔は少しも優しくなかった
及川徹
女子たちが黙り込む
そこへ
大我
さらに声がした
大我だった
その隣には久世もいる
大我が○○をみる
そして女子たちも見る
大我
大我
1歩前に出る
大我
目に光がなかった
女子たちが怯えたように1歩後ずさる
その横で久世が淡々と言った
久世夏都
久世夏都
久世夏都
久世夏都
笑いながら言った
女子たちの顔が一気に赤くなった
女子
女子
2人は何も言い返せないまま
その場を離れていった
静かになる
大我が○○をみる
大我
○○
○○は俯いている
大我
大我が近づいて、○○の肩に手を伸ばす
その瞬間
及川徹
及川が間に入った
及川徹
大我をみる
及川徹
及川徹
及川徹
ニコッと笑う
大我
大我が及川をみる
大我
及川は何事も無かったかのように
○○の持っている資料をみる
及川徹
○○
及川徹
○○
及川は資料を持つ
○○
及川徹
及川徹
ふたりが並んで歩いていく
その背中を
大我と久世が見ている
しばらくして久世が口を開く
久世夏都
久世夏都
3人は隣の校舎にいたらしい
○○の姿が見えて
及川がすかさず走っていったとの事だった
大我
大我はしばらく黙っていた
久世はそれを見て少し笑う
久世夏都
久世夏都
久世夏都
大我は久世を睨んだ
大我
久世夏都
2人は先に教室に戻って行った
資料室
扉を閉めると
さっきの騒がしさが嘘みたいに静かになった
○○は何も言わず
資料を棚に戻した
1冊
また1冊
及川は少し離れたところから
○○の様子を見ていた
及川徹
やがて
最後の1冊をしまい終わる
○○が振り返った
○○
及川徹
○○
○○は俯いた
○○
及川は少しだけ目を細めた
及川徹
○○
及川徹
及川徹
○○
及川徹
及川は肩を竦めた
及川徹
及川徹
○○は何も言わない
すると及川が少し笑った
及川徹
及川徹
及川徹
及川徹
○○をみる
及川徹
一瞬言葉が詰まる
及川徹
○○
○○は目を丸くした
昼休みの時に言われたのとは
なにか違った
○○
○○が小さく呟く
○○
及川は
及川徹
言葉に詰まった
少しだけ視線を逸らす
及川徹
すぐには答えが出てこない
そんな及川を○○は見つめていた
そしてふと
あの時の言葉を思い出す
『妹みたいな感じで』
○○
○○は小さく笑った
○○
○○
及川徹
及川は○○をみる
○○はなんとなく納得したように頷く
及川は何も言わない
ただその横顔を見ていた
そして
及川徹
少し間を置いて
及川徹
及川徹
○○
及川徹
○○には聞こえないくらいの声量だった
及川徹
○○
ふたりは資料室を後にした
家に帰ると
リビングのソファに大我が座っていた
テレビもつけずに腕を組んでいる
○○はそれを横目で見て
そのまま自分の部屋に向かおうとした
大我
足が止まる
○○
大我
大我
○○
大我
大我の声が少し強くなる
キッチンでは母が2人の様子を見ていた
母
大我
大我は一瞬黙る
そして○○をみる
大我
名前を呼ばれて
○○は少しだけ俯いた
しばらく黙っていたけれど
○○
大我
○○
○○
○○
大我の表情が変わった
○○
○○は少し言葉を探す
○○
大我
○○
大我
大我が遮った
大我
大我
○○は顔をあげる
大我
大我の声はさっきよりも静かだった
大我
○○は何も言わない
大我
大我
少しだけ間を置いた
大我
○○は大我を見る
○○
お母さんもホッとしたように
2人の顔を見て笑った
今まで悩んでいたことはなんだったのか
相談したらすぐに楽になってしまった
○○も少し笑った