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あさくら
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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.Fictionification based on the Attack of Cthulhu / Arclight Inc.
APP16美少女女子高生さらさの、日常の一幕。 TRPGセッションの文字起こしです。 ※ネタバレ注意。
シナリオ: 10分間クトゥルフ『通学路』 作: みるきぃありすちゃんさま URL: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11590787
今泉さらさ――――
APP16 の超絶美少女。
自分を一生かけて愛してくれる王子様に出会いたいという願いを持つちょっと夢見がちな女子高生。
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さらさは今日もいつもと同じように朝起きて、制服に着替え、朝食を食べて家を出ます。
今日の天気は曇り空で、外は少し薄暗く、どこか肌寒さを感じる朝です。
いつもの見慣れた通学路を通って学校へと向かい、やがて学校まであと少し、というところまで歩いて来ました。
さらさ
さらさはと胸を高鳴らせ、学校が近づくにつれて自然と軽快にスキップを踏み出しました。
🎲 今泉 さらさ【跳躍】➔ 失敗
しかし、肩にかけた通学鞄の重みで少しバランスを崩してしまい、思い描いたような軽やかなジャンプとはいかず、ぎこちないステップを踏んで「おっとと」と足をとめました。
ふと気づくと、曇天の下の通学路は異様なほど静まり返っており、周囲には他の生徒や通行人の姿も見当たりません。
冷たい風が頬をかすめていきます。
さらさ
さらさは首をかしげ、通学鞄からスマートフォンを取り出して画面を点灯させました。
画面に表示された日付と曜日は紛れもなく平日。時間もいつも通りの登校時間です。
カレンダーや学校の連絡網を見ても、今日が休校日であるという知らせはありません。
間違いなく今日は学校がある日です。
さらさがスマートフォンを見つめていると、薄暗い曇り空から冷たい風が吹き抜け、ふと頭上からかすかな気配のようなものが漂ってきます。
さらさ
🎲 今泉 さらさ【目星】➔ 成功
さらさは通学路の周囲や頭上の曇り空をキョロキョロと見回しました。
鋭い視線が灰色の空の切れ目を捉えた瞬間、さらさは上空から音もなく急降下してくる「巨大な異形」の姿をはっきりと視界に収めました。
それは、人間ほどの大きさを持つ漆黒の肉体でした。
ぬめりとしたゴムのような黒い皮膚、頭部から生えた不気味な角、コウモリを思わせる巨大な皮膜の翼――
そして何より恐ろしいことに、その顔面には目も鼻も口も存在せず、ただ平坦な漆黒の皮膚が広がっているだけでした。
この世の生物とは到底思えないおぞましい怪異を目撃したことで、さらさは強烈な精神的衝撃を受けます。
🎲 今泉 さらさ【SAN値チェック】 ➔ 失敗(-3)
息が凍りつくような悪寒が背筋を駆け抜け、さらさはその異形の圧倒的な不気味さに息を呑みます。
夜鬼は大きな翼を広げて風を切り裂き、鋭い鉤爪のついた両手を伸ばしながら、通学路に立つさらさ目掛けて一直線に襲いかかってきました!
さらさ
🎲 今泉 さらさ【回避】➔ 成功
さらさは悲鳴を上げながら、迫り来る黒い影から逃れるため必死に身を翻しました。
急降下してきた夜鬼の鋭い鉤爪が、空を切り裂いてさらさの頭上すれすれを通過します。
さらさの咄嗟の回避によって怪物の腕は空を掴み、突風とともにアスファルトをかすめて滑空していきました。
夜鬼は獲物を捕らえ損ねたことに苛立つように低く唸るような気配を放ち、すぐ先の路上で大きな翼をはためかせて急旋回すると、再びさらさへ向けて間合いを詰めてきます。
さらさ
🎲 今泉 さらさ【こぶし】➔ 🌟クリティカル🌟
🎲 夜鬼 【つかむ】➔ 失敗
さらさは腹を括り、ぎゅっと拳を握りしめると、迫り来る黒い異形に向かって果敢に踏み込みました。
恐怖を打ち消すように放たれた渾身のストレートは、夜鬼の顔面――
目も鼻もない漆黒の頭部の中心部へと完璧なタイミングでクリーンヒットします!
ドゴォッ!
重い衝撃音が通学路に響き渡り、ゴムのような硬い皮膚をものともせず、さらさの拳の衝撃が怪物の巨体を大きく仰け反らせました。
夜鬼は予期せぬ痛打に激しくよろめき、苦悶するように身悶えしながら反射的に鉤爪を振り回しますが、体勢が完全に崩れていたため、その爪先はさらさの髪をかすめることもなく虚しく空を切ります。
夜鬼は頭部を押さえながら後退し、漆黒の翼を乱雑に羽ばたかせながら、明らかな警戒の色を見せています。
さらさ
KP
さらさ
🎲 今泉 さらさ【こぶし】➔ 成功
さらさは教科書やモバイルバッテリーがずっしりと詰まった通学鞄を両手で力任せにフルスイングしました。
遠心力を乗せた重い鞄の角が、体勢を崩していた夜鬼の胴体へと容赦なく炸裂します!
ズガァンッ!
凄まじい衝撃とともに、夜鬼の肋骨が砕けるような鈍い音が響き、怪物はアスファルトの路上へと激しく叩きつけられました。
夜鬼は苦しげに身悶えし、さらさを掴もうと最後に伸ばした鉤爪も虚しく路上を引っ掻くだけに終わります。
そのまま怪物は力尽き、地面に倒れ伏しました。
すると、倒れた夜鬼の身体が輪郭から煙のようにだんだんと薄れ始め、まるで最初からこの場に存在していなかったかのように、跡形もなく掻き消えていきました。
さらさ
冷たい朝の風が吹き抜け、通学路には再び静寂が戻ります。 遠くから学校のチャイムの予鈴がかすかに聞こえてきました。
さらさは何とかあの恐ろしい怪物を撃退し、無事に生き残ることができました。
その後、学校に到着したさらさは友人や先生、あるいは警察に今朝起きた恐ろしい出来事を話すことでしょう。
しかし、白昼堂々コウモリのような怪物が空から襲ってきたなどという話を、真面目に取り合って信じてくれる大人は誰一人としていませんでした。
「漫画の読みすぎじゃない?」「夢でも見てたんじゃない?」と笑われて終わりです。
――けれど、もうそんなことはどうでもいいのかもしれません。
なぜなら、さらさは自らの手で恐怖を打ち破り、こうして大好きな日常へと無事に帰ってくることができたのですから。
さらさは鞄を抱え直し、教室で待つ彼氏のバレルくんの顔を思い浮かべながら、いつもの笑顔を取り戻して学校の昇降口へと駆け出していきました。
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KP
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