私って
どうかしてる。
親友の
お兄さんを
年上の
ヤンキーを
好きになるなんて
本当にどうかしている。
それでも
止められないのが
恋ってものなんだ。
鈴
美緒
美緒
鈴
鈴
鈴
鈴
美緒
美緒
鈴
美緒
鈴
美緒
今週1週間は
家庭訪問週間。
だから
いつもより学校が終わるのが早いし
部活も無くなる。
鈴
鈴
美緒
鈴
鈴
鈴
鈴
鈴
美緒
鈴
鈴
鈴
美緒
鈴
美緒
美緒
あっ···。
言っちゃった。
鈴
鈴
美緒
鈴
※ここからは
鈴Sideです。
私は中学生の頃
兄貴と同じような格好をしていた。
その時は
自分の好きな格好をして何が悪い。
って
兄貴と同じ考えだった。
だから、平気で校則は破ったし
ここらじゃ有名な
ヤンキーになった。
そんな私が
恋をした。
相手は
生徒会副会長。
絵に描いたような
真面目な男だった。
当然、彼は
校則破りまくりの私に
好感なんて持つわけもなかった。
そのときになって初めて
私の格好が
嫌になった。
自分の好きな格好は
相手の嫌いな格好なんだ。
って。
だから、髪も黒く染めた。
制服もちゃんと着た。
ピアスも外した。
必死で真面目に生きた。
それでも結局
人のイメージなんて
そう簡単に変わらない。
私がどんなに真面目に生きても
相手の対応は
周りの反応は
何一つ
変わらなかった。
人生で
一番絶望した。
今も記録はそのまま。
私がどんなに真面目になっても
意味が無いじゃないか、って。
それでも
希望を持ちたくて
そのままの格好で
卒業を迎えた。
告白、してみたんだ。
そしたらさ
あいつ、なんて言ったと思う?
お前みたいなヤンキーが
俺と釣り合うわけないだろう。
生まれたときから違うんだ。
バカはバカとだけつるめばいい。
だってさ。
正直
殴ってやりたかった。
なんであんなやつ
好きになったんだろ。
アホらしい。
でも、卒業式の日に
問題を起こしたくなかった。
あれからずっと
格好はそのまま。
真面目に生きてる。
恋はしてないけど
真面目に生きていたほうが
人生絶対に得する。
格好だけで
相手にレッテルを貼る
そんな奴らが
この世にはたくさんいるから。
中身も見ずに
何もかも決めつける。
そんな奴らに
なりたくない。
今思えば
真面目に生きてるの
あいつのおかげかも。
まあ
感謝なんて
しないけど。
付き合ってください、なんて
頭下げて
懇願したら
考えるくらい
してやるよ。
続きます。
いいと思った分だけ
♡お願いします!
コメント
4件
ほんとよ!
ありがとうございます!
本当ですか!?