テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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あの世からの声・・・

第1話 - 初めての怖い話

2022年12月13日

#タグなし

#ホラー

#怖い話

くーちゃん

初めての怖い話

くーちゃん

スタート

話し手

このお話は

話し手

首都凍狂から少し離れたところにある田舎町

話し手

いちごゆざあ(？)で起こった出来事よ…。

話し手

いちごゆざあはのどかな町、

話し手

でも観光地ってわけでもなくて、

話し手

住んでる人も少ないし、

話し手

あるのは田んぼと人の家ぐらいで、

話し手

娯楽もなんにもないところなの。

話し手

町の交通手段は、

話し手

車か1時間に1本あるかないかの電車、

話し手

それと駅と少し離れた町役場まで走る、

話し手

これも1時間に1本も無い、定期バスだけ

話し手

無人の駅前には、会社

話し手

大きな県道が走っているけど、

話し手

通る車もあんまりない。

話し手

お店とかも何もなくて、

話し手

森と田んぼが広がってるだけ。

話し手

あるのはバス停になっている小さな小屋と

話し手

いつから分からない電話ボックスだけ。

話し手

実はこの電話ボックスは、

話し手

地元の中学生たちの間で、

話し手

いろんな噂がたってるの。

話し手

夜の0時になると

ジリリリリリリリン

話し手

突然電話のベルが鳴り出す。

話し手

雨の日になると、

話し手

中に髪が長い女の人が現れる。

話し手

ここから病院に電話をかけると、

話し手

受話器から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてくる。

話し手

そんな噂が数々あったみたい。

話し手

でもそれはただの噂で、

話し手

実際にそんな体験をした人なんていなかった。

話し手

それでね

話し手

このお話の主人公は、中学校1年生の、

話し手

帆久曽　恵美ちゃん
(ほくそ　えみ)

話し手

恵美ちゃんは週に2回、

話し手

お家からバスに乗って、

話し手

この駅で電車に乗り換えて、

話し手

遠くにある学習塾に通っているの。

話し手

この町で塾に通う子供は、

話し手

恵美ちゃんだけしかいなかったから

話し手

行き帰りはひとりっきりで、

話し手

ちょっと寂しいときもあったりしたわ。

話し手

そんなある人のこと、

話し手

突然の大雨で、

話し手

帰りの電車の時間が遅くなってしまったの

話し手

乗ってる電車が途中で停まることもあったけど、

話し手

恵美ちゃんはお母さんが持たせてくれたスマホで、

話し手

動画を見て暇つぶししたわ。

話し手

電車は遅れに遅れて、

話し手

駅についたのはいつもより1時間も後、

話し手

バスの最終便の時間も、

話し手

とっくに過ぎちゃってた。

話し手

歩いて帰るにはお家まで遠すぎるし、

話し手

傘も持ってない。

話し手

だからお母さんに電話をして、

話し手

車で迎えに来てもらおうと思ったの。

話し手

でも困っちゃったことに、

話し手

スマホの充電は切れちゃってた。

話し手

だから恵美ちゃんは、

話し手

近くにある電話ボックスを使うことにしたの。

話し手

生まれてから一度も公衆電話を使ったことがないから、

話し手

ちゃんと電話が繋がるか不安だったわ。

話し手

でも使い方はちゃんと書いてあったし、

話し手

お家の電話番号もメモしたから、

話し手

あんまり迷うこと無く電話をかけることが出来たの。

プルルル、プルルル

話し手

お母さんがなかなか電話に出てくれないから、

恵美

寝ちゃったのかな

話し手

って、恵美ちゃんは心配になっちゃった。

ガチャ(電話に出る音)

