狂月悠羅
狂月悠羅
母親
母親
狂月悠羅
母親
母親
狂月悠羅
──私の名前は狂月悠羅
狂月 悠羅 クルツキ ユイラ 21歳
明日は、私が入団希望を出している『カメレオン演劇団』の試験合宿
カメレオン演劇団とは、業界ではとても有名な演劇団だ
団員は皆演技力が高く、色んな舞台から出演依頼が来ている
団の中でもトップクラスに演技力が高い人なんかは、テレビ業界のドラマなんかにも出演している
私は、そんなカメレオン演劇団に入りたいと思って応募した
母親
狂月悠羅
狂月悠羅
母親
狂月悠羅
私は知らなかった
あの有名な劇団がやっている試験の正体を──
次の日
狂月悠羅
私は、郊外の住宅街から少し離れたところにポツンと建っているビルを見上げた
このビルはカメレオン演劇団が所有するビルで、公演舞台、練習舞台、会議室や団員達の寮など、様々な施設がひとつのビルになっていた
この立地と施設のおかげで好きな時間に練習することができ、希望者は寮で暮らすことも出来るので、自宅から通うという移動時間を無くし、その分練習などの時間に当てることが出来る
その上、プロ級の演者たちが後輩達に教育をするので、後輩達もどんどん成長していく…などと、とても恵まれた環境下にあるこのカメレオン演劇団は、演技に興味のある者が憧れる劇団となっている
狂月悠羅
狂月悠羅
ビルを見上げながら意気込むと、直後背中に衝撃を感じる
狂月悠羅
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
後ろを振り返ると、同い年くらいの女性がいた
狂月悠羅
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
狂月悠羅
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
風谷弥 莉奈 フウヤミ リナ 21歳
狂月悠羅
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
狂月悠羅
私は莉奈と一緒にビルの中に入っていく
マップを見ながら、集合場所である3階会議室に入る
そこには既に何人かが集まっていた
風谷弥莉奈
狂月悠羅
そのうち茶髪のボブヘアーの女性がこちらにやってくる
秋谷陽菜
秋谷陽菜
秋谷陽菜
秋谷 陽菜 アキタニ ヒナ 21歳
風谷弥莉奈
狂月悠羅
私と莉奈も自己紹介を済ませた
風谷弥莉奈
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
狂月悠羅
秋谷陽菜
話をしていると、会議室の扉が開き、茶髪に黄色メッシュの男性が入ってくる
風谷弥莉奈
莉奈含め、部屋中の人が目を見開いたり声を上げて驚いたりしている
何故なら
入ってきた人物は、カメレオン演劇団の団長だったからだ
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希 悠穂 フツウキ ユウホ 26歳
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
そして、私達は悠穂団長に一人一人の寮と食堂や浴場などの場所を教えて貰い、自由時間を過ごすことにした
カラカラ…
私は、莉奈と陽菜と一緒に食堂へ向かった
時刻は13時過ぎ
お昼ご飯も食べておらず、お腹が空く頃だ
お腹を空かせているのは他の試験者も同じようで、食堂には列ができていた
秋谷陽菜
列の先頭に目を向けると、どうやら厨房で誰かが料理を作ったようだった
風谷弥莉奈
狂月悠羅
話しながら近付いて行くと、厨房側に立っていた長髪の女の人が話しかけてきた
長髪の女性
秋谷陽菜
長髪の女性
そして列に並んでいる人達に食事が配られていき、私達も受け取る順番が回ってくる
お盆を持って配膳を待っていると、ボブヘアーの女の子が皿に入ったカレーをお盆に乗せる
女の子は私より少し下の年齢に感じた
狂月悠羅
ボブの女子
ボブの女子
狂月悠羅
ボブの女子
ボブの女子
女の子はにこっと笑って言った
狂月悠羅
3人とも食事を受け取り、席についてカレーを食べる
狂月悠羅
風谷弥莉奈
秋谷陽菜
秋谷陽菜
狂月悠羅
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
狂月悠羅
風谷弥莉奈
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
狂月悠羅
