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胡蝶しのぶ

...................

胡蝶しのぶ

(真っ暗で前が見えづらい.......)

胡蝶しのぶ

(これだから森や山はキライなのよ)

胡蝶しのぶ

..............はぁ.......

胡蝶しのぶ

早く終わらせなきゃ

しのぶは闇の中へ歩みを進める

胡蝶しのぶ

..............

胡蝶しのぶ

.....................?

胡蝶しのぶ

(後ろに気配を感じる.......鬼、かしら?)

しのぶが足を止めると後ろにいるものも足を止める

胡蝶しのぶ

(???.........冨岡さんかしら)

胡蝶しのぶ

(でも、きっと違う。気配が冨岡さんじゃない)

胡蝶しのぶ

..................誰

しのぶは意を決して後ろを振り返る

胡蝶しのぶ

.....!?いない?

誰もいなかったのだ。しのぶは思い違いだと思った。思いたかった

胡蝶しのぶ

(気配はするのに.........どこにいるのよ
..........!)

胡蝶しのぶ

.........................ぅぐッ....!

胡蝶しのぶ

(まさか、背後を取られていたとは......!)

胡蝶しのぶ

んん"ぅ"!!

しのぶは必死に肘で抵抗するが無駄な抵抗となる

胡蝶しのぶ

(__、なに?なんだか、眠く........)

10秒とかからぬ間にしのぶは深い眠りについた

胡蝶しのぶ

_________、ここは.........?

しのぶが目を覚ますと知らない部屋にいた

胡蝶しのぶ

???

胡蝶しのぶ

(確か私は、誰かに背後を取られて....)

胡蝶しのぶ

(そ、それで..........)

辺りを見渡すと見覚えのある姿が視界に入る

胡蝶しのぶ

と、冨岡さんっ.....!?

胡蝶しのぶ

な、な、なぜ貴方もここにっ!

まだ頭が覚醒し切れてない脳で考える

胡蝶しのぶ

(わ、私が捕まったあと冨岡さんも?)

胡蝶しのぶ

(でも、下弦にも満たない鬼だったはず.......きっと)

胡蝶しのぶ

(もしくは、私が捕まる前に既に冨岡さんが捕まっていた.......とか)

冨岡義勇

.............っ

胡蝶しのぶ

!冨岡さん!

冨岡義勇

........?胡蝶...?

冨岡義勇

??ここはどこ?

胡蝶しのぶ

それが、私にも分からないんです......

胡蝶しのぶ

早く帰りたいのに、

冨岡義勇

...................それにしても、この部屋は窓もないんだね......

胡蝶しのぶ

そのようですね

冨岡義勇

あれは?

胡蝶しのぶ

義勇は指をさす。そこには文字が書かれていた

胡蝶しのぶ

............は?

冨岡義勇

なっ、

指を合計5本切らないと出れない部屋

冨岡義勇

.............

義勇は笑顔を忘れ、無言になる

胡蝶しのぶ

.....................

胡蝶しのぶ

(私と冨岡さん合わせて40本。たったの5本だけ.........なら)

冨岡義勇

....................

義勇はなにも言わずに己の刀を鞘から出す。そして自分の左手の親指に当てた

胡蝶しのぶ

な、冨岡さん!

胡蝶しのぶ

なにをっ!?

胡蝶しのぶ

まだ出られないと確信したわけじゃ......っ

冨岡義勇

嘘を付くな。この要件を満たさないと出られない。分かっているだろ?

その声はあまりにも低くてしのぶはビクッと肩を揺らす

胡蝶しのぶ

................で、でも.......っ

冨岡義勇

まず、出入り口になる扉がない

胡蝶しのぶ

.............................

冨岡義勇

壊そうにもきっと刀が保たない

胡蝶しのぶ

..........................

冨岡義勇

ここで俺達がもたもたしていたら柱の示しがつかない

冨岡義勇

なら、早く、この条件を満たさなければ

胡蝶しのぶ

..........................

胡蝶しのぶ

..........そうですね.......

しのぶは何処からか短刀を取り出すとそれを左手首に翳す

冨岡義勇

............な、何をする気だ.....っ

胡蝶しのぶ

もたもたするなと言ったのは貴方でしょ?

冨岡義勇

だが、それだと....!

胡蝶しのぶ

これが最善策では?

冨岡義勇

.................!

胡蝶しのぶ

柱は五体満足でなければならない

胡蝶しのぶ

わかってるでしょう?