恵美

あ、もしもし、お母さん？

お母さん？？

～～～～～～～～～

恵美

もしもし？お母さん聞こえてる？

話し手

受話器からは小さく、

話し手

何かを言っている声が聞こえてくる。

話し手

恵美ちゃんは電波が悪いんだと勘違いして

話し手

話を続けたわ。

恵美

もしもし？お母さん？

恵美

あのね、雨で電車が遅れて、

恵美

最後のバスに間に合わなかったの、

恵美

だから車で迎えに来てくr

かわって…。

お母さん？？

かわって…。

お母さん？？

かわって…。

お母さん？？

かわって…。

話し手

受話器から聞こえてきた声は、

話し手

絶対にお母さんじゃない。

話し手

恵美ちゃんは番号を間違えたと思って、

恵美

ごめんなさい、間違えました。

ガチャン

話し手

って謝ってから電話を切って、

話し手

もう一度電話をかけなおしたの。

プルルル、プルルル

かわって…。

話し手

また同じ声が聞こえてきたけど、

話し手

電話はまだ呼び出し中。

かわって…。

話し手

よく聞くとその声は受話器からじゃなくて

話し手

恵美ちゃんの

背後

話し手

から聞こえる。

バンッ！(扉を叩く)

話し手

恵美ちゃんが音に驚いて振り向くと…、

？？？

かわって…。

バンッ！

？？？

かわって…。

バンッ！

？？？

かわって…。

バンッ！

？？？

かわって…。

話し手

怖くなった恵美ちゃんは

話し手

電話ボックスを飛び出て、

話し手

雨の中走り出した！

ﾀｯﾀｯﾀｯ(走る)

話し手

でもふと思い返して振り向くと

話し手

いたはずの血まみれの人はいなくなってた

話し手

このまま暗い道を歩いて帰るのも怖い、

話し手

電話をかけ直すために電話ボックスに戻るのも怖い。

話し手

恵美ちゃんは雨の中考え込んでしまったの

プルルル、プルルル(着信音)

話し手

突然鳴り出したスマホを取り出すと、

話し手

お母さんからの電話でした。

話し手

充電が回復したのが不思議だったけど、

話し手

とにかく電話に出たの。

話し手

聞こえてきたお母さんの声に恵美ちゃんは安心して、

話し手

車で迎えに来てもらうよう頼んだわ。

話し手

お母さんはさっきの公衆電話からの通話に出ていて、

話し手

恵美ちゃんの声もちゃんと聞こえていた。

話し手

でも途中で通話が切れちゃったから、

話し手

心配してスマホに電話をしてきたんだって

飛ばして1年後

話し手

それから丁度1年後、

話し手

その日も大雨で、電車がすごく遅れて、

話し手

また最後のバスを逃しちゃった。

話し手

だけど今度はスマホの充電も残ってる。

話し手

でもお母さんに電話をかけようとすると

話し手

電波が悪くて通じなかったの。

話し手

電話ボックスは使いたくないから、

話し手

恵美ちゃんは電波の届きそうなところまで歩いて探したわ。

話し手

真っ暗の中、スマホの画面を見ながら歩いていると、

シューーーズン！ズッサ！

話し手

恵美ちゃんは車に轢かれちゃった…。

話し手

車はそのまま走って行っちゃった。

話し手

恵美ちゃんは大怪我を負ってしまって、

話し手

歩くのがやっと、

話し手

助けを呼びたいけど、

話し手

スマホも轢かれて壊れちゃった。

話し手

最後の手段はあの電話ボックスだけ、

話し手

怖いけど、このままじゃ死んじゃうかもしれない。

話し手

恵美ちゃんは力を振り絞って、

話し手

電話ボックスまでフラフラと歩いていった…。

話し手

でも電話ボックスの中には、

さっきまでいなかったはずの人が…。

話し手

順番を代わってもらおうと、

話し手

恵美ちゃんは力の限り叫んだ。

恵美

かわって！！

恵美

かわってよ！！

恵美

かわって！！

恵美

はやくかわってよ！！

バンッ！

話し手

恵美ちゃんがドアを叩くと、

話し手

流石に中の人も驚いたみたいで、

話し手

電話を切ってこちらに振り向いたわ。

話し手

だけどふり向いたその人は…、

恵美ちゃん自身だったの…。

くーちゃん

おしまい！

くーちゃん

その後は主人公が助かったのか

くーちゃん

着信を見たお母さんが心配して来てくれるのか

くーちゃん

車の運転手が戻ってくるかもしれないか

くーちゃん

まあそれはご想像にお任せってやつね

くーちゃん

だって

くーちゃん

最初に現れた血だらけの人が

恵美ちゃんじゃないかもしれないし…！！

くーちゃん

とりあえず終わり

くーちゃん

好評だったらまた書きます

くーちゃん

ばーい

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くーちゃん

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