催眠術は嘘まみれ

ある日の放課後

俺は親友である悠佑のお願い事を聞いていた

親友の名前は悠くんって言うんやけど

最近よぉ彼女欲しい欲しいって言ってるから

協力してるけど…

なんかモヤモヤすんねんなぁ

なんやろ？まぁええか

なんか緊張するなぁ

台詞間違えへんようにせな

…すごい効果やなぁ

悠くん言葉の後ろに♡が見えとるやん

…ん？あれ？…でも、悠くんかかっとるよな？

あれ？…もしかして、悠くん

やばいこの感情はなんだろ

早くこの事を伝えなきゃいけないのに

口が動かない

これが一生続いて欲しいと思ってしまう

俺ってダメな親友やな…

まぁええか、悠くんの家に着いてから言えばええや

いつか終わるんやから、それまで幸せでいさせて

飛ばして悠くんのいえ！

俺にだけ♡マーク付けるなんて可愛ええなぁ

…可愛い？悠くんが？

やばい、俺おかしなったかもせん

俺、悠くんと付き合いたい

でも、ほんまのこと言わなな

悠くん怒っとるよな、申し訳ないことしてもたな

…もしかして、俺が思ってた事なのかもせんな

催眠術の方法間違ってるのにかかるわけないもんな←本当はかかるかもしれません

悠くん