冨岡義勇

しかし、

胡蝶しのぶ

鬼の頸が切れる方と鬼の頸が切れない方

胡蝶しのぶ

貴方ならどっちを残しますか?

冨岡義勇

それは.....

胡蝶しのぶ

..........貴方は優しすぎです。そのため自己犠牲が強くて人一倍責任感がある

胡蝶しのぶ

要するに、無理すんなって事ですよ

冨岡義勇

................、何が言いたい

胡蝶しのぶ

私の力では片手で片手を切断出来ないんです

冨岡義勇

..........俺が、やれって、こと?

コクリ。しのぶが頷く

胡蝶しのぶ

(..........出血死、なんてことはきっとないから大丈夫でしょ。なら、ショック死?このぐらい、姉さんのときよりは軽い)

胡蝶しのぶ

さぁ、早く

冨岡義勇

......................い

胡蝶しのぶ

冨岡義勇

俺には、そんなこと出来ない

胡蝶しのぶ

は?

冨岡義勇

出来ない.....。いや、やりたくない........

胡蝶しのぶ

..................

冨岡義勇

すまない

義勇は優しく笑い、自分の刀を振りかざした。その時、

ドオオォォォォンッッ!!

冨岡義勇

!?!!?

胡蝶しのぶ

!!!!

どこかで爆発音が聞こえた

胡蝶しのぶ

な、なにごとですか!?

宇髄天元

大丈夫かあ!お前ら!!

冨岡義勇

!!

胡蝶しのぶ

う、宇髄さん!?

甘露寺蜜璃

大丈夫!??!

胡蝶しのぶ

か、んろじ.......さんまで.......

胡蝶しのぶ

どうして、ここに??

甘露寺蜜璃

だ、だって、私がしのぶちゃんにお菓子を持って会いに蝶屋敷に行ったのにいないんだもの!アオイちゃんに聞いたらまだ任務から帰ってきてないって!!

宇髄天元

その近くにいた俺も道連れってわけよ

胡蝶しのぶ

ですが、どうしてここが?

甘露寺蜜璃

しのぶちゃんの鴉がね、私の元に来たの。そしたら助けてほしいって言うから、急いで来ちゃった!

冨岡義勇

................、

甘露寺蜜璃

冨岡さんもいたの!?

冨岡義勇

...........あ、あ、あ、

甘露寺蜜璃

(珍しく驚いた顔をしてるわ!可愛い!)

宇髄天元

地味に放心状態じゃねぇーか

胡蝶しのぶ

まぁ..........突然のことでびっくりしたので........

胡蝶しのぶ

当然の反応だと.........思います

宇髄天元

それにしても狭ぇ部屋だなぁおい。早く出ようぜ

甘露寺蜜璃

そうね!しのぶちゃんにもお菓子早く食べさせたいわ!

胡蝶しのぶ

は、はい.......

冨岡義勇

...................!あ、ま、待ってくれ!

fin

ここからは補足です。

本編に書くのを忘れたりだとかただの蛇足とかです。

別に見なくてもいいですよー

まず、義勇さん編のあの姉妹。

なぜ、この森にいた理由。

それはきのこや、お花などを取っていたからですね。

最初は籠に入れていたのですがいつの間にか逸れてしまい、探すのに夢中で籠の存在に忘れる

みたいな感じです

義勇さんは妹になんて伝えたか。

ここは想像にお任せします。君のお姉さんは鬼だったんだ!とかごめんな助けようとしたけど無理だった。とかでも。

しのぶさん編の鬼(仮)

あれは別に決めてないです。

何かをしに行った街の人が偶然しのぶさんを見かけて二人できゃっきゃっうふふするつもりだったとか

ただしのぶさんを見つけた鬼が痛めつけたかっただけなのか。

しのぶさんが先に捕まったのか、義勇さんが先に捕まったのか。

あれはしのぶさんが先ですね。

しのぶさんを捕まえた後に義勇さんが見つかってしのぶさんを助けようとしたが負ける、そんなとこです

なぜ宇髄さんが蝶屋敷の近くにいたのか。

3人のお嫁さんがしのぶさん宛てに着物を送っていたのです、

宇髄さんの鴉は風邪で寝込んでますね(ご都合展開)

蜜璃ちゃんのお菓子はパンケーキです。それにバターや蜂蜜などをのせて食べます。

ここまで見てくれてありがとうございました。

teller飽きてきた(飽き性)ので消しちゃうと思うんですけどリクあったら早めに下さい。

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