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
秋谷陽菜
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
狂月悠羅
秋谷陽菜
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
狂月悠羅
秋谷陽菜
秋谷陽菜
風谷弥莉奈
風谷弥莉奈
狂月悠羅
秋谷陽菜
狂月悠羅
秋谷陽菜
それからは、お互いの過去のことを話したり、趣味嗜好を聞きあったりなど、ゆっくりと過ごした
──夕方6時
悠穂団長の指示通り、試験者は会議室に集まる
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
累城紘希
累城 紘希 ルイシロ ヒロキ 25歳
吹雨希悠穂
渡畑晴輝
渡畑 晴輝 ワタハタ ハルキ 24歳
吹雨希悠穂
村宮友花
村宮 友花 ムラミヤ ユウカ 22歳
吹雨希悠穂
風望亜朱花
風望 亜朱花 フウミ アスカ 22歳
吹雨希悠穂
蓮川奏太
蓮川 奏太 ハスカワ ソウタ 22歳
吹雨希悠穂
清本祐穂
清本 祐穂 キヨモト ユウホ 22歳
吹雨希悠穂
雨葉由乃
雨葉 由乃 アマタニ ユノ 16歳
狂月悠羅
狂月悠羅
吹雨希悠穂
雨夜深梨沙
雨夜深 梨沙 アメヤミ リサ 18歳
吹雨希悠穂
瑠雨希柚希
瑠雨希 柚希 ルウキ ユズキ 20歳
吹雨希悠穂
羽皇裕太
羽皇 裕太 ハネカミ ユウタ 20歳
吹雨希悠穂
神谷健斗
神谷 健斗 カミヤ ケント 20歳
吹雨希悠穂
或那舞婪
或那 舞婪 アルナ マイラ 21歳
吹雨希悠穂
鏡狂悠斗
鏡狂 悠斗 ミキョウ ユイト 21歳
吹雨希悠穂
秋谷陽菜
秋谷 陽菜 アキタニ ヒナ 21歳
吹雨希悠穂
狂月悠羅
狂月 悠羅 クルツキ ユイラ 21歳
吹雨希悠穂
風谷弥莉奈
風谷弥 莉奈 フウヤミ リナ 21歳
吹雨希悠穂
伊藤優樹
伊藤 優樹 イトウ ユウキ 22歳
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
沈黙が流れた
否定の意だ
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
累城紘希
その場の全員が驚きの様子を見せる
或那舞婪
或那舞婪
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
団長はにっこりと笑って語りかける
雨葉由乃
雨葉由乃
雨葉由乃
雨葉由乃
由乃は涙を流しながら叫ぶ
そりゃそうだろう
今からデスゲームをすると言われているのに、恐怖を感じない人はいない
鏡狂悠斗
鏡狂悠斗
風望亜朱花
風望亜朱花
伊藤優樹
各々、思ったことを口に出していく
恐怖や疑心などが部屋の中を渦巻く
最初団長はその言葉を黙って聞いていたが、全員が口々に発言し、収集がつかなくなると、団長は『はあっ』とため息をついて箱を取り出した
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
団長は箱から取り出したものを掲げる
光がキラッと反射した
その場の全員が掲げられた物に釘付けになり…息を飲む
なぜなら、掲げられたのは1本のナイフだから
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
団長はそう言うと、近くにいた由乃を素早く捉える
雨葉由乃
雨葉由乃
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
団長は呟くとナイフを勢いよく由乃心臓部分に突き刺す
雨葉由乃
狂月悠羅
全員、顔が青ざめる
由乃の服はじわじわと赤くなっていく
雨葉由乃
雨葉由乃
由乃は口から赤い液体を吐いた
風谷弥莉奈
何人かは悲鳴を上げた
吹雨希悠穂
団長は掴んでいた由乃の体を離す
ドサッ
由乃は床でうずくまり、呼吸を荒くしている
吹雨希悠穂
吹雨希悠穂
団長は、不気味な笑顔を向けた──
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コメント
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お知らせするの忘れてた この作品は“るいの67”のアカウントに投稿されている『人狼ゲーム』と、その続編で本アカウントに投稿されている『脱出ゲーム』のリメイク作品となります。