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愛という名の呪詛を吐く

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愛という名の呪詛を吐く

第8話 - 07 言葉

1,316

2024年10月18日

#めろんのコンテスト

#夢小説

#呪術廻戦夢小説

てまり

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てまり

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こうして1体目を一瞬で祓ってしまった真希ちゃん。

物怖じせずどんどん先に進む3人に、

私は着いて行くのに必死だった。

病院は3階建て。

待合室を後にした私達は 2階に上がる階段まで来ていた。

呪霊

ギャァァァ

漆間恋姫

！

禪院真希

2体目だな

と、階段脇のトイレから飛び出してきた呪霊。

私が振り向くよりも早く、

パンダくんがパンチを繰り出した。

あっという間に呪霊が塵になる。

パンダ

雑魚だな

漆間恋姫

『さすが…』

1体目2体目と呪霊は秒で片付けられてしまい、

私は呆気にとられる事しか出来なかった。

2階に上がり、診察室を 1つずつ見ていく。

禪院真希

見当たんねぇな

禪院真希

2階にはいねぇか？

狗巻棘

明太子

パンダ

そうだな、油断は禁物

呪霊

と、1列になって歩いていた私の目の前の床から

突然呪霊が現れた。

漆間恋姫

！？

禪院真希

恋姫避けろ！

前を歩いていた真希ちゃんが私に呼びかける。

呪霊の攻撃が容赦なく私を襲おうとしているのに、

私の足は石のように重く動かない。

もう終わりかと思った、その時。

狗巻棘

「動くな」

後ろからそう声がして、呪霊の動きが止まる。

それと同時に後ろから腕を引っ張られた。

禪院真希

チッ

その隙に真希ちゃんが素早く呪霊を斬り裂く。

引っ張られた勢いでよろけた私を、

誰かが後ろから支えてくれた。

漆間恋姫

い、

顔を上げるとすぐ近くに狗巻くんの顔があった。

私の肩を抱いて支えてくれている。

咄嗟に"狗巻くん"と口を動かしたが、

首を締め付けられて当然のように声は出なかった。

禪院真希

ったく、しっかりしろ！

漆間恋姫

『ごめんなさい』

狗巻棘

こんぶ？

漆間恋姫

『うん、助けてくれてありがとう』

狗巻棘

しゃけ！

パンダ

恋姫今、棘の言葉が分かったのか！

漆間恋姫

『うん、大丈夫？って』

漆間恋姫

！

パンダくんに言われて自覚する。

狗巻くんの言葉が自然と理解出来たみたい。

漆間恋姫

『狗巻くん！』

狗巻棘

しゃけしゃけ！

驚いて狗巻くんを見ると、

彼は嬉しそうに笑ってくれた。