千紗
晴!私、今日の放課後先輩に告白しようと思う
晴香
えっ!?
晴香
晴香
そっか!・・・大丈夫!千紗は可愛いから絶対成功するって!
千紗
大丈夫かな?
晴香
うん!いけるいける!
晴れの日のように明るい子になって欲しい
そんな願いでつけられた 私の名前
でも、私は明るくなんかない
明るいふりをしているだけ
千紗
晴!後ろにいてね
晴香
ハイハイ
晴香
でも見つかったら大変だから隠れてるよ
千紗
うん
先輩
中森、、話って?
千紗
あの、私ずっと前から先輩の事が好きでした
千紗
付き合ってくれませんか?
先輩
先輩
うん
先輩
俺も気になってた///
千紗
え!
先輩
付き合お
千紗
はい!
気づいたら走り出してた
今私はすごい醜い顔をしているだろう
親友の成功を喜んであげられないなんて
なんて醜いんだろう
ポツポツ・・・
晴香
雨?
同情されてるみたい
こんな気分の時にお天気雨なんて・・・
晴香
っ、うう・・・っく・・・うう
もう少しで千紗が来てしまうだろう
でも私は簡単に泣き止むほど強くない
私の涙をかき消すために
明日何も無かったかのように過ごせるために
おねがい。雨、やまないで...