素っ気ない彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した話

※朝です はい(

ｶｼｬｯ

そんな事を思いながら電車を待っていると＿＿

<<京治~！今日ね~~

その名前に反応して後ろを反射的に振り返ると

そこには知らない女の人と腕を組んで楽しそうにしている "彼氏"が…

そう出来るだけ冷たい声で言いながら 電車に乗りに行った＿＿

ﾋﾟﾛﾝｯ

昨日の私だったら絶対押せないブロックボタンを すんなりと押したが

ここでブロった事を後悔するって事は 知る由もなかった＿＿

いつも通りの学校を送り＿

人が溜まっている所を通過し終わった瞬間, 大好きだった"元彼"の声が聞こえた＿

ｶﾞｼｯ

冷たく見下すように発したその言葉が余程嫌だったのだろう 腕を掴んでいた手を緩め

その場でうずくまり ぶつぶつ言葉を発しながら泣き出した＿

情緒不安定な言葉を一生発し続け メンヘラになってきている赤葦に気付いたのか周りの女子達は去っていく＿

そして数分後にはヤンデレ化してきた＿＿

出来るだけ付き合ってた頃みたいに優しい声色で 彼の名前を昨日ぶりに呼ぶ

そう顔を真っ赤にして泣きながら 幼い子供のように駄々をこねる彼＿

友達に目線で合図を送りながら 泣きじゃくっていた"元彼"と門を出た＿＿