桃
はぁ......
黄
君は死にます
桃
俺死ぬんだ.....
桃
ははッ...w
桃
別に死んでも構わねぇけどな...
青
んぅ......ッッ
寝返りをうつ青を見ながらソファに座る
もう何年も使っているせいか体重を乗せただけでギシッと音がする
ピラッ
黄が言っていたことを疑いつつ青宛ての紙を見てみる
桃
まじで見えないじゃん....
それは何も書いていない白紙だった
桃
そういや急いで学校行ったから何者か聞けなかったな
サラッ...サワサワッ
そう呟きながら青の方向を向く
青
ん、ッッ.....ピクッ
綺麗な水色の髪を触ると少し体をビクつかせた
桃
可愛い顔してんな....w
遊び半分で耳を触ってみる
青
んやッッ、.....あッッ....ビクッ
桃
ッッ!!!
桃
なに喘いでんだよ...ww
青
んあ......
青
あれ、僕寝てたぁ....?
桃
あ、おはよ
青
おはよ.....、
青
ごめん寝ちゃって....
桃
全然いいけど...
寝ぼけながら目を擦る姿を見ながら反射的に俺は頭を撫でていた
青
は、ッッ!?なにやってんのッッ....////
桃
........
青
ねぇ聞いてんのかよッッ!!!///
青
やめろッッ.....//
俺は撫でている最中感情は上の空だった
俺は昔から撫でられたことがあまりなかった
それどころか雑に扱われるだけ
撫でられたことがあるのは幼かった時
若くして他界した父に撫でられた
それだけだった
桃
なぁ青
青
なんだよッッ.....///
青
とりあいずその手どけろッッ....///
桃
お前って誰かに撫でられたことある...?
青
はぁ....?
青
そりゃあるし
青
ていうかお前が今撫でてんだろ....ッッ///
桃
そっか
桃
俺はさ
桃
あんま無いんだ
桃
殴られるだけでさ
桃
誰かに愛されたこともないし
桃
愛したことも無い
何も考えていない状態で青に話し続ける
青
さ.....とみ....ッッ?
桃
なぁ青
桃
お前こんな俺と一緒にいていいのかよ
青
何言ってんの....w
青
こんな傷治ったら出ていくつもりだったけど...
桃
.......
すると俺は何も言わずに青を抱きしめた
青
う゛わッッ....!?!?!?
青
ちょッッ
青
な゛にや"ってんだよッッ////
あぁ....
暖かい
桃
青
桃
俺
自分でも何を考えてるかわからなかった
青
ん゛ぅうう"ッッ
青
い゛だい.....ッッ
桃
あ、ごめん
桃
頭冷やしてくる
青
あぁ.....
青
んぅ.....
俺は手に持つ紙をぐしゃぐしゃにしながらも
部屋に静かに入った