『こうなったらクリアするまで何度も取り組んでやる』
俺の心についた火が消える前に取り組むホラゲ-。
流石にビビリはするが、これまでに5回ほど途中までやっている。
もふ
ビビリながら取り組む俺に、どぬくさんは近づいて耳元で告げる。
どぬく
いつもフワフワしてかわいいどぬくから聞こえた落ち着いた男の子の声。
バッ!と振り向くと目の前にある赤く染ったどぬくの顔。
『嘘じゃない…嘘じゃないんだ』
赤い顔と震えて伏せた可愛い耳が、俺にそう確信させた。
もふ
どぬく
唖然として放棄したゲ-ムのコントロ-ラ-に触れたどぬく。
ギリギリで敵の攻撃を交わしていた。
どぬく
どぬく
いつもと全く違う雰囲気に驚きつつ、見つめる。
微かに声が震えていることに気づいた。
もふ
もふ
じっと見つめるとキスされると勘違いしたのか、どぬくは口を手で隠して、
どぬく
もふ
どぬく
俺の心の火はさらに強くなった。
2時間ほどたった後
3回ほどゲ-ムオ-バ-して、やっとクリア出来た。
もふ
歓喜の声をあげようとした時、頭を持たれて引っ張られ、唇を重ねられた。
驚きのあまり声が出ない静かな時間が続き、数秒後にやっと離してもらえた。
どぬく
頬を赤くして小さく笑うどぬくに、次は俺から優しく押し当てた。
どぬくは驚くような顔をしたあと、首の後ろに手を伸ばす。
もふ
どぬく
大きく息を吐き出す俺の背中をトントンして笑うどぬく。
もふ
どぬく
もふ
どぬく
どぬく
BGMがなり続けるゲ-ムの電源を消せば、2人きりの時間を過ごす。
暖かい体温が伝わり、優しい心音と息の音だけが響いた。
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
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最高〜‼️