同じバスケ部員が甘すぎる。

読者の皆さんは「ケーキバース」と 言うものをご存知だろうか。 味覚障害を持ち「ケーキ」の体液に旨味を感じる「フォーク」。 見た目は至って普通だが体液が 「フォーク」にとって最高の味の 「ケーキ」 どちらでも無い「スプーン」 不思議な第二の性が蔓延る世界。 これはそんな世界で生きる、 2人の男子中学生の話。 同じバスケ部員が甘すぎる。 ▷▶START

椛島side

俺の名前は椛島大翔(かばしまはると ○○中学校1年生だ。 俺は今、ある壁に衝突している。 それは…、

こいつ、阿部輝(あべひかる)に 恋愛感情を抱いていることだ。 ちなみに、俺のバース性は 「フォーク」。 あいつは、知らない。 「ケーキ」だったら 付き合えるのかな、 でもあいつが男好きじゃなかったら 「フォーク」だったら 「スプーン」だったら 色々な壁があるわけで、

ｶﾞｺﾝｯ

ﾊﾟｧﾝｯ!(ハイタッチ)

あ、汗ついてる。 …味あるかな…

今まで感じたことない甘味。 あ、こいつ 「ケーキ」だ。 アピールしたら付き合える…？ でもこいつゲイか…？ やばっ もっと欲しくなった、

後で貰おっかな 「汗」。