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花垣 武道

っ!

私はびっくりして目を見開き

最後の抵抗だというように、顔を避けた

そして

ちゅ

頬に何かが触れた

ちゅ?ちゅ…ん?

羽宮 一虎

えー、避けちゃうの?

え、こいつ…マジでしようとしてたの?

羽宮 一虎

顔に出てるよ

花垣 武道

へっ

羽宮 一虎

逆にしないわけないじゃん

花垣 武道

え?

羽宮 一虎

だって、ずっと好きだった幼馴染が目の前にいるんだよ?

この人……私の知ってるかず君じゃない…

羽宮 一虎

いつまでも小さい頃の俺だとは思わないで?

花垣 武道

っ…

そうだよね、成長すればみんな変わるよね

私もそうだったし…

そう、私が考え込んでいると

ガシッ

花垣 武道

ふぇ?

両頬を片手で掴まれた

そして

グイッ

顔を自分の方に向けた

羽宮 一虎

大人しくしろよ…な?

圧がすごい…

花垣 武道

ひぃ…

真一郎とはまた違う、別の圧

もうこれは諦めるしかない

そう思ったと同時にかず君に喰まれた

花垣 武道

ん……

今まで普通のキスはしたことない

お姉ちゃんとのキスは家族のキス

イザナとのキスは逃げるため

ファーストキスはイザナだが、あれはノーカン……だよね…?

ガリっ

花垣 武道

いっ!

噛まれた…え…噛まれた…。

びっくりしてかず君の方を向くと

怖い顔して睨んでいた

花垣 武道

ひぃっ…

え、なに…なに…

羽宮 一虎

今…他の男のこと考えてただろ

声が低い、そして怖い

口の中に鉄のような味が広がる

羽宮 一虎

…わかった

花垣 武道

な……に…が

口が痛い…そしてまずい…

羽宮 一虎

他のやつのことを考えられないようにしてやるよ

どういうこと…?

つまり……

羽宮 一虎

覚悟しろよ?

かず君はそういって私の顎を…所謂、顎グイをし

無理やり口を開かせた

そして、そのまま

血と吐息ごと呑まれてしまった

花垣 武道

んむっ…

息がしにくい

私がイザナにしたことと同じだ

する方とされる方ではやっぱり違うんだ…っ!

花垣 武道

はぁっ…

本当に何も考えられなくなりそう

頭がクラクラする…。

そう思った時、かず君が口を離した

花垣 武道

はぁはぁ…

羽宮 一虎

ふっ…はぁ…

そしてかず君は私を1度見て、次に

ペロッ

花垣 武道

あっ…!

首筋を舐めてきた

怖い……

助けを呼びたいけど、さっきので痛くて呼べない…

チュッ

花垣 武道

いたっ…

今…チュッて……

そう思ってかず君の方を見ると

羽宮 一虎

キスマ……つけちゃった♡

いや、つけちゃったじゃねぇよ

あいつらに見られたら、まためんどくさい事になる…

羽宮 一虎

ガリっ

花垣 武道

いっっ…?!

今、首…噛まれた…?

羽宮 一虎

まーた、他のやつのこと考えてたでしょ

さっきの低い声と違って、少し明るい

だけど、なんでだろう

凄く怖い…

花垣 武道

っ……

噛まれたとこがジンジンする…

涙が出そうだ…

私が必死に涙を堪えてると

いきなり、冷たい手で頬を触られて

羽宮 一虎

ごめん、でも俺にはこうする方法しか分からないんだ

と、姉と重ねるほど黒い…でも私を愛しそうな目で言ってきた

だけど、私が瞬きした瞬間には戻っていた

あれは…幻だったのだろうか?

私がまたもや考え込んでいると

バン!!!

松野 千冬

武道!!

相棒の声が聞こえた

武道ちゃん愛されてます!〜シーズン2〜

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2,052

コメント

21

ユーザー

千冬〜タイミング悪いて〜(悪くないだろ

ユーザー

ガチめに鼻血出ました‼️

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