お話屋
今日はとってもいい天気ねー
お話屋
これぞ、理想の天気って感じね!
お話屋
さっひさしぶりに
今日も頑張りますか、
今日も頑張りますか、
お話屋
いらっしゃい
○○
あっどうも
○○
ここに座ったらいいですか?
お話屋
ええ、
お話屋
どうぞ
○○
ありがとうございます。
○○
あっ!
○○
さっそく話しますね!
○○
誰にでも理想があると思うんです。
○○
人それぞれの自分の理想ってものがあって、
○○
例えば、
○○
理想の家、部屋。
○○
理想の暮らし。
○○
理想の恋。。
○○
その、理想の恋についてなんですけど。
○○
私、今思うに、
○○
多分、理想が高い方だったんです。
○○
でも、その頃は、そんなの思わなくて、
○○
これが私の理想なんだって、
○○
思って、
○○
その理想に頑張って近ずけようと頑張ってました。
○○
その、私の理想ってのが、
○○
あっ、笑わないでくださいね!?
○○
何かのきっかけで知り合った人と、
○○
たまたま、何回か、街ですれ違って、
○○
それがきっかけで、
○○
連絡とか取り合うようになって、
○○
それで、数回、お茶したり、
○○
一緒に、お出かけしたりして。
○○
それで、
○○
彼から、告白されて、
○○
そして、
○○
ある程度、お付き合いして、
○○
それで、プロポーズされて、
○○
あっ、もちろん
○○
朝から、色んなところに行って、
○○
たくさん話して、
○○
それで、
○○
素敵なレストランの窓際のテーブルで
○○
いい雰囲気のところで、
○○
指輪をもらって。
○○
あっ
○○
それかー
○○
夜景の綺麗な所の、
○○
綺麗なイルミネーションの中で、
○○
っていうのもいいなー
○○
って、
○○
すみません、私ったら、つい。
○○
でもそういうのって憧れません?
○○
なんか、子供っぽいかも、ですけど、
○○
でもその、漫画とかドラマとかでよくあるような、
○○
そんな感じが私の理想なんです。
○○
でも、今となっては、
○○
今どきそんなことしてくる人いないですよね、、
○○
逆に、今は、ムードもなんにもない所での、
○○
急にしてくるサプライズのほうが多いですよね。
○○
で、それが私の理想だったんですね!
○○
それで、その事を友達に話したんです。
○○
そしたら、まあ、案の定引かれましたけど。。
○○
まあ、その時はどうして、って感じで、
○○
凄く傷ついたんですけど、
○○
それで、何年かたって、
○○
この人は絶対に信用できるって人に出会ったんです。
○○
その人にも話しました。
○○
そしたら、
○○
受け入れてくれたんです。
○○
嬉しかった。
○○
心のどこかで
○○
きっとまた、バカにする。
○○
影で笑われるって、思ってたんです。
○○
だけど、その子、
○○
いいじゃん!ロマンチックだねー!
○○
そうゆうのが女性の理想!って感じ。
○○
女子なら、誰しも望んだことだよねー。
○○
白馬に乗って、
○○
イケメンの素敵な
○○
王子様が笑って、
○○
連れ去ってくれる!!
○○
みたいな!
○○
って、
○○
言ってくれたんです。
○○
本当に嬉しくて、
○○
話してよかったって、
○○
安心して、この人は絶対に大切にしようって、
○○
思えました。
○○
その時は。
○○
それで、ある日、
○○
とっても素敵な人が現れたんです。
○○
その人は本当に綺麗で。
○○
美しかった。
○○
見たときに分かりました。
○○
この人だ!
○○
私の理想の人だって!
○○
やっと見つけた。
○○
って、
○○
それから、その人が
○○
私の学校に転校してくるって知って
○○
舞い上がるくらいに嬉しくて、
○○
それで、その人と、お友達になって、
○○
ある程度、仲良くなった時に、
○○
告白しました。
○○
告白はストレートに。
○○
って決めてたんで。
○○
あなたのことが好きです。
○○
付き合ってくださいっ。
○○
って、
○○
そしたら、
○○
ごめん。
○○
その気持ちには答えられないって。
○○
なんで!って思った。
○○
どの女よりも、
○○
私が1番近くにいたし、
○○
私と話してる時、あなたは楽しそうだった。
○○
だから、絶対、成功するって思ってたのに、
○○
酷い。
○○
どうして!
○○
なんで!
○○
ってなって、
○○
自分を抑えられなくなった。
○○
せっかく、やっと、
○○
見つけたんだ。
○○
絶対、離さない。
○○
なんでもしてやる。
○○
ってなった。
○○
それから、
○○
今までも、充分色々してきたけど、
○○
もっと、もっと、
○○
気をつけた。
○○
食生活も、
○○
美容も、
○○
服も、靴も、アクセサリーも、
○○
かみも、
○○
何もかも、
○○
完璧にした。
○○
どこを直せばいいか
○○
毎日沢山考えた。
○○
それで、しばらくして、
○○
もう一度告白しようと思って、
○○
ゆういつ、私の理想を笑わなかった、受け入れてくれた子に
○○
相談したんです。
○○
そしたら、
○○
ねえ、何を言ってるの?
○○
○○大丈夫?
○○
って言ってきたんです。
○○
ああ、
○○
やっぱり、
○○
そうなんだ笑
○○
ってなって、
○○
なんにも信じられなくなった。
○○
それで、家に帰ってよくその事を考えてみたんです。
○○
そしたら、
○○
やっぱり、私の理想が高すぎたのかなって、
○○
でも、私の理想は紛れも無くそれで、
○○
それはどうしても、ゆずれなくて、
○○
もいどうしたらいいのかわかんなくなっちゃって、
○○
自殺したんです。
○○
それで、死んでわかったんです。
○○
その子は、私の理想のことを言ってたんじゃなくて、
○○
その人は私の、幻で出来てた人だった。
○○
だから、その人は、その子には見えなくて、
○○
わたしの妄想だったんです。
○○
はー
○○
なんか、何に悩んでたのか、
○○
馬鹿らしくなりますね。
○○
じゃあそろそろいきますね。
○○
ありがとうございました。
お話屋
いいえ。
お話屋
気をつけて。