俺は、辛くても、ずっと、笑顔で。
「私がいなくなっても、遥馬は泣かないでね」
「…っおう、約束、だっ…!」
何があっても笑顔で、泣いちゃ駄目。
皆が病んで辛い思いしてる時も、笑顔で慰める。
偽りの仮面をつけて
今日も俺は、笑顔。
__________
俺は、遥が死ぬ事を知っていた。
…“それ”は遥が死んだ日の前日に言われた言葉だ。
???ハルカ???
……ねー、ハルマ?
???ハルマ???
ん~?
???ハルカ???
わたしねー、死んじゃうかも
???ハルマ???
っぇ…!?
遥に、「死ぬかも」と言われて。
ビックリして、怖くなって。
聞き返した。
???ハルマ???
な…んで?
そしたら、遥が
???ハルカ???
お迎えがみえたの。
ってさ。
意味わかんねぇ、あり得ねぇ
ハルマ
(信じねぇよ、そんなの)
信じたくなかったし、信じてもなかった。
でも、次の日。
ハルマの母親
遥馬!遥ちゃんが. . . !
???ハルマ???
…ぇ
なんだよお迎えって。
あり得ねぇだろ、普通。
…………なきたいよ、
ハルマの母親
お葬式、始まるって。
ハルマの母親
……遥馬、大丈夫?
???ハルマ???
だい、じょぶ(ニコ
でも、俺は笑顔でいなきゃいけない
笑ってお別れするんだ
、、、まだ死んだことは受け入れられてないけど、さ
ヘラヘラ笑ってりゃ、皆もそのうち笑顔になるだろ
…んなわけねぇ。
皆辛くて、苦しいから泣いてるんだ。
???ハルマ???
(…じゃあ、約束とはいえ泣けない俺は…ツラくないの、?)
そう思ってから、少し、自分の感情が分からなくなった。
でも、本当は__