竜胆
ただいま兄ちゃん。
蘭
おー、…ん?
竜胆
何
蘭
そいつ誰?
竜胆
なんか奥に閉じ込められてた。
蘭
それで連れてきたと、
竜胆
うん
蘭
その子大丈夫?
竜胆
目が堕ちてた
蘭
へー
竜胆
後、上半身、クラゲみたいなやつが入れてある
蘭
なんそれ。
竜胆
わかんねぇ
竜胆
九井に調べてもらう。
蘭
わかった
蘭
ただいまぁー
竜胆
ただいま。
三 途 .
おい灰谷!!!!!って、
三 途 .
誰だ?
竜胆
うっせぇヤク中
三 途 .
あ"?殺すぞ
竜胆
上等だよ
三 途 .
んな事よりそいつ誰だつってんだよ
蘭
ちょっとどいてくんね?
三 途 .
あ?何様だァ?
蘭
蘭様だよー
鶴 蝶 .
灰谷。誰だ?
竜胆
《一ノ瀬 海夜》とか言ってたな。
鶴 蝶 .
一ノ瀬…
竜胆
心当たりあるか?
鶴 蝶 .
聞いたことなら。
鶴 蝶 .
だが九井に聞いた方が早いだろう
竜胆
ン。
竜胆
おい九井いるか?
一 .
おお。居るぞ。
一 .
その女誰だ?
竜胆
拾ってきた。
竜胆
こいつのこと調べてくれ
一 .
名前は
竜胆
《一ノ瀬 海夜》だ。
一 .
おい待てその名前は調べなくてもわかる。
竜胆
まじ?
一 .
まじだ。
一 .
一ノ瀬家。
一 .
有名財閥 一ノ瀬家には代々伝わる
"呪い"がある。
"呪い"がある。
竜胆
呪い?
一 .
そうだ。
一 .
上半身、左側から腰までに伝って
一 .
クラゲ の模様が3歳から5歳までに身体に浮き出てくる
一 .
その呪いを解くには誰かに愛され誰かを愛さなきゃ行けないつっー話だ。
竜胆
へーなんかロマンチックだな。
一 .
そうだな。
一 .
その子は今日のとこにいたのか?
竜胆
あぁ
竜胆
閉じ込められてるとか何とか
竜胆
震えてまともに話せなさそうだから名前だけ聞いといた。
一 .
そうか、その子どうすんだ。
竜胆
わかんねぇ。
竜胆
体が勝手に動いてた
一 .
は?
竜胆
俺もわかんねぇんだよ、
竜胆
こいつ自分のこと呪いだから近づくなって
竜胆
でもこいつ綺麗じゃねぇか?
一 .
…俺には分かんねぇけど、
一 .
とりあえず首領にそいつ見せてこい
竜胆
わかった
首領の部屋のドアを3度ノックし
竜胆
首領いらっしゃいますか。
万 次 郎 .
いるぞ。入れ
ボソボソと聞こえる返事
竜胆
失礼します。
どうやら寝ていたようだ
竜胆
起こしてしまいすみません
万 次 郎 .
…大丈夫だ。
竜胆
首領にお見せしたいものがありまして
万 次 郎 .
……………
竜胆
この子です
竜胆
一ノ瀬 海夜と言います
万 次 郎 .
そいつどうしたんだ。
竜胆
今日の任務先から拾ってきました。
竜胆
有名財閥の娘らしいのです。
万 次 郎 .
そうか
首領に九井に教えてもらったことを話した
万 次 郎 .
呪いか、
万 次 郎 .
面白いな。
竜胆
少しの間梵天に居座らせても良いでしょうか。
万 次 郎 .
まぁいいぞ。
竜胆
ありがとうございます。
竜胆
それでは失れ___
万 次 郎 .
ちょっと待て
万 次 郎 .
そいつ置いてけ
竜胆
…かしこまりました
首領は何を企んでいるんだ、