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テラーノベル(Teller Novel)

白 布 賢 二 郎

( だる … )

委員会の仕事が有り 、 教室に残って居た

__ ?

何人かの生徒も居て 愉しそうに雑談している

__ あ ー 、まじ嫌いだわ

其の空気が壊れる様な 、耳に障る声

白 布 賢 二 郎

、?

え ー 、誰が?

” 篁さん ”

其の一言に 、俺は反応せずには 居られなかった

白 布 賢 二 郎

( … は?)

あ ー … 分かる

自分が一番可愛いとか思ってんでしょ

だから白布君にもあんなベタベタ
出来るんだよ

嫉妬が生む悪口

白 布 賢 二 郎

( それ全部お前らだろ )

彼奴は寧ろサバサバしていると思う 無駄に飾らなくても伝わる魅力

知ってるから 、 この2年 只一人を想っているのだから

… あ 、ねぇ

俺が居る事に気付いたのか 、 声を掛け近付いてくる

白布君もそう思わない?笑

白 布 賢 二 郎

… 何が?

心底腹が立つ 甘い猫撫で声

篁さんの事 、
正直怠いでしょ

ああやって猫被ってるから
嫌われるんだよね ー 、可哀想( 笑

何処迄も 、執拗い奴ら

白 布 賢 二 郎

… そーだな 、

白 布 賢 二 郎

” 嫌い ” だわ

)バサバサッ

何かを落とした音が 廊下の方から聞こえた

白 布 賢 二 郎

… ?

だよね ー 、ww

ほんとに唯の勘違い女じゃん

白 布 賢 二 郎

馬鹿 、違ぇよ

自分でも驚く程低い声に 最大限の怒りを込めて言った

白 布 賢 二 郎

俺嫌いだわ 、
「 お前ら 」みたいな奴

… え 、?

ちょ 、どうしたの … ?笑

困った様に愛想笑いをした

白 布 賢 二 郎

今までお前らが言ってた悪口 、
全部そのまま返すわ

っ 、?!

白 布 賢 二 郎

彼奴の … 花音の何が分かんの?

其れは自分も 、か

… 、

白 布 賢 二 郎

影で言ってる方が心底性格悪ぃ

そう言い放つと 何も言えない様子で 只 、悔しそうに口を噤んでいた

… ご 、ごめ

其の後 、小さくそう言ったが 遮った

白 布 賢 二 郎

謝んのは俺じゃないだろ

… 、

再び黙った彼奴らを他所に 勢い良くドアを開ける

誰かが走り去って行くのが見えた

白 布 賢 二 郎

( 花音 … ?!)

白 布 賢 二 郎

っ 、おい … !!

振り向く事は無かった

床に何十枚もの紙が 雑然と散らばっているだけだった

白 布 賢 二 郎

… くそ 、

何か 、誤解を生んでいる気がする

開け放たれた窓から入る冷たい風が 俺の前をすり抜けた

悪 戯 王 の 、恋 泥 棒 。

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