TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

あの飲み会から数日後とある喫茶店

りぃちょ

んで、聞いて欲しいことって?

ニキ

うん…
ボビーの家で泊まった日さ俺キャメさんに告ったんだよねw

りぃちょ

え、マジで!?
それで、どうなったの?

ニキ

返事は保留中
だから、振られるより先に惚れさせようと思って

りぃちょ

なるほど…
それで、どうすれば好きになってもらえるかっていう相談で合ってる?

ニキ

そそ!

りぃちょ

そんなの、俺の方が知りたいよ…

ニキ

え?

りぃちょ

相談したいことあるって言ったでしょ
俺もその日せんせーに告白したの

ニキ

マジ…?

りぃちょ

これガチね
んで、しばらく考える時間が欲しいって言われた

ニキ

嘘だろ…
こんなん相談になんねぇじゃん…

りぃちょ

俺の場合、せんせーが他に好きな人いるから余計振られる確率高いんだよ…

ニキ

はぁ!?
お前、ボビーに好きな人がいるって分かってて告ったの!?

りぃちょ

もちろん
せんせーって分かりやすいから、見ててすぐ分かった

ニキ

普通に告るより難易度高くね?

りぃちょ

もう内心ドッキドキww

ニキ

だよなw
でもどうすっかなぁ…
他に相談できそうな人いないしなぁ…

りぃちょ

自分たちで考えるしかないかぁ

ニキ

だなぁ
りぃちょはなんでボビーが好きになったの?

りぃちょ

え、ん〜…
初めの頃はどんな事でもツッコんでくれる面白い人って感じだったの

りぃちょ

でも、一緒に配信とか会って動画撮ってくうちにいつの間にか目で追ったりしてて…

りぃちょ

せんせーが俺の一言で笑ってくれるのがすっごく嬉しくてさw

りぃちょ

ふと、あー好きだなぁって
そんな感じ?w

りぃちょ

ニキニキは?

ニキ

俺も似たようなもんかなぁ

ニキ

(まぁ、まさか今会えるとは思ってなかったから余計になんだけどw)

りぃちょ

でもキャメさんって誰にでも平等に優しいじゃん?

ニキ

そうなんだけど、そこも含めて好きなんだよねw

りぃちょ

分からなくもないw

ニキ

俺ら相手のこと好きすぎるよなw

りぃちょ

じゃなきゃ告らないってw

ニキ

そうなんだけどさ
だからこそ、相手にも意識して欲しかったのかもね

りぃちょ

俺は特にそうだね…
好きな人がいる相手に俺自身を見て欲しかったのかも

ニキ

とりあえず、ガンガン攻めるか

りぃちょ

それしかないかなぁ
俺考えるの苦手だしw

ニキ

お前には無理だなw

相談と言うよりもお互い相手のことをどれほど 好きなのか、どういうとこが好きなのかで話が 盛り上がりその場は解散となる

そしてこちらでも相談事がされていた

キャメロン

あ、せんせー!
こっちこっちー

しろせんせー

おー、すまん
待たせたか?

キャメロン

ううん、俺も今来たとこ

しろせんせー

そか
んで、相談って?

キャメロン

あー、うん
その事なんだけど…

しろせんせー

なんや言い難いことか?

キャメロン

その…
ニキくんに告られた

しろせんせー

…え?

キャメロン

あの日、ニキくんから告白されたの

しろせんせー

お、おぉ…

しろせんせー

(マジか…)

キャメロン

で、今返事待ってもらってるんだけど…

キャメロン

今までそういう目で見てなかったからどうすればいいのか分からなくて…

しろせんせー

まぁ、今まで意識しとらんかったヤツから告られればそうなるわな

しろせんせー

で?

キャメロン

でって?

しろせんせー

告られて嫌やったん?

キャメロン

いや、それは…

しろせんせー

少なくとも嫌ではなかったんやな?

キャメロン

うん…

しろせんせー

ならきちんと向き合ってやらな

しろせんせー

(って俺にも言えることやけど)

キャメロン

そうだよね…うん
ちゃんと向き合ってみる

しろせんせー

その方がえぇ

キャメロン

ありがと
それでせんせーの相談って?

しろせんせー

いや、俺のも今の会話でほぼ解決したから気にすんな

キャメロン

そうなの?

しろせんせー

そそ

キャメロン

じゃ軽くなんか食べて帰ろっか

しろせんせー

そうするか
何食うかなぁ

軽食を食べ解散する

家までの帰り道でふと考える

しろせんせー

(キャメの話聞いてもそんなにショックとか受けんかったな…)

しろせんせー

なんでやろ…

ニキが好き…だったはずなのに… 今日の話しを聞いても胸が痛まなかった むしろ上手くいったらいいのにとさえ思ったのだ

その自分の心境に戸惑いと疑念を持ちながら 暗くなる前にと家路を急ぐ

帰宅後諸々の用事を済ませベッドに潜る

キャメロン

ニキくんなぁ…

そうポツリとつぶやき彼のことを思い出す

キャメロン

(ちょっかいかけれられるけどさほど嫌な感じはしない…むしろそのテンポが心地いいまである)

キャメロン

もしかして俺、ニキくんのこと好きなのかな…?

キャメロン

(ニキくんって綺麗な顔してるよな…瞳もキラキラして…)

そんな思考をめぐらせあのキスの事を思い出す 恥ずかしさから頬を染め1人のたうち回る

そのまま夢の世界へ…

キャメロン

あれ…ここは…?

戸惑いながらここが夢の中だと自覚する

海の方を見ると見慣れた2つの影 1人はしろせんせー、もう1人は…

その影たちが何か言っている かすかに聞こえたのは 「来世でまた会おう」 という一言だけ

そう言い合い2人はどんどん沖の方へ歩いていく

キャメロン

待って…
2人ともなにして…

制止する声は届かない と思えばバシャッと音を立て水しぶきを上げて 海の底へと吸い込まれていく

キャメロン

やめて…戻ってきて…
お願い…死なないでっ…!

引き上げようと必死に前に進もうとする しかし前に進むことが出来ずその手は届かない ただ2人が静かに沈んでいくのを 見つめることしか出来なかった

この作品はいかがでしたか?

302

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