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ヘンゼルとグレーテル

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ヘンゼルとグレーテル

1 - ヘンゼルとグレーテル#1

♥

150

2019年12月10日

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むかしむかしのお話です

とある木こりの家に子供が2人が平和に暮らしていました

ところがその家は貧乏でパンひとつ買うのでも精一杯でした

ところがパン1つも買えなくなってしまいました

そこで母は「子供を捨てれば平和に暮らしていける」

と父に提案したのです

父は最初は猛反対しましたが

今の生活では2人が苦しむだけ、と思い

母の意見に賛成しました

その話を聞いた妹のグレーテルは泣きました

グレーテル

っ……!

グレーテル

うぅっ……

グレーテル

わ、たしたち……

グレーテル

いらないの………?

ヘンゼル

グレーテル気にしちゃダメだ

ヘンゼル

僕に任せて

グレーテル

……うん…

ヘンゼル

決してお母さんの前でこの話はしちゃだめだよ

グレーテル

…わかった

ヘンゼル

今日はもう寝ようか

グレーテル

…うん

翌日ヘンゼルは早起きし

光る石を拾いに出かけました

その日ヘンゼルとグレーテルは父に森へ行きました

森の奥まで来ると父は

後で迎えに来るからここで大人しく待ってろよ

と言って急いで家の方へ走っていきました

グレーテル

やっぱり……不安だよ…グス

グレーテル

お兄ちゃん……

ヘンゼル

グレーテル、安心しろ

ヘンゼル

今から帰るぞ

グレーテル

う、うん……

ヘンゼル

絶対に手を離すなよ

グレーテル

うん……!

ヘンゼルはここへ来る時に光る石を道端に置いてきていました

なので無事に家にたどり着きました

ヘンゼル

……ただいま

グレーテル

た、ただいま…

あら!おかえり!

ご、ごめんね…

置いてきちゃって…

暗かっただろ?

後でお父さんに言っておくね

ヘンゼル

……うん

晩御飯…

食べるかい?

ヘンゼル

……うん

ヘンゼル

食べよ、グレーテル

グレーテル

う、うん…

なら、すぐ…準備する…わね

ヘンゼル

ありがとう、母さん

え、えぇ…

母は2人が帰ってきたのにとても驚いていました

そして父に「もう一度森へ連れて捨ててこい」

と命令しました

その会話を聞いたヘンゼルはもう一度石を拾いに行こうとしましたが

鍵がかかっていて出ることが出来ませんでした

そうしてヘンゼルは家にあった

パンを持って父とグレーテルと共に森へ行きました

ごめんな、忘れ物したから取りに行ってくる

すぐ来るから待っててくれ

ヘンゼル

ヘンゼル

わかった…

グレーテル

いくら待っても父は来ませんでした

ヘンゼルは昨日と同じようにパンを目印に

家へ帰ろうとしましたが

鳥などの動物が食べていたので

帰り道が分かりませんでした

ヘンゼル

……どうしよう…

グレーテル

ど、どうしたの…?

グレーテル

もしかして…帰れないの……?

グレーテルの言う通り家へは帰れません

ヘンゼルは悩んだ結果

ヘンゼル

とりあえず泊まるところを探そう

と提案したのです

グレーテルはヘンゼルに頼りました

そして2人は洞窟を見つけたので

1日目はそこで過ごしました

ヘンゼル

喉乾いたな

グレーテル

うん

ヘンゼル

この井戸生きてるかな…

ヘンゼル

引いてみるか

グレーテル

うん

ヘンゼル

せーので引っ張るぞ

グレーテル

うん!

ヘンゼル

行くぞ、せーの

ヘンゼル

じゃあ探しに行くか

グレーテル

うん!

そうして2人は泊まらせてくれる家を探しました

お腹が空いているにも関わらず2人は一生懸探しました

すると

お菓子で出来た家を見つけました

するとグレーテルは一目散にその家へ向かいました

グレーテル

お兄ちゃん!このお家食べれるよ!

ヘンゼルが気がつくとグレーテルはお菓子のお家を食べていました

ヘンゼル

お、おい!

ヘンゼル

やめろ!

グレーテル

どうひて?

ヘンゼル

絶対誰かの家だろ!

ヘンゼル

勝手に食べたらダメじゃないか!

グレーテル

でも…美味しいから…

グレーテル

止まらない…

ヘンゼル

とにかくやめろ!

グレーテル

で、でも……

ヘンゼル

いいから!

グレーテル

お、兄ちゃんも食べてみて!

ヘンゼル

んぐっ!?

ヘンゼルの口の中に溢れる

甘味、酸味などが広がりました

ヘンゼルもそのお菓子の誘惑に負けて

お菓子の家を食べてしまいました

ヘンゼル

……美味しい

グレーテル

でしょ!

グレーテル

手が止まらないの!

ヘンゼル

そ、そうだな…!

_まぁまぁ、いい食べっぷりなこと

ヘンゼル

!?

ヘンゼル

グレーテル、1回止まれ

グレーテル

……へ?

ヘンゼル

後ろに隠れて

グレーテル

う、うん…

??

君たち、お腹すいてるの?

ヘンゼル

え、えっと……

ヘンゼル

ヘンゼル

か、勝手に食べてしまって…

ヘンゼル

…ごめんなさい

??

??

??

なんで謝ってんの?

ヘンゼル

…は?

??

お腹すいてたんだよね?

??

それでお菓子の家を見つけたら食べるに決まってるじゃない

??

だから、気にしなくていい

ヘンゼル

…はい

??

それと後ろの子もお腹が随分と空いているみたい

??

家でご飯食べよっか!

グレーテル

え!?

グレーテル

いいの!?

グレーテル

私ね、めっちゃお腹すいてたんだぁ…

グレーテル

ありがとう!

??

いいえ!気にしないで!

ヘンゼル

……グレーテル

グレーテル

この人いい人じゃん!

グレーテル

ご馳走になろうよ!

ヘンゼル

で、でも…

??

そんな堅苦しく考えないの

??

これから寒くなるからとりあえず家に入りなさい

ヘンゼル

…は、はい

ヘンゼル

(でっか……)

ヘンゼル

(こんな人いるんだな…)

??

さ、ダイニングはあっち

??

料理作ってくるから

??

あそこで待ってて

グレーテル

うん!ありがとう!

ヘンゼル

ヘンゼルとグレーテル

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ヽ(´▽`)/へへっ

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