相良(執事)
皆様集まりましたよ。
中河(執事長)
よし。
蒼空(バーテンダー)
何事ですか?
柳沢(副執事長)
皆集めるなんて
中河(執事長)
よく聞け。
中河(執事長)
主様から死ぬ前の伝言だ。
中河(執事長)
私がなくなった後は葉山家当主、葉山幸久の執事となり、葉山家に仕えよ。
相良(執事)
…予想はしてました。
蒼空(バーテンダー)
私も。
柳沢(副執事長)
わりぃけど俺は断るからな。
夜城(門番兼執事)
私もです。
川柳(元執事長)
二人!
夜城(門番兼執事)
私達は誰の執事です?
柳沢(副執事長)
主様は、早野家は一つ。早野家以外に仕える気はねぇ。
相良(執事)
ちょっと!どこ行くんです?!
中河(執事長)
相良、夜城の所いけ。
中河(執事長)
川柳は柳沢の所
相良(執事)
はい!
川柳(元執事長)
へいへい
パリンッ!ガシャッン!
夜城(門番兼執事)
はぁはぁ、
相良(執事)
夜城さん!
夜城(門番兼執事)
…
相良(執事)
あーあ、部屋散らかして、物投げましたね?
夜城(門番兼執事)
うるさい!!
相良(執事)
わかってたことでしょう?いつか菊花が咲くことは、
夜城(門番兼執事)
うるさい!
相良(執事)
そうなれば、早野家と合併になるのは知ってるでしょうが!
夜城(門番兼執事)
でも、
相良(執事)
ギュッ
相良(執事)
わかってます。不安ですよね、辛いですよね。
夜城(門番兼執事)
、、、
相良(執事)
でも、主様の最後の願いです。叶えませんか?
夜城(門番兼執事)
、かった
相良(執事)
?
夜城(門番兼執事)
わかった。ただしお前は俺と契約しろ
相良(執事)
いいですよ。
夜城(門番兼執事)
葉山家が枯れたとき、俺と一緒に枯れるぞ。
相良(執事)
はい。
柳沢(副執事長)
はぁ…
柳沢(副執事長)
🚬
川柳(元執事長)
本気か?タバコとか
柳沢(副執事長)
うるせぇ
川柳(元執事長)
あのなぁ、主様の最後の願いだぞ?叶えなくてどうする?
柳沢(副執事長)
願いはわかってる。けどよ、けどよぉ、
川柳(元執事長)
お前も泣くんだな。
柳沢(副執事長)
うるぜぇ、
川柳(元執事長)
強気になるよな。
柳沢(副執事長)
悪い、っすね、
川柳(元執事長)
大丈夫だから。叶えるぞ。
柳沢(副執事長)
はい。
中河(執事長)
全員戻ってきたな。それじゃあ最後のことを言う。
中河(執事長)
菊花が末期になって、吐血をされた。となると今から数えても後5分だ。
中河(執事長)
5分間は部屋に入るな。菊花の呪縛は早野家ではなくても伝染する。
相良(執事)
そもそも!早野家がこの呪いがついたのは何故ですか!
中河(執事長)
早野家初代当主、早野黄泉国ノ万田。
中河(執事長)
この人は昔陰陽師でな、とある悪魔に言われた。
悪魔。
お前の体の霊力を食って、貴様を普通に戻す。
中河(執事長)
んなっ、
相良(執事)
誰だ!
悪魔。
悪魔ですよ。
柳沢(副執事長)
ご当主は呪いとも言えた陰陽師の力を封じたのか。
悪魔。
えぇ。その際、契約で向こうが提示したのです。我々の寿命を三十路までとし、封印、契約とする。と
悪魔。
あ、それから5分経ったから契約は終わってるよ
相良(執事)
館ごと火を放つのですよね。
悪魔。
そうだ。
中河(執事長)
これで早野家の契約はすべて終わりだ。
相良(執事)
外出ますよ
相良(執事)
すべて、終わりました。を
柳沢(副執事長)
葉山家行くぞ。
その後
早野薫(主)
悪魔さんよ
悪魔。
何だ〜?
早野薫(主)
霊界暇だな。
悪魔。
俺と遊びますよ。
早野薫(主)
いいでしょう。
早野家の契約は終わり、霊界で楽しく暮らしているのでした